も う ん た い ん 。

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DF-02記録簿 第022回

2005-12-08 20:30:41 | RC記録簿(DF-02編)


-前回走行を終えてのインプレッション-
<第 18 回> 2005_1127

 興奮のレースイベントから2週間、士気も高く友人Tとサーキットへ向かった。ここのところはずっと雨も降っていないので、この日の路面は程よくドライ。終日ほぼイコールコンディション下での練習が出来そうなのは有り難い。特に大きなトラブルを引き起こすには至らず、ガツガツコースインを重ねた結果走行数は12パックを突破。ただ今回は練習環境の新たな問題点に気付いた為、必ずしも全てが有意義と言うわけではなかった。


● §001 シ ャ ー シ ●

 前もってバスタブフレームの交換作業を行った。前回現地にてフロントワンウェイを組み付けた際、フロントのロアサスアーム取り付け部に大きな亀裂が走っているのを発見。4月末に初めてシャーシを交換した際もその原因となった箇所である(第9回参照)。構造上一番衝撃を受けるポイント故仕方ない面もあるが、一般的な車種ではフロント周り(バルク)は別構成となっており、同等箇所の破損でもシャーシ丸ごとの交換は避けられるよう設計されているものが多い。こう言った合理性の無さは、パーツ数を少なくまとめた入門機の宿命と言うものなのであろう。それでも2代目シャーシはなんとか半年以上稼動してくれたので、この程度の交換ペースであればまだ我慢も出来る。
 最終的には11Tのモーターを導入する予定であるし、また今の機体からはフロントバンパーが取り払われてしまっている。新たな3代目シャーシが先代と同様、長期の過酷な走行に耐えてくれるとは考えにくいので、この箇所の補強案は考えておくべきかも知れない。

 因みに今回、バッテリーポストはTOBEE CRAFTのアルミ製(43050:800YEN)を用意した。これは標準の樹脂製ポストに強度などの不満があるわけでは無く、単に古いシャーシからバッテリーポストを引き抜くのに馬鹿力を使いたくなかった…というだけの理由である。アルミ製にしておけば次の取り外しも楽になるのではないかとの期待も、もちろんあり。


● §002 足 回 り & タ イ ヤ ●

 元々オプションはその効果の確認もあるため小出しにしていたのだが、前回の予告とは裏腹に、この日も新たな装備品を投入してしまった。

  前回破損したフロントダンパーステーの対策品として用意した、SQUAREのカーボン製ステー。友人Tが装着したその日にヘシ折った曰くつきの品であるが、キット標準が頼りない以上、一度は試してみようということでの採用である。ダンパー取り付け箇所が2箇所となって調整の幅が増えることも利点だが、内側につける事でわずかながら標準のものより車高を上げる事が可能。均整を取る為リアダンパーにもスペーサーを追加して走らせてみた結果、挙動
がやや不安定で落ち着かない様子となった。高重心化のデメリットが顕著になったと判断し、最終的にはアーム側取り付け位置を内側から中央に、リアのスペーサーは元に戻す形とした。
 
 同時に取り入れたのが同じくSQUARE製のカーボンステフナーで、ステア周りの剛性を向上させるアイテムである。見ての通りステアワイパーの軸をカーボンパーツで上部から固定する、いわばタワーバーのようなもの。シャーシ側のワイパー支持部は力を加えることで簡単にしなってしまうし、また固定ネジも強度不足で度々ひん曲がり、その都度交換を余儀なくされるという問題を抱えていた。このステフナーは形状からも、それらの問題を根本から解決
してくれそうな雰囲気がありありと伺え、否が応にも期待が高まる。実際装着後の剛性向上は飛躍的で、前輪にステア方向への無理な力を加えてみても、ぐにゃりとした弾力性は全く感じることがなくなった。

 見た目も一気にクールになるカーボンパーツだが、走行フィーリングとしては…やはり違いを感じることはなかった。ステア周りに関してはこれまでも細かく手を入れてきてはいるものの、どうも応答性改善などの明確な恩恵を感じられた試しがない。特にステフナーは触診段階での効果が劇的であった分、何らかの効果は見て取れるものと考えていたため悲しいものがある。やはり私はまだ『違いのわからない男』ということらしい…。


 気を取り直してタイヤ。この日は以前使用していて食わずにお蔵入りとなっていた、PROLINEのホールショット(M3)を再び用意した。取りあえずはこれまで通りの前後スパイヤースパイクで走らせてみたが、ドライ路面では相変わらずズルズルでアンダーがあまりにひどい。1パックで諦め、フロントをM3に履き替えて再挑戦。
 これまでの経験上、正直なところ期待はしていなかったのだが…これが食ってしまったのである。それもスパイヤーとは全く比較にもならないグリップのしようで、リアがスパイヤーのままであったため、巻きまくって始末がつかない。急いでリアもM3に付け替え、そして結果としては改めて高評価なレースタイヤの実力を思い知る形となる。まるで自分のマシンではないかのようにコーナーリングスピードが上昇、今回一番衝撃を受けた瞬間であった。

 この時は本当にキツネに鼻をつままれた気分だった。当初はどうひいき目に見てもスパイヤーに分があったはずが、どうしてここまで逆転してしまったのだろう。
 弱い頭をフル回転させて考えてみたのだが、まずはやはり、感覚が徐々に鋭くなって来ているのではないかという点。ようやくまともに周回が出来るようになってきた今なら、まるきり駆け出しの頃よりは分別もつくようになっているように思われる。
 そしてマシンのカスタマイズが功を奏しているのではないかという点。例えばステア周りの剛性強化を済ませているからこそ、タイヤが本来のグリップ力を発揮出来るようになった…と考えるのはどうだろう。そもそもキット標準状態では、タイヤの実力など頭から十分には引き出されないとする見方は苦しいだろうか。またモーターのランクアップにより、タイヤに求められるレベルもシビアになって来ているように思う。

 ともあれ、これで今度はスパイヤースパイクがお蔵入りとなるのは必死の情勢である。ホールショットは元々使い古し(第10回参照)で、この日の走行でさらにフロントのピンがなくなってしまった。要接着、値段も高価なブルジョワタイヤだが、次回までには新品を手に入れておかねばなるまい。


● §003 テ ク ニ カ ル ●

  コースレイアウトに変更アリ。周回方向は反時計回りのまま、通過順に4、5番目のジャンプ台が新設されていた。特に4番目のジャンプ台が曲者で、コーナー出口がそのまま突入ポイントとなっている上、操縦台からの視線に対して平行な位置関係である為、遠近感が狂っているとサイドに転落してしまう難関。さらに高さもこれまで経験したものの2倍以上はある感じで、怖くてスロットルが中々握れない。適応力の低い私は当然のごとく落っこちまく
り、早くもニューシャーシにしたたかダメージを与える。結局この日は『落ちずに通過する』ようになるのが精一杯で、友人Tと勝負らしい勝負をすることもままならなかった。居合わせた常連の方々は苦もなく軽快に飛び越えていたので、それを頭に焼き付けて練習を繰り返すのみだ。

  冒頭で触れた練習環境の問題点、それはバッテリー個体差の話である。ここ最近、走るバッテリーと走らないバッテリーの差がかなり大きくなってきた。今所持しているのはニッカド6、ニッ水2の計8本だが、この中で実質活きのいいものは半分の4本。ダメバッテリは満充電時でも、後ろから蹴っ飛ばしたくなるほどのダルさでイライラが募る。特にフロントワンウェイは、ある程度速度が乗らないと有効に機能しないことがわかってきたので、パワーのない
状態では練習にならないと感じた。今後のハイパワー化も念頭に置けば、新たなバッテリの買い増しは考えなければならないようだ。


CHECK NEW EQUIPMENT

SQUARE (STG-3)
DF-02
フロントカーボンダンパーステー
2,000 YEN


SQUARE (STG-11F)
DF-02 フロントカーボンステフナー
2,300 YEN
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