司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

非取締役会設置会社が取締役を選任した株主総会議事録 その3

2019年09月30日 | 役員

おはようございます♪

え~。。。何ですか。。。たまにしかやらないからとは言え、軽くショックを受けたワタクシ。。。(~_~;)

ちょっとだけおさらいしますと。。。

取締役会非設置会社の場合、代表取締役の選定方法に関わらず、代表取締役の就任登記が申請されないのであれば、株主総会議事録について商業登記規則61条6項の規定は適用されない。。。つまり、議事録の押印は何でも良いし、そもそも押印がなくても構わない。。。ってことです(◎_◎;)



これまで、取締役会非設置会社の取締役の選任に関する株主総会議事録には、会社の実印を押印していただいておりまして。。。(~_~;)
結果的には、別に何か問題だったということではないですし、たぶん、結論を知っていたとしてもクライアントさんには同じように会社の実印を押してもらっていたでしょうし、会社の実印が押せないケースっていうのは、代表取締役が交代するケースだったのでしょうから。。。結果はオーライ!。。。なんでしょう。。。

タダね。。。ちゃんと理解したうえでのことなのか、分かってなかったけど、「結果的に合ってた」ということとでは、全然意味が違いますからね~。。。むぅぅぅ~っ。。。(>_<)
しばし、自己嫌悪に陥っておりました。

ただですね~。。。こういうことって、たぶん、会社法施行前の有限会社の考え方がベースになっていると思うのです。。。
特例有限会社ってどうだったっけ???。。。う~ん。。。残念ながら従前の取り扱いに関しては、イマイチ自信がないのでして(~_~;)、現在の取り扱いについて考えてみました。

 

規則61条6項は「代表取締役」の就任の登記の場合だ。。。ということですが、特例有限会社の場合は「代表取締役の就任」じゃないけど、「代表権を有する取締役の就任」ってこともあるじゃないですか?
特例有限会社の場合、取締役全員が代表権を持っていたら、「代表取締役」の登記はされませんから(~_~;)


例えば、取締役ABCが各自代表だった場合、特例有限会社では代表取締役の登記はありません。
その状況で代表権を持つ取締役Dが選任された場合には、代表取締役の就任登記ではなく「取締役の就任登記」ですけども、規則61条6項の適用は受ける。。。ということになる?
読み替え規定はなさそうだけど???
ムムム。。。謎~(-"-)


次に。。。

各自代表である取締役ABCがいて、新たに取締役Dを選任すると同時に、取締役ABCDの中から取締役Aを代表取締役に選定したとしましょう♪

この場合、規則61条6項の適用を受けるのか????
ムムム。。。(◎_◎;)

たぶん。。。ですが、決議としては代表取締役を選定していますケド、登記としては、BCの代表取締役の退任登記とDの取締役就任登記。。。なのよね~。。。
つまり「代表取締役の就任登記」ではないので、これも規則61条6項は適用されない。。。ということになりそうな気がします。
自信はないデス。。。(~_~;)

 

なんか複雑ですケド、これは、就任承諾書の実印のハナシがゴッチャになるからのように思うんですよ。

そっちも一緒に考えてみないと。。。というワケで、もうちょっと続きます♪

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2 コメント

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鋭い指摘ですね (金子登志雄)
2019-09-30 22:28:58
 相変わらず鋭い着眼点ですね。新保さん以外は気づかない部分であり、勉強になります。

 特例有限で取締役ABCが各自代表だった場合に、各自代表Dの追加は、規則61条6項の適用があると思います。同規則の「代表取締役」とは会社法47条を受けて「株式会社を代表する取締役」だと考えられますので、読み替え規定は不要だと考えます。

 純粋株式会社で取締役ABCが各自代表だった場合に、Dを新選任した場合もDに代表取締役の就任登記をする限り同様です。

 Dを取締役に追加して同時にABCDの中からAを代表取締役にした場合は、いったんDを各自代表にしたのではなく、Dの選任段階で各自代表型から株主総会選定型に変わったと通常は解釈され、Dの選任につき規則61条6項の適用はなく、またAについては既に代表取締役として登記されているので、やはり適用なしでしょう。

 ABCDのうちDを代表取締役に選任する場合でもABCから代表権を剥奪しただけで、実体法からすれば代表取締役の「就任」とはいいがたい部分がありますが、登記記録上は「就任」登記と扱われるので規則61条の適用がなされるのだと思っています。
Unknown (charaneko)
2019-10-01 12:01:37
金子先生、コメントありがとうございました。

「鋭い着眼点」ではないような。。。(^^;)
ですが、今さら何言ってるんだか、と思われてはいないようで、良かったです♪
なるほど!
確かに、特例有限会社は形式的に代表取締役の登記をしない場合があるだけなので、形式的な「代表取締役の登記」ではなく「会社を代表する取締役の登記」と考えればよいのですね~。
スッキリしました!
いつもありがとうございます m(__)m

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