
今後30年以内に起こる確率が80%に高まったとされる南海トラフ巨大地震。










いつかは来るであろうと思っていても、
そのために実際に古い家にわざわざ手を入れるとなると、
「もうこの年になって(来るなら来るで仕方ない)」とか、
「(そもそも耐震診断なんか頼むのは)わざわざ不安を買うようなものだ」と、
聞く耳持たなかった母92歳。
妹が調べてくれた結果、
幸い、市からの補助が上限110万円、
耐震基準に合うよう計算をしてくれる設計士さんの費用約30万円も市が負担してくれることがわかりました。
(なにせうちの県は差し迫っているのでね(⌒-⌒; )
ただし、
家の築年数などが市の基準を満たして、
期限内に申請して、その年度内の市の予算中に収まった場合、
です。
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妹が説き伏せて、母がやっと工事をする気になったのは、
昨年元旦の能登地震よりは前のことだったような。
そして、去年(2024)春頃に市に申請書類を提出、
工事は「順番待ち」なわけですが、
たぶん今年度の予算内には入って工事ができるでしょう、
と言われてからがまた長かった。
せっかく設計士さんが強度計算をして書類を作成してくれたのに、
11月ごろになり、「やっぱり今年度中は無理かも」。
(→すると、次年度また一から申請書類を出さなくてはいけない。)
その後、年末近くになって、
「やっぱり何とか行けそう」となり、
やっと実際的な計画が始まったのでした。
ところが。
設計士さんや工事をお願いする工務店が何度か下調べに来てくれたところ、
家の図面には書いてあって、本来ならあるはずの基礎の鉄筋がない!
壁に筋交いが入っていない!
あるはずの柱は、外から見えるところに薄い木を貼ってあるだけだった!
…等々、約50年前にこの家を建てた工務店の「大手抜き工事」だったことが次々判明したのです。
その度に設計士さんは、強度計算(全体の壁や柱の位置などがすべて関わるらしい)をやり直し( ̄▽ ̄;)
もっと早く分かっていれば、建てた工務店を手抜き工事(詐欺?)で訴えることもできたんでは?くらいの図面との違いだったわけですが、
まぁ、他でも似たような阿漕なことをやっていたのかどうなのか、
その時の工務店は一代か二代で、今はもうなくなっているらしい。
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実際に工事が始まったのは、今年の1/21でした。
お正月明け早々、まだ私が実家にいるうちに始まるのかな、と思っていたのがそうも行かず、
新学期に当たり私が実家を退散したのと入れ違いに帰ってくれた妹が、
この間のほとんど全てを仕切ってくれました。
(92歳、特に「せっかち」な性質の母一人では絶対対応ムリ(⌒-⌒; ))
今回の工務店は、以前伯母の介護トイレを増設した時や、その後の床の補強などをお願いした、とても良い業者さんなので、
そこは安心でした。
しかし工事は思ったよりも大がかり。
何せいろんなところを追加で補強する必要などあったので。
この間の日々の工事の進捗具合は、
妹が克明に記録して知らせてくれていましたが、
写真で見ただけでも、
えええっ、こんなとこまでっ!
というすごい状態のこともあり(・_・;
折しも寒い季節に、
壁や床がぶち抜かれたままで工事が翌日に持ち越すことなどもあったようで、
母と妹は、2人で台所に籠り、ストーブ2台焚きながら、大音量でテレビを見るしかない(←工事の音がすごいので)、
という過酷な日々だったようです。
(この間、実家に帰ることもできず、何もタッチしなかったワタシ。申し訳ない(⌒-⌒; ))
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覚え書きの何枚かの写真です。
ちなみにこれは、2階の私の部屋。
(かつて私が1年間「宅浪」で籠ったのはココf^_^;)

家の西端の壁になりますが、
ここまで剥がされるとは思っていなかった。
しかし、最終的にはこれが、こんなに↓
元に戻るから、

大工さんってすごくない?

妹の部屋は、押し入れを1階までぶち抜いて工事をしたようです↓

冬場には母が「寒帯」と呼んでいるうちの無駄に長い廊下も、
一時は天井の中まで見える状態から↓


なんかきれいになったぞ。
(片側だけですがw)

二間続きの和室は、やっぱり弱いということで、
背に腹は代えられず、
最後のあたりで真ん中に新たな柱が立った!

実質耐震には関わらなかったはずの母のお気に入りの飾り床は、
隣接する廊下側の壁(ここが強度的に一番のネックだった)との兼ね合いで、
図らずも新しくなりました(^◇^;)

この他にも、
和室の押し入れ、床の間、
縁側の端の押し入れ、
玄関側の壁など、
結構大々的に補強していただいたところあり。
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こんな感じで、
実家の耐震補強工事、2/20に無事終了。
(工期はいろいろ長引いて、結局きっかり1か月。)
結論を言えば、
震度6強の地震が起こった場合に、
元のままでは「即倒壊」予定であった実家は、
「大破」の域まで強度を増しました。


(「倒壊」しないまでも「大破」です。でも、それでもすぐに潰れるか、何とか持ち堪えるかは、この場合大きな違いです。)
その後は母のベッドの位置も、強度を増した壁側にするなど、
(本人を説き伏せて)いろいろ変更しました。
本当に今回の工事は、
手続きや労力面では妹サマサマ、
実際のお仕事としては、設計士さんと大工さんサマサマでした〜*(^o^)/*
ちなみに、費用はどうだったのか。
上述のように、うちの場合は元々の家の手抜き工事による追加部分がだいぶあったので、
市の補助の110万円を超えた分は自己負担の予定です。
最終的な請求額はまだ出ていないようですが、
耐震工事についてはとてもとても腰の重かった母も、
今は納得&満足しているようなのでめでたしめでたし*(^o^)/*









危機(鬼気)迫るreport...勉強になります
他県にいる家族が、「そこはどうしても、危機意識や心構えが違う」と申しておりました。
まぁ、自然に対して人間は無力。
「やらない後悔」より「やる後悔」といったところですねf^_^;