陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

シナ・中共の横暴に屈する民主党政権

2010-09-13 16:49:31 | シナ・中共関係
 シナのトロール漁船が我が国の領海を侵犯し、拿捕に際して海上保安庁の巡視船に自船を衝突させた事件であるが、中共政府の乱暴な折衝が気になる。北京の駐中日本大使を深夜にも拘らず4回も呼びつけ、早く乗組員と漁船を返せと矢のような催促だ。

 挙句の果てには、尖閣諸島海域にシナの漁業監視船を派遣したという。インドネシア海域で起きた事件と同じような形になって来た。これが、シナ・中共の本質的な姿だ。我が国は、海自艦隊を派遣しなければ、巡視船では太刀打ち出来ないだろう。


中国、尖閣諸島海域に漁業監視船派遣 「日本の国内法適用は荒唐無稽」
2010.9.9 19:26

 【北京=川越一】沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近の日本領海で、中国トロール船が海上保安庁の巡視船に接触し逃走した事件で、中国外務省の姜瑜報道官は9日の定例記者会見で、中国側がすでに同諸島海域に向けて「漁業監視船」を派遣したことを明らかにした。

 漁業監視船は中国農業省が管理している。姜報道官は派遣した目的について「関係海域の漁業生産秩序を維持し、中国の漁民の生命、財産の安全を保護すること」と説明した。ただ、監視船が同海域に向けていつ出港したかについては明言を避けた。

 姜報道官はまた、尖閣諸島は中国の領土であると改めて強調。そのうえで「その海域で操業していた中国の漁船に日本の国内法が適用されるのは荒唐無稽(こうとうむけい)だ。非合法であり効力はない」と日本側の対応を批判し、公務執行妨害で逮捕された船長と漁船を、無条件で早期に解放するよう重ねて要求した。

 今回の事件に絡み、反日民間団体は、10月1~7日の国慶節の休暇中に尖閣諸島へ上陸することを検討。尖閣諸島の領有権を主張する香港や台湾の団体も、船舶を同海域に派遣するとの情報もある。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100909/chn1009091930005-n1.htm

 どちらが荒唐無稽か良く考えろと言いたい。次の恫喝として、東シナ海ガス田共同開発交渉を無期延期すると言う。実にやりたい放題、唯我独尊の行為である。


東シナ海ガス田交渉を延期 中国、尖閣接触事件で決定
2010.9.11 08:22

 【北京=川越一】中国外務省の姜瑜報道官は11日、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で中国漁船が海上保安庁の巡視船に接触、逃走した事件に対する日本の対応に反発し、今月中旬に予定していた東シナ海ガス田共同開発に関する日中両政府の条約締結交渉の延期を決めたことを明らかにした。

 中国側が特に問題視しているのが、日本側が公務執行妨害で逮捕した漁船の船長の拘置を決めたこと。姜報道官は「度重なる抗議にもかかわらず、日本側はあえて司法手続きをとった」などとして、強い不満と抗議の意を表明した。

 さらに、尖閣諸島を中国固有の領土とする従来の主張をくり返し、日本側の措置を「荒唐無(む)稽(けい)で、国際法、常識に違反しており無効だ」と批判。「日本側が暴挙を続ければ、自ら報いを受けることになる」と警告した。

 9日には漁業監視船の尖閣諸島海域への派遣を表明。10日には楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相が丹羽宇一郎駐中国大使を外務省に呼び出し、抗議したことを、いち早くウェブサイト上で発表するなど、中国外務省の“宣伝”が目立っている。船長の拘置で国内世論の反発がさらに高まっており、今回の対抗措置も、国内に向けて対日強硬姿勢を示す必要に迫られたことが背景にありそうだ。

 東シナ海ガス田をめぐっては、2008年6月に日中両国が共同開発に合意した後も、中国国内の反対論が止まず、今年7月にようやく初会合の開催にこぎつけたばかりだった。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100911/chn1009110825001-n1.htm


 怖気付いた民主党政権は、シナの言う通りに漁船員と船を返還することにした。何ともだらしの無い外交交渉である。


中国船員14人が帰国へ 中国政府のチャーター機で石垣島離れる
2010.9.13 12:13

 沖縄・尖閣諸島付近の日本領海で海上保安庁の巡視船に中国漁船が接触し、船長が逮捕された事件で、海保などが参考人として事情を聴いていた漁船の乗組員14人が13日中にも帰国する見通しとなった。すでに中国政府のチャーター機で、石垣島を離れたという。

 14人は、石垣港に係留された漁船内にとどまり、船長、●(=擔のつくり)(せん)其(き)雄(ゆう)容疑者(41)の公務執行妨害容疑の参考人として海保などが事情を聴いていた。乗組員への聴取は12日で終了し、その旨を外務省が外交ルートを通じて中国側へ伝えていたという。

 関係者によると、14人は13日午前、入管手続きなどを経て上陸、車で石垣空港へ向かった。14人が乗ったとみられるチャーター機はすでに離陸したという。漁船「●晋(しん)漁(りょう)5179」については、チャーター機で入れ替わりで来日する代理の船長が操船し、帰国する。海保は日本領海を出るまでは、巡視船を付き添わせるとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100913/dst1009131214004-n1.htm


 その後で、民主党政権はぶつぶつと文句を言っている。領海侵犯したシナに謝罪と巡視船の損害賠償を求め、このような事案が二度と起こらないように約束させるのが外交交渉ではないのか。国防と外交交渉に関心の薄い民主党の姿が如実に現れた事件であった。


ガス田の交渉延期めぐり、仙谷長官が中国に「問題の筋違う」と批判
2010.9.13 12:35

 仙谷由人官房長官は13日午前の記者会見で、中国が東シナ海のガス田共同開発に関する条約締結交渉の延期を決めたことについて、「トップ同士の合意で協議を始めており、漁船の違法操業とは全然、問題の筋が違う話だ」と指摘し、尖閣諸島周辺での中国漁船と海上保安庁の巡視船衝突事件と絡めた中国側の対応を批判した。

 仙谷氏はまた、中国の戴秉国国務委員(副首相級)が12日未明に丹羽宇一郎駐中国大使を呼び出して抗議したことに対し、「こういう時間帯に大使を呼び出すのは日本政府からすると遺憾だ」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100913/plc1009131236003-n1.htm


(参考)

 シナのトロール漁船が尖閣諸島海域で領海侵犯、拿捕
http://blog.goo.ne.jp/charotm/e/f3877493d54b39f0c6103f69e0175700

 南シナ海の波高し:シナ・中共の横暴にASEAN諸国が抱く不安
http://blog.goo.ne.jp/charotm/e/d56f46be04ea7708ad8fd6d80d950411

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