『布団の中で足が冷たい』と言うから、電気毛布でも使えば?と言ったら
『アレは朝起きたらトテモ疲れているから嫌だ』と言う・・
ああ、ならゆたんぽ使えば?
最近また流行ってるみたいでホームセンターに売ってたよ
と言う事で、我が家は先週から『湯たんぽ』を愛用し始めた
といっても僕はどちらかと言うと熱がりだから、嫁と3人の娘たちだけ
湯たんぽといえば僕が子供の頃は既に電気毛布に取って代わられつつあり
あまり経験も無いんだけど
子供たちは尚更初体験で、何故かトテモ喜んでいる
正直僕も電気毛布は嫌いで、暖かいけど朝起きたときの気だるさはなんとも形容しがたい記憶がある
喉が渇いて夜中に目が覚めたこともあったなあ・・
寝室の薪ストーブの上に大きな湯沸しと、あとケルトを一つ置いて
寝る前に4つの湯たんぽにお湯入れてバスタオルで上から包んで布団の中の足元に忍ばせておく
布団の保温性とあいまって足元はなんと言えないぬくもりで女性人を迎え入れてくれるようだ
以前はお父さんの脚は温かいから一緒に寝て欲しいと子供たちに大人気だった僕は
すっかり干されてお払い箱になってしまった・・
『朝起きたら湯たんぽのお湯で顔を洗いなさい』
嫁が子供たちに言うと、一斉に『え~~~』と大ブーイング
『お母さんが子供の頃はそうしていたんだよ』
『へえ、、、』
嫁の実家は彼女が小さい頃は薪ストーブを使っていたらしい
煙突に繋がった大きな湯沸しから母親が湯たんぽに湯を注いでくれて、翌朝そのお湯で顔をあらった話を子供たちに聞かせていた
僕も初耳だった
『こんな鋳物のストーブじゃないけどね』嫁が付け加えた
子供たちは好奇心の塊で、そう言われると試したくなるのか喜んで朝顔を洗っている
朝になっても水で埋めないとつかえないくらい熱く
レバーをひねれば湯沸かし器のお湯がいつでも出るのに
湯たんぽからお湯を注ぐ手間も面白いらしく、割と喜んで洗っている
湯たんぽ一つで上の子二人分の洗顔につかえるらしい
上の子はエコロジーに興味があるらしいので得意げだ
残った湯たんぽのお湯は子供たちが出かけた後の台所で洗い湯になって 最後まで無駄なく使われた
一本の薪が(木の命が)生活のアチコチで僕たちを守ってくれる
こんな事は些細な事だけど
僕が子供の頃はこんな事をしたら格好悪いような気がしたものだ
快適に楽に物事を進める事こそすばらしいと教えられた時代だったし
そんな生活に強烈に憧れた
その真逆を難なくこなす子供たちがちょっと頼もしくもあり嬉しくもあった
昔、世の中がもっと不自由な頃はモノを活かして使う事は当たり前で
それ以外に選択肢も無かったんだろうけどね
昨晩あまり煙の引きがよくなかった
風が無いからかな?とは思ったけど夕方煙突の掃除をした
やっぱり殆ど煤も溜まっていなかった
部屋に戻ってストーブを開けたら昨晩入れた薪がおきになってまだ残っていた
少しの焚き付けだけでぽっと炎が上がった
天板の上の湯沸しとケルトに水をいっぱい入れて今夜の湯たんぽに備えた
明日の朝も寒いらしい
それでも日中の日差しは随分と強くなって、その分薪の消費も減ってきた
あともう少し 暑さ寒さも彼岸まで・・
年前に積んでおいた薪も表面がひび割れてきた
今時期は寒暖の差が激しいからきっとよく乾燥すると思う
冬は寒いけど、寒いからこそ楽しいのかもね
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