司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

押印は必要ですか? その3

2014年08月25日 | いろいろ

おはようございます♪

毎日暑いので、毛むくじゃらの猫達は、人間よりももっともっと暑いのだろうと思っておりました。
しかも、彼らは汗をかけない。。。のですモンね~。。。(あ。。。肉球には汗をかきます ^_^; 暑いときはどうだか知りませんが、緊張してドキドキすると、手足が汗で、「じと~。。。」っとしております。)

しかし、先日、猫とワタシの表面温度を測ってみましたら、ワタシなんかよりもよっぽど低い。。。あれれっ???。。。でございました。
しかも、わざわざ日向で昼寝をしたりして。。。暑くないのかねぇ~。。。何を考えているのやら、ぜんぜん分かりません(-_-;)

犬は、暑いと舌で体温調節する。。。とか聞きますケドも、猫は滅多に口を開けて息をしないんです。
ジャラシで遊びすぎたとか、風邪で鼻がつまった。。。というようなときくらいしか、口で息してるのって、見たコトないんだよなぁ~。。。
犬のコトは良く分かりませんケドも、犬の飼い主さんとオハナシしてみると、犬と猫は結構イロイロ違うみたいです。
なかなか不思議で面白いモンです。

あ、そうそう、ウチの猫(。。。というか、主に「メイ」ですケド)は、岩合さんの「世界ネコ歩き」という番組が大好きです。
同じようなネコちゃんは、結構多いみたいですね。
TVの真ん前で、じぃぃぃぃぃ~。。。。。。っと、真剣に番組を見ています。
以前は、テレビの裏を覗いて、猫を探していましたが、さすがに今は「裏にはいない」と分かったみたいデス ^_^;

 

。。。前置きが長くなりましたが、先週の続き。

そうそう、今さらムダな知識かも知れないのですが、旧商法の規定では

「議事録ガ書面ヲ以テ作ラレタルトキハ出席シタル取締役及監査役之ニ署名スルコトヲ要ス」だったんですね。
「署名」が原則で「記名捺印」が例外だったんだ。。。へぇぇ~。。。と思っておりました ^_^;

それでですね。。。「署名」についてなのですが。。。。

先日、クライアントの会社サンの取締役のヒトが辞任するコトになりまして、辞任届を作成されたのです。
その辞任届を確認する際、担当者サマから、思いがけないコトを言われまして。。。

「辞任届って、記名押印か署名が必要だと思うんですケド、記名とサインでも良いんでしょうか?」というモノ。

「署名」と「サイン」って、単に日本語と英語の違いのようになっちゃうので、お伝えしにくいんですが、今回の辞任届は、例えば
「新保さゆり(←記名) SS(←さいん)」   という感じで記載されておりました。

考えてみましたら、法律でいうトコロの「署名」というのは、「氏名をタイプ文字ではなく手書きする」というコトなんでしょうから、「記名およびサイン」が良いのかどうかは、もしかしてビミョ~なのかっ!??ドキッッ!!。。。なのです。。。(~_~;)

ま。。。これまでそういうコトは考えてませんでしたケド、同じようなケースは沢山あって、一度も補正になったことはございませんのでね。。。「ダイジョウブですっ!!」とお答えし、登記も無事受理されました。

だけどなぁ~。。。やっぱり何となく気にはなっておりまして。。。(@_@;)
同業者の皆様は、いかがお考えでしょうか?

続きはまた明日♪

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署名と記名捺印 (阿部比良夫)
2014-08-25 09:57:02
新保先生の取り扱う会社法上の規定に基づく署名と記名捺印の背景には民訴228条があります。
問題 民訴第228条第4項等を実例で考えましょう。
第1問
┌─────────────────────────────────────┐
│ ” 私佐藤一太郎は、山本次郎から本日金1000万円を年利1%で借り入れまし│
│   た。 弁済期は○年○月末日 とします。 佐藤一太郎の記名+印 ” │
└─────────────────────────────────────┘

 この文書で何が問題になるでしょうか。そして法律はこれらの問題に対してどう対応しているのでしょうか。この文書の内容がデジタルの電子文書であり電子署名されている場合はどうですか。さらに、この文書本文が外国語で紙に書かれており、佐藤一太郎のサインがある場合はどうしますか。


解答 

A.文書作成名義人「佐藤一太郎」がこの文書を書いたのか。
B.文書作成名義人「佐藤一太郎」がこの印を押捺したのか。
C.この印影は文書作成名義人「佐藤一太郎」の印鑑を使用して押捺したのか。
D.この文書は、確かに文書作成名義人「佐藤一太郎」がタイプしたものであるが、借金をするという思想・真意で書いたものではなく、タイプの練習として書いた文書である場合はどうなるか。 
E.この文書は佐藤一太郎がタイプして、同人の印章を同人が押印したものではあるが、同人は泥酔しており、1000万円の現金ないし小切手を取得しなかった。したがって、金銭消費貸借ないし金銭貸付契約は不成立又は無効ではないか。 
F.「佐藤」ではなく、「佐藤一太郎」という印影がある場合は、この文書に、「佐藤一太郎」本人が押捺したという本人性推定効が認められないか。

解説
第1 まず第1段階で、真正成立推定効 が問題になります。 文書には、成立が真正か不真正か、という問題と、内容が真実か虚偽か、という問題があります。
 成立が真正かどうか、というのは、その文書の名義人が確かにその文書を作成したか、ということで、責任の所在を明らかにすることですから、文書の信頼性にとって、重要なことです。そこで、まず、文書が作成名義人によって作成されたものであるときは、文書が真正に成立したと言います。

(1) 文書作成名義人佐藤一太郎がこの文書をタイプして記名捺印した場合を、「文書が真正に成立した。」と言います。正確に言えば、挙証者の主張する特定人の意思に基づいて文書が作成された場合、文書の成立が真正であると言えます。

(2) 民事訴訟法第228条第4項は、真正成立推定効の規定です。「私文書は、本人ま又はその代理人の署名又は押印があるときは、真正に成立したものと推定する。」と規定していますが、これは不正確な規定です。「本人による署名行為又は本人の意思による押印行為があるときは、真正に成立したものと推定する。」と解釈されます。

(3) 上記問題文の文中の”印”影が、文書作成名義人佐藤一太郎の日常使う印鑑の印影ではない場合は第228条第4項の規定する推定規定は作用しません。

(4) 上記問題文の文中の”印”が、佐藤一太郎(又はその正当な代理人)が押印したのではなく、印鑑冒用があった場合は第228条第4項の規定する推定規定は作用しません。

(5) 文書作成名義人(又はその正当な代理人)が押印したという事実を立証するのはたいへんです。そこで、昭和39年5月の最高裁判例は文書作成名義人の印影が同人の印章によるものであることが明白になれば、その捺印行為は同人の意思に基づいて行われたものであると事実上推定されるといたしました。(所謂「二段の推定」です。)
 二段の推定により

     印章と印影の一致
   ↓
  文書作成名義人の押印推定(最高裁判例)
   ↓
  文書作成名義人の意思に基づく文書の成立推定(民訴228Ⅳ)

                            となります。

第2 文書の証拠力には、形式的証拠力と実質的証拠力があります。形式的証拠力とは、文書の内容が挙証者が特定した特定人の思想の表現であることです。
 まとめると、形式的証拠力の要件は
    要件1.文書の真正成立
    要件2.文書の内容が思想の表現
解答Dのタイプの練習のために文書を作成した場合は、文書の真正成立要件を充たすものの、文書の記載内容が思想の表現であるとの要件を充たさないので、形式的証拠力はありません。

第3 文書の実質的証拠力とは、文書によって要証事実が立証されることです。
 裁判官が文書の真正成立を認めたにもかかわらず(つまり形式的証拠力を認めたにもかかわらず)要証事実の不成立の心証を得た場合(つまり金100万円の金銭貸付契約は無かった等の心証を得た場合)は、この契約が成立したとの心証は形成されません。
 裁判官は次の心証を得たと仮定します。すなわち、「この借用証は佐藤一太郎がタイプして自らの意思で佐藤一太郎が日常使用する印鑑を使用して自ら押印したものだろう。つまり、この文書は佐藤一太郎が作成したものであろう。
 しかし、この文書作成・押印時の佐藤一太郎は泥酔しており1000万円借用した事実はなかったであろう。」という心証です。解答Eのケースです。
 この場合は、文書の真正成立が認められ形式的証拠能力はあったとしても1000万円という大金の金銭消費貸借ないし金銭貸付契約は不成立又は無効であり、金銭の移動という要証事実が否定されるという心証形成がされました。

第4 民訴第228条第4項は私文書の真正成立推定効を定めた規定です。同項は本人性推定効は定めておりません。一般に押捺された印鑑が実印で印鑑証明書が添付されている場合で、印鑑証明書上の印影と当該私文書の印影とが一致する限り、事実上の本人性推定効が認められます。解答Fのケースでは、「佐藤一太郎」という印影があるだけで、印鑑証明書上の印影との同一性の問題に至っておりませんので、事実上の本人性推定効もありません。

第5 電子署名法第3条は、一定の要件を充たす電子署名について真正成立推定効を認めているものの、本人性推定効は認めておりません。
 電子署名法第3条 「電磁的記録であって情報を表すために作成されたもの(公務員が職務上作成したものを除く。)は、当該電磁的記録に記録された情報について本人による電子署名(これを行うために必要な符号及び物件を適正に管理することにより、本人だけが行うことができることとなるものに限る。)が行われているときは、真正に成立したものと推定する。」
 しかしながら、電子署名法の規定する「特定認証業務」を厳重にして、本人しか電子署名できないような制度を作成すれば、この電子署名に真正成立推定効及び本人性推定効 を与える事も可能です。この問題はあくまで立法論の問題です。韓国やシンガポールでは真正成立推定効に加えて本人性推定効も電子署名に与えられております。

第2問
┌─────────────────────────────────────┐
│ ” 私佐藤一太郎は、山本次郎から本日金1000万円を年利1%で借り入れまし│
│   た。 弁済期は○年○月末日 とします。 佐藤一太郎の記名+印 ” │
└─────────────────────────────────────┘
この借用証の文書発行名義人「佐藤一太郎」の戸籍上の正式氏名は「佐藤権太」であ り、本人は「権太」というダサイ名前を恥じて「佐藤一太郎」という通称を使用し、
 山本次郎を含む周囲の者は、「佐藤権太」のことを「佐藤一太郎」とを認識していた。
 佐藤権太は借入名義が「佐藤一太郎」であることを理由にして、借り入れ自体を否定で きるか。

解答
 設問の事例では、文書作成名義人は「佐藤一太郎」で、「佐藤一太郎」の本名は「佐藤権太」でした。

佐藤権太は借入名義が「佐藤一太郎」であることを理由にして、借り入れ自体を否定で きません。貸主山本次郎が佐藤権太は「佐藤一太郎」という通称を日常使用していたことを挙証すれば足ります。山本次郎が訴訟を提起する場合は、被告の氏名を「佐藤一太郎こと佐藤権太」として佐藤権太が戸籍上、住民票上の本名であり、その通称が佐藤一太郎であることを挙証すれば足ります。


問題3
┌─────────────────────────────────────┐
│ ” Ichitaro Sato borrowed 1000 dollars from George Harrison on August 1.2014. │
│ Interrest is 1% a year. It is on August 1,2015 for the repayment oeriod of this money │
│ loan contract. Ichitaro Sato ” │
└─────────────────────────────────────┘

たまたまワイキキに観光旅行に行っていた佐藤一太郎は、George Harrisonから金を借りました。二人が日本に帰国後、トラブルになり東京簡裁で訴訟になりました。この場合
原告George Harrisonが、この文書を裁判所に提出するには、この文書をどのように処理すれば良いでしょうか。

解答
民事訴訟規則 第138条 は以下のように規定されています。
「外国語で作成された文書を提出して書証の申出をするときは、取調べを求める部分についてその文書の訳文を添付しなければならない。この場合において、前条(書証の申出等)第2項の規定による直送をするときは、同時に、その訳文についても直送をしなければならない。
2 相手方は、前項の訳文の正確性について意見があるときは、意見を記載した書面を裁判所に提出しなければならない。」
 原告George Harrisonは次のような訳文をつけて訴訟を提起します。
「2014年8月1日に 佐藤一太郎は、George Harrisonから1000ドル借りました。
  利息は年1%です。このマネーローン契約の弁済期は2015年8月1日です。
          Ichitaro Sato (サイン)
以上は、甲1号証書の日本語翻訳に相違ありません。」
このケースでは、印鑑がからんでおりませんので、前記「二段の推定」は機能しません。
その必要があれば、原告はIchitaro Satoと称するする者が自署したことを挙証せねばなりません。この点を挙証すれば、民訴228条4項により文書の真正成立が推定されます。
Unknown (charaneko)
2014-08-25 11:24:19
阿部先生、コメントありがとうございました m(__)m
こんなにご丁寧に解説していただいて、感謝です。

実のトコロ、ワタクシ、民訴はすごく苦手意識がありまして。。。一応、認定はされているのですケド、オシゴトとしては全くやっていないものですから、「やっぱり、難しい。。。(-_-;)」と思いながら、拝読いたしました。

登記業務の際も、後日の紛争の可能性がないわけではないので、特に辞任届などは(さすがに実印を押していただくのは難しいので)署名をお願いするようにしています。
商業登記の場合は、「記名+三文判」のパターンが非常に多いので、せめて自署で。。。と思っておりますケド、大きな会社の場合は、署名に実印でもおかしくないような立派な押印があるコトが多いような気がします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Unknown (阿部比良夫)
2014-08-25 12:05:29
(1)私、司法書士を廃業しましたので、先生ではありません。

(2)法改正して辞任届は要実印押捺・印鑑証明書添付必要としてほしいものです。

(3)不動産移転登記の換わりに会社乗っ取りの案件(役員全部取り替え)を、過日本局に申請したところ、(申請代理人は弁護士たる息子)登記官が「相手方が旧代取に問い合わせ通知を出すから登記は遅延する。」旨連絡をいただきました。商業登記申請人の善意推定は事実上破綻しております。

(4)商業登記名義人に不利益な登記は共同申請にするなど抜本的改正をしてほしいものです。
Unknown (charaneko)
2014-08-25 12:57:57
阿部サマ(←ワタシからすると、廃業されても「先生」なのですが、ご本人様のご希望のようなので変えてみました。かえって、キンチョ~しちゃうんですけど^_^;)コメントありがとうございました。

商業登記は、確かに結構適当なトコロが多いですよね。
申請人である会社サイドから言わせると、意見が違うような気がしますし。。。難しいデス。
Unknown (3D)
2014-08-25 15:48:32
猫に関する記載があったのでコメントします

先生の前回のコメントに対するコメントですが、うちの猫もある程度コミュニケーションできますね。そう、その「世界ネコ歩き」でも言ってましたが、名前を呼ぶと返事しますよね。しかも人間のように、語尾のイントネーションが上がるんですよ! 「え?」とか「なに?」みたいに。うちのは「うん?」って言います(笑)

ただ「世界ネコ歩き」には全然反応しないですね~、なんでだろ(笑)

なんかの本で読んだような気がするのですが、猫は動物の中でも最も感情表現が豊かな動物の一種だとか。

ところで、猫はもともと熱帯地方の動物ですし、体温は37~38度なので、人間よりは暑さに強いんじゃないでしょうか。暑い寒いは自分の体温を基準にしてると思うので、人間にとっての30度は、猫にとっては人間の28度ぐらいなのかもしれませんよ。ま、動物学者ではないので、詳しくは分かりませんが、多分そうなんじゃないかな~と思ってます。
Unknown (charaneko)
2014-08-25 16:06:23
3Dさん、コメントありがとうございました。

猫談義ができるとは。。。すごく嬉しい♪
チャラは「世界ネコ歩き」には全く反応しません。
外で猫が喧嘩していたり、盛りの猫が騒いでいたりすると、「何っ!?」って感じで目をまんまるにして、声のする方の様子を真剣に気にしてますケド、TVで「ニャ~ニャ~」鳴いていても無関心。
チビ(←もうチビではないのですが、ワタシ的には幼稚園児くらいの感覚^_^;)2匹は、TVでも「ハッ!!?」ってなります。

猫は表情筋がないというハナシですが、表情筋がなくても結構表情は違いますよね。
ホント、見ているだけで全然飽きません。

実は、昨日動物園に行って来まして。。。
アムールトラが、寝転がって口を開けて「ハァハァ」しておりました。
ネコ科なのに、犬みたいでした。。。^_^;

とにかく、猫様たちには、いつも元気でいてほしいです。
3Dさん家のお猫様たちにも、ヨロシクお伝えくださいマシ m(__)m

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