老健に長期入所(ロングステイ)中のお袋。
本来ならば
3か月長期入所ご1か月在宅介護
が基本的なパターンでここ数年入所退所を繰り返してきている
毎年1度か2度体調を崩し入院もするので多少ずれることはあったが
3か月入所したら1か月自宅に居るという生活をしてきた
今年は春先に腸閉塞で入院もしたが、本来であれば8月か9月には在宅になる予定であった
ところが・・・このご時世。
新型コロナ感染予防の為なるべく人の出入りを少なくしたいという施設の意向もあり、
年明けまでの入所をすすめられ現在も入所中である
そして面会も謝絶されており余程の事がないと会うこともできない
余程の事≒入院する事態の意味だ
施設側も工夫を凝らし、iPadを用いてのオンライン面会を行ってくださってるのだが
予約制で一回10分以内という制約付きだ
幸い、お袋は携帯電話を持っているので毎日のように通話はできる
週に2度入浴するので着替えの洗濯物を取りに施設に行くときに
冬物の服などや、携帯ラジオの電池、飴玉など届けることもできる
受話器越しだが
お腹が痛い、風邪を引いた、のどが痛い、嚥下が悪くなった、声がかすれる、食欲がない、などなど
会話から汲み取れる情報で、ケアマネや医師、看護師たちと連絡を取り合うこともできるのだが
やはり半年以上も顔を見てないので寂しい。会いたい。髪をとかしてあげたい
家で過ごす時間を持たせたい、直接会って手を握ってあげたい、というのが本音だ
そんな中、今月半ばに風邪をひいてしまって部屋が変わったと連絡がきた
風邪ひきさんたちだけをまとめて部屋に移し、部屋から出さないようにトイレも食事も部屋の中で行ってるとのこと。
その部屋にいるんだとお袋からも電話がきていた
リハビリに励んでいて歩行器を使ってではあるがトイレに行ったり食堂へ移動したりできるようになったというのに
部屋から一歩も出れないなんてかわいそうでしかたがない
週末
施設からPCR検査をしますとの電話があった
まさか?これほど注意してるのにコロナに感染するはずない、と思ったが
万一のことを考えると早めにPCR検査を受けさせてもらえるのは家族としても有難い
1日で検査結果が出て、陰性であった
ほっとしたが、もし施設でクラスターが起きたら、と思うとぞっとする
実際昨年中は入所中にインフルエンザにかかってしまった経緯もあるから、
いくら施設の方が注意していても掛かってしまうリスクはゼロではない
全国あちこちで施設での感染が起こっているらしい
どの施設だってできる限るの努力をし感染予防してるに違いない
それでも広まってしまうコロナウイルス
自分だけは大丈夫、なんてことは言えない
いつ誰からうつされるか、わからない
いつ誰にうつしてしまうか、わからない
アルコール消毒、マスク、手洗い
人と話すときマスクをする。なるべく2ⅿ離れるなど
政府や報道が発表してる予防策を徹底するしかない
それでもかかってしまうリスクはゼロではない
1日も早く実用ワクチンが普及すること以外、状況は何も変わらない気がする
医療関係者、介護関係者、様々な施設の従事者の皆様はご苦労が多いはず
言葉は大げさかもしれないがコロナ戦争と言ってもいいくらいだと思う
医療崩壊してしまったら助かる命も救えなくなってしまう
自分も20年ぶりにインフルエンザの予防接種を受けた
「COCOA」新型コロナ感染接触アプリもインストールした
おそるおそるアプリを開き、陽性者との接触がないか確認する日々が当分続きそうだ