司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

日刊新聞の公告掲載料金 その2

2011年05月11日 | いろいろ

おはようございます♪

そういや以前、債権者保護手続に関する記事を書いたのでありますが、一部、訂正をしなければならなくなりました^^;
http://blog.goo.ne.jp/chararineko/e/94d8b6d88ce4b627338f1efeda1d6ece

今回の会社サン、地方の有力企業(では?)と思われるので、「さぞや債権者も多かろう。。。、だけど、減資って言ったって実際には資本金の額を減らすだけで、資金力は十分。 本来であれば、債権者の方々にお伺いを立てるほどのことでもないし、個別催告はやりたくないんじゃないかしらね~。。。」 ってことで、一応、確認してみました。

ただ、新聞公告(または電子公告)ってことにすると、それなりに費用がかかりますので、そういうことにコダワリがある場合には無理強いは出来ませんけどね。

結果、かなり乗り気なご様子。
だけど、「東京の新聞はヤダッ!」ってことのようで、地元の地方新聞を2社ほど候補に挙げられました。

で、コンタクト先を教えていただき、こちらから電話しました。
というのも、日程的にあまり余裕がなく(←いつも?)、決算公告もしていなかったので、スケジュールの確認が必要だったから。

減資の承認をする株主総会で公告方法を変更しますが、決算公告はその前に官報に載っけてしまった方が安い!
そのため、①決算公告、②株主総会(公告方法の変更)、③公告方法の変更登記、④減資公告 という順番にしなければなりません。

官報の方では、決算公告と減資公告は、中2営業日空ける必要がありますが、減資公告の原稿には決算公告の掲載ページを書いておく必要はなく、代理店さんの方で入れてくださいます。
が、新聞の方はそれで間に合うでしょうか???ってこと。

。。。ってわけで、日程と料金を電話で訊いてみたところ。。。

A新聞社
日程OK。
代理店を通さないとダメ!
減資公告の料金は、官報の5倍くらい。

B新聞社
日程OK。
代理店不要。
減資公告の料金は、官報の1.3倍くらい。

そして、「時事に関する日刊紙」として問題なく登記できるかどうか、については、法務局に電話。こちらも問題なしでした。

。。。って、すごいでしょ!? B新聞!
以前のN新聞(東京では激安の新聞)と比べても圧倒的安さです。
これなら、新聞は面倒だとか、お高いだとか、全く関係ありませんね^^;
しかも入稿の日程も、かなりタイトでもOKなんですって。

公告(広告)料金というのは、購読者数によっても多少は違うのだろうな。。。とは思っておりましたが、まさかここまでとはね。。。
びっくりしました。ホント。。。

会社もB新聞即決!
どちらかというと、読んで欲しくない公告なのですから(←失礼!)、そういう意味でもちょうど良いのです。

その後、ワタシが窓口になって申込みました。
メールよかFAXがお好きらしいし、なんだかとっ~てものんびりしています。
(メールをしても2~3日返事が来ないんですよ^^; レスポンスの遅さには、ちょっとイラッと来ました

お高い新聞の場合は、校了までに「ウザイッ!!」ってくらいに何度もやり取りをするのですが、今回は「これで良いのか????ホント~に??」 心配になるくらい、アッサリ・のんびり~なのでした。
ま、確かに、新聞社サイドが懇切丁寧でなかったことによって公告が間違ったなどのトラブルになったとしても、それ、会社の責任なんですけどね。。。^^; 実際はそう言い切れないところもあって、クドイくらいに確認されるんだろうなぁ。。。

「公告料金って、ほとんどがサービス料なのかしらん?」 と思いました。

。。。ってことで、「日刊新聞への公告=掲載料チョー高い!」ってのは必ずしも正しくありませんでした^^;

前の記事はちょっと訂正させてくださいね。

コメント
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