シャーロットの涙

☆映画と音楽、その他、芸術鑑賞記録と残しておきたい日々の雑記☆

MATTHEW BOURNE  SWAN LAKE~マシュー・ボーン スワンレイク2014 その4

2014-09-21 21:52:54 | dance・ballet
9/21 12:30~千秋楽


予想外な事が重なり、今回の来日公演は忘れられない想い出になりそう…
ただひとつ、ダブルクリスペアで観られなかったのが惜しまれますけど。
四年前に観たSWANのクリス君、THE SWANに成長して大きく舞台上を羽ばたいて魅せてくれたょ。
出来たらもう少し近くで後一回くらい観たかった気もするけど。

昨夜、強烈すぎるゴメス白鳥を観てしまったせいで、クリス白鳥を見失うところだった。なんせ登場シーンから2幕はそれこそSWAN達に溶け込んでしまって全然オーラを感じないしw
SWAN15番?て感じだったもんw
でも、群舞でいいんだよ。ザ・スワンは白鳥の「群れの中の一羽」なんだもん。 要するにスイミーみたいなものだな。「ぼくが めに なろう」っていうwww

やはりね、彼は鳥らしい鳥だった。しかもフレッシュ!まだまだ成長期の鳥。
きっと昨夜のゴメス白鳥に影響は少なからず受けているはず。かなりゆったりとした間の取り方を意識してるんじゃないかな? と思って。
まだまだ技量は・・・って思ったんだけど、きっとこれからもっともっと伸びるんじゃないかな。
2幕より3幕、3幕より4幕と段々と力量発揮してくれていたし、そういう成長過程が観ていてとても感慨深いものがあったの。

鳥らしい鳥…マシューの白鳥とは、現代劇ゆえのリアルさだと感じた。
それと、自分と他者が違うものを認め合い、受け入れ、愛し慈しむ…。そんな事まで感じさせてもらったよ。
結局、究極な愛って親子関係から学ぶというか発展するのかなと私は思うのだけど。
親子でも愛し合えないジレンマを抱える現代人が多いそんな社会に生きる私達は、無償の愛の欠落と渇望をこの舞台で何かしら感じ得ると思うのね。

無条件に愛を注ぐ… こんなゴットファーザー的な位置づけもザ・スワンはありだよね。私にはクリス白鳥はそういう貫禄のある鳥ではないのだけど、4幕では確かに、大事な人を守り抜きたいというココロと愛を感じたもの。あまりにも優しすぎるんだよ。動物や鳥の本能的な、子や家族を守るがゆえの激しい威嚇や感情でさえ、ザ・スワンのクリスはやわらかく私の目には写っていたのだもの。成長過程において周囲から厚く守られていたかのような。
王子もきっと優しいんだよね、母に対しても。反抗さえも出来ないし甘えたいのに。でも王妃だって直接的ではないにせよ、心配してちょくちょく部屋に入ってくるよね、ノックもせずw

4幕でやっとふたりのオーラは、そういう周囲から守られ温かい優しさに包まれているのを理解したょ…だから引き裂かれる二人が余計に切なくなった…そういうの、わたし弱いw
最初は観ていても王子と白鳥の関係性が全然わからなかった。余りにも共通点が見出せなかったのだもの。 モヤモヤした気持ちで溢れかえっちゃって私自身がスワンクバーで酔っ払いたくなったw
でも王子と白鳥は共通してるしてないとか、表裏とか、この場合そういう事ではなくて、、、「みんな ちがって みんな いい  byみつを」ww …なんかそんな感じ。

家族的な愛で王子を受け入れる心の温かさ、そんなものをクリス白鳥に感じ始めたらとたんに涙でその後のステージが見えなくて困ってしまった。
クリス白鳥は、ニューアドベンチャーズというファミリーを最後のステージで体感させてくれたよ。若いのにすごいよ、こんな人。
バックステージの和気あいあいとした様子が目に浮かぶようだった。
昨日のゴメスがいた前楽にはちょっとした緊張感が感じられて、それがかえって心地よかったけど、今日はなんだかみんなが伸び伸び踊っている感じが伝わってきて、晴れ晴れしい気分で観させていただいた。最後だし、皆早くおうちに帰りたい、自分のベットでゆっくり眠りたいっていうかんじ?w
今日はとてもマシュー・ボーン「らしさ」、ニューアドベンチャーズ「らしさ」が私には感じられて、それこそ感無量。
ゴメス ゴメスって騒いでごめんなさいぃw やっぱり千秋楽はこうでありたいものよね。
というか、マシューの舞台って初日と楽は対だもんね。初日初回にジョナサンが来ちゃったら、楽はクリスだよねえ。よく考えなかったけど前楽も楽日も勝手に指がチケットを手配していたw私も中毒だから仕方がないw

もう少し夢を観ていたかったし、もっとたくさん妄想に浸っていたかったけど、相変わらず、あっという間に時は流れて終わってしまった。
愛してやまないマシュー・ボーンの「SWAN LAKE」・・・でもできるなら他の作品も観たいんだよな。シザーハンズや、ハイランドフリングなんかすごく好きだったのに。また観たいよ。スリーピングビューティも気になってるのに。

望んでも手に入らない事」・・・マシューの世界観にはそういう哀愁が何度もそれを確認するかのようにデジャブの如き迫りくる気がしてならない・・・って過去に書いた。
まさにそんな感じだったよ、今回も。

物事の本質を台詞なしで語り上げ、ブラックな笑いを織り交ぜながらも最後には泣かせてくる程の人の感情に訴えるマシュー・ボーンの世界観。
何度も見ずにはいられない麻薬のような心地良さ。

・・・とも、書いた。


さて・・・ 短かった夏の終わり、彼らはひと仕事終えてまたどこかへ飛んで行ってしまった。ゆっくり羽根を休めて、また更に大きくなって私たちの元に戻ってきて欲しい。

Thank you so much! with Love!!!



(加筆修正アリ)



ザ・スワン/ストレンジャー・・・クリス・トレンフィールド

王子・・・サイモン・ウィリアムズ

女王・・・アンジャリ・メーラ

ガールフレンド・・・キャリー・ジョンソン

執事・・・ポール・スメサースト


SWAN・・・カイル・マレー、オーティス=キャメロン・カー、トム・カミングス、トム・プロデリック、アンドリュー・モナハン、リース・ハイドン・コーストン
     マイケル・バーンズ、バルジファル・ジェイムズ・ハースト、エド・ミトン、グレン・グラハム、アシュリー=ジョーダン・パッカー、ハリー・ブライス、
     イヴァン・デルガド・デル、ルーク・ジャクソン

ENSEMBLE・・・フレイヤ・フィールド、キャリー・ウィリス、シャンテル・ゴドベッド、カトリーナ・リンドン、ジェイミー=エマ・マクドナルド、ケイト・リオンズ、 
       コーデリア・プレイスウェイト、エマ・チャドウィッグ

追記     フランス王女→蛾の乙女、シースルードレス
       ルーマニア王女→ストレンジャーと3人目に踊る人
       スペイン王女→スペインダンサーと踊る人
       ハンガリー王女→ストレンジャーと最初に踊る眼帯をしてる人
       ドイツ王女→3幕で最初に登場する人、パンツ
       イタリア王女→3幕でお立ち台で踊る人 
       モナコ王女→3幕で最後に登場する人 ワンショルダードレス
      
その他、兼務役はチェックしませんでした。スワン達もアンサンブル達も、かなり変わってましたね。 幼年の王子いなかったし。出来そうな人いそうなのにね。幼年時代から続くお話の方が王子がいつも夢見てたスワンの物語って説得力あるのになとか思いつつ。
それと、キラースワンてピルエットしないとキラーじゃないの?ザ・スワンがいなくなっちゃった後に、ベットの両脇からクルリンて滑り落ちていく二人キラーじゃないの?…なんかよくわかんないけど…。ストレンジャーはガム噛まないのか?とか、オペラハウスでガールフレンドはお菓子たべないのか?とか、食べ物系の演出減ったw執事の朝食の味見はあったけどw
楽日のカテコでは羽根が降って来たね。黒い羽なんて混ざってたの?あれは写真の陰影じゃなくて?2005年の時は羽 拾ったよ。大事にとってあるけど、、、マシューの楽日の最後はいつもなんか降るねw羽はエコなのか?
それと、キャスト表は個々に配って欲しいなあ。写真撮ればいいけど…それもエコ?
SWANキューピーもかわいいけど、なんかキャラクターグッズ作るより、他作品のDVDやサウンドトラックCDとかもっと並べればいいのに。パンフレット、キャストのプロフィール写真古くない?顔違う~て思う人いるよwそれとなんで来日してないリチャードが表紙なんだ?等身大ポスターもリチャードじゃなくてゴメスにすればいいじゃんねぇ。リチャードはマシューの看板青年なのね…。それになんで当日発表に徹してきたザ・スワンキャストをラスト数回分発表したんだ?当日券でなんであんなに席が買えるの?そんなにキープしてるのか売れてなかったの?
ああ、言い出したらキリがない事がいっぱい。自分んちで吐き出してみた。すみません、言いたい放題で。
さて、しばらく地下洞窟に潜ります。たまに出てきて書くかもしれませんので、ブログはやめませんw
ではでは。







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13 コメント

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同感でっす! (じぇにぃ)
2014-09-28 20:04:19
執事は、わるわるの方が好きです。
全体的に、毒っぽさが薄くなった演出ですよね。
千秋楽は、正しい『マシュー・ボーンのスワンレイク』でした。クリス・ザ・スワン、物凄く頑張ったと思います。
18日のクリス・ザ・スワンと別人みたいでした。

にしても、私もゴメス・ザ・スワンは正しくないとは言いませんが、別次元の物語だと感じましたよ。
ある意味、ゴメスさんが舞台に居ないと、息ができる。
ほっとするんです。でも、ずーーーーーっと見ていたい。矛盾してますよね。

また、見たいですよ。
じぇにぃさん (シャーロット)
2014-09-29 07:34:46
ここで熱く語るのも懐かしさがあって…なんだか嬉しいです。ありがとうございます。
どんどんコメント書いてくださーい。
うんうん、全体的に毒っぽさ 私ももう少し欲しい気もします。それがあるから感動する面もあるんですもの。
私は千秋楽は観ないつもりでしたが、クリス白鳥を観ないでは終われなくて…
私的には2014年のザ・スワンはクリス白鳥イチオシかも。ゲストダンサーは勿論ですが、やはり下積みしてきた彼を推したい。
マシューカンパニーがなんだかジャニーズに重なるのがナンデスケレドモ…笑
以前は二ヶ月近く公演してましたし、得チケで安く何回も観られたものでした。リピーター頼りの公演ならばもっと趣向を凝らして呼んで欲しいですよね。
進化したSWANもまた観たいですが、魅力的な他作品も、小さい箱でいいから もっと日本で魅せて欲しいです。
じぇにぃさん、相変わらずお元気そうでよかったデス。、またお会いしましょう~U+1F60A

後引きゴメス (じぇにぃ)
2014-10-09 22:18:05
思い出しては、涙目になりまする。
後からじわじわとボディ・ブローが効いてきて、切ないです。

ところで、カンパニーの『スリーピング・ビューティー』良さそうですね。衣装なんか、とってもツボなんですけど・・・
『イーブル・フェアリー』の造形も素敵。
見たいですね!
チャイコフスキーだしね
Unknown (sakura、だったでしょうか?(・。・;))
2014-12-10 15:10:27
先日は久方ぶりにお話することができ、今回はご無沙汰のブログ邪魔です。

変わらぬホセ愛に感動!
最近バレエを観ることがなくなってましたが、クラシックコンサートで白鳥の湖を聴くときも、
フィギュアスケートで白鳥の湖の曲が流れても、
クラシックバレエの白鳥の湖を観ても、
曲と共に脳内に描かれるのは、いつもマシューのスワンレイクです。
それだけ印象深く入り込んでいるのかと、いつも感じます^^
やまと
Unknown (やまと)
2014-12-10 15:11:49
訂正 ブログへのお邪魔、ですm(__)m
やまとさん (シャーロット)
2014-12-10 16:34:46
やまとさん…てことでw
お久しぶりです。
いつもシャーロットの涙を気にかけてくださり、ありがとうございます。
そう、先日は変わらないやまとさんにも驚いちゃいましたよw
じぇにさんも全然かわりませんが…

チャイコフスキーといえば、やはりバレエ音楽ですが、もう私達にとってはマシューのSWANが「SWAN LAKE」といっても過言ではありませんよね。
今回はクラシックのSWAN…をABTのゴメスが踊ってくれたし、私には大満足の公演でした。
また今度、一緒にバレエ観にいきましょう~
たまにここも覗いて下さい。
ドリアングレイの事も載せたかったんですが…
私も訂正 (シャーロット)
2014-12-10 16:40:13
クラシックのSWANも踊るゴメスが、マシューのSWANを踊った事がとても見所でした。
と、言いたかったw

クラシックバレエとは少し違う筋肉を使ってるらしいですね。
なんか、ラテン系の顔立ちを見ると、マイアンテナがピピピピッと立ってしまう私ですがw、なんかゴメス見ても萌えなかった…初恋が忘れられない気分というか、思い出してしまって苦しくなった感じ。。。
じぇにさん、ロンドン行くって言うし、私も行きたいなあ。。。
是非とも! (やまと)
2014-12-12 09:18:09
バレエ鑑賞、是非一緒に!
ダンサーの名前もついて行かれなくなってますし😢

じぇにさんのレポ楽しみですね^^

ドリアングレイ、拝読したいのでまたこちらもぜひ!

10年経つのにホント皆さん変わらないですねえ~☆
好奇心と情熱が旺盛だからかな???
シザーハンズ (じぇにぃ)
2015-01-07 00:15:32
よかったよ~^~^・・・
私のレポ、聞きたいですか?
今日は遅いので、明日、暑苦しくup
しましょうか・・・
聞きたい! (シャーロット)
2015-01-07 07:57:39
じぇにぃさん
是非聞かせてU+203CU+FE0E
暑苦しくなりたいw

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