猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

BOX ~袴田事件 命とは~

2013-06-26 02:36:54 | 日記
「BOX ~袴田事件 命とは~」という映画を見た。
実際に起きた事件のドキュメンタリーのようなものである。
昭和41年に静岡県で起きた、みそ製造商店の専務とその家族が殺害され放火された、
強盗殺人事件である。冤罪事件として有名なので、私も知っている。
この事件では商店の寮に入居していた、従業員の袴田巌という元ボクサーが逮捕され
、死刑が確定しているが、45年以上拘置所に収監されたまま死刑が執行されていない。
(これはギネス世界最長記録だという)
この事件は私も昔から思っていたが、冤罪の可能性が非常に高いとされている。袴田巌の
犯行とは思えないような、矛盾や疑問が大変多いのだ。
当時の判事だった男性も、「無実だと確信していた」と告発している。
冤罪(と言われている)事件はたくさんあるが、私はそれらのほとんどが冤罪ではないと
思っている。けれどもこの事件は間違いなく冤罪だと思う。
私は弁護士ではないので冤罪事件について調べまくっている訳ではないが、大体の事件は
冤罪とは思えないのである。それでも「疑わしきは罰せず」の理念で逆転無罪になり釈放
された人たちがいるというのは、怖いことだと思う。無罪と無実は違う。遺族の方々の
悔しさ、辛さを考えるとたまらなくなる。
逆に袴田事件では人を4人も殺した何者かが、おそらく今もどこかで普通に生活しているの
だろうと思うと、これもまた怖い。
袴田巌は今もう70歳を過ぎており、精神を病んでいるという。彼が生きているうちに、
無実が証明される日は来るのだろうか。
現在も日本弁護士連合会が支援している再審事件である。

袴田巌役の新井浩文と、無実だと思った判事役の萩原聖人の演技がすごかった。

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