シャーロットの涙

☆映画と音楽、その他、芸術鑑賞記録と残しておきたい日々の雑記☆

お仕事日記

2005-05-24 01:40:13 | music

サロンの調律その一

プレイエル ロマンチカ
これはフランスの唯一のピアノメーカー、プレイエル社のピアノ。あのショパンが愛用したとされるピアノ。そしてルノアールがこのピアノをモデルに描いた絵画も有名だ。
二人の女の子がピアノに寄り添っているところの絵がそれである。

装飾が結構凝っている。これも職人のセンスと技の作品。音はどうかと言うと、うむ。可憐…という感じかしら。でも低音は国産GP以上なんだけれど…このピアノでショパン弾くと最高です。
欲を言えばGPで。ショパンの手の型なんかを見たことがあるけれど、とても華奢。あのような手からはやはり繊細な音が出てくるのだろうが、ピアノの音もやはり「綺麗」と言う感じだろうか。

でも結構雑音クレームが多いのもプレイエル。まあある所を直せばすぐおさまるのだが、結構面倒くさい作業だったりする。調律も結構癖があるので本当に綺麗な音にするには難しいだろう。
案の定時間がかかってしまった。疲れた…調律だけなのでまたまた不満かな。



調律その2

ザウター 185デルタ
ドイツで一番古いピアノメーカー 結構時代の流れに敏感で面白いモダンなピアノを製作したりもする。張力が強いし、コジ角も強いから、私は一番苦手とするタイプのピアノ。なかなか音の変化と弦振動、ピンの周り具合が一致しない為に、音をあわせるのが一苦労。やっと合った!と思うと次の瞬間フォルテでも出そうものならすぐ狂う。

低音弦箇所のこじ角もえらいきつい。いつ切るかいつ切るかと、ひやひやしながらピンをまわしている。実際に切った事もある。(国産他社メーカー)まあそのときは相当錆びていたから仕方がないと思って言い訳している。(-_-;)

タッチも結構指に手ごたえが残るタイプ。個人的にはもっとさらりとしている方が好きだ。
音は少し明るめの硬質な音と言う感じ。これも技術者一つで音が変わるから、なんともいえない。

調律その3
シンメル150
弦の振動を止めるダンパーフェルトが付いているダンパーヘッドの上にカバーがかけてあるタイプ。最初取り外すのを、はしょってそのまま調律していたら、ピンの位置が分からず何度も打鍵している音と間違えて隣のピンを回してしまい、ありゃりゃ、という音が出来上がった…面倒くさがっていたら、さらに時間がかかる!とカバーをそこでやっとはずした。

いかん、いかん。面倒は大敵。今までにそれで何度も時間をロスしている。面倒くさい事をやって初めて、時間は短縮されるものだ!と悟る事しばしば。

調律その4
メイ・ベルリン
とっても背の低いコンソールタイプのピアノ。初めてお目にかかった。アップライトピアノは立って調律するものだが、今日は初めて座って調律した。ドイツ人はUPでも座って調律するらしいが、(背が大きいからか?)私にゃ、そんな事はありえないだろうと思ったが、このピアノは別。立ってするより、座らないと本当に具合が悪かった。すごくピッチが下がっていたのでさらりと終わりにした。又整調してから、きっちりやって欲しいと言って帰ってきちゃった!(^_-)

調律のみで呼ばれているけれど、トータルでぜひ見ていきたいものだ。調律だけでは変わりませんよ~
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