渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 



本日注文していたうづくりがとどきまして


ほほお・・けっこう硬いんだ、、へえ、、なるほど
こんなふうに紐を結ぶんだな。。
なるほどお・・
などと感心していましたが
どうしても試してみたくなりまして。。

手持ちの材で硬いところと軟いところがはっきりしている材といえば・・
ああ、タモだなあ。
ってことで
ゴリゴリと30分ほどやってみました・・う~ん
でもこんなやり方でいいのか??
などとおもいながらも
なるほどおお

ちょっと陰影が分かりやすいように写していますが
手触りは中々良いです。

これをしっかりやってから、オイルフィニッシュをハフがけで仕上げて表面に艶をだすとお・・

うーん
渋いかも。。

とりあえず、あの材でやろうかなあ
取って置きのタモの如輪。


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友人のlove_yamameさんのブログをブックマークに追加しました。

昨年ご一緒させていただきましたが華麗なキャストと
並みの男では追えないほどの健脚。
山奥にもひとりで行っちゃうそうでびっくりです。

きっとシーズンが始まったら楽しい釣の話が聞けるでしょう。。




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今年はどうしてこんなに雪が多いんだろう。
きっとあの沢の谷にもたっぷり降っていて
春になっても僕の入渓の邪魔をするに違いないんだ。




平日、人も通わないような林道を車止めまで走って
それから熊の影におびえながら少し歩いて
おおよそ道とはいえない釣り人が付けた踏み後を分け入って
次第に大きくなってくる水音に次第に高鳴る心臓を抑えつつ進む。

川に下りたら深呼吸して
林道の空気より3度は低い、沢水に磨がれた空気を肺いっぱいに吸い込む。
ようやくここで実感する
ああ、今年も僕はココに来たんだ ってね。

竿をついで、ラインを通して
出来損ないのフライを結ぶ手は多少震えてて、、その理由は
あの岩の脇のポイントにはきっと大きな岩魚が上を向いて待ってるって想像してるから。

そして竿を前後に揺らして一投・・

魚は出てくれるかな??
いや、きっとあの谷は今年も裏切らないハズ

毛鉤はさほど流れもしないうちにゆっくりと吸い込まれて
僕はその瞬間だけ妙に冷静で
大物だと確信して 一呼吸置いて竿を上げる。

ぐっと竿先が弧を描いて
次にググっと手元まで曲げる勢いで魚は底まで引き込んでいく。
きっと岩魚、、

寄って来た魚は今年のランディングネットの赤い網に治まった。
尺にはたりない九寸、でも太いキレイな岩魚。
この沢の岩魚。

その美しさに暫しココロを抜かれるも
網から出して、針を外して、水の中に手を差し込んで岩魚の腹に添えると
沢の水と同じくらい切れるような体温を残して
いや、岩魚と沢の水は僕の手のひらから体温を奪って
水は川下に、岩魚は川上の深水に一気に逃げていった。

ようやく緊張から解き放たれた僕はここで背筋を伸ばして
もう一回深呼吸
マイナスイオンであふれた沢の冷たい空気を肺いっぱい吸い込んだ・・。
そして次のポイントに目を向ける。

きっとあの岩魚こそ解き放たれて、痛い口元を気遣いながらも鰓いっぱい沢の水を吸い込んで
もう次に流れてくる餌のことを考えているかも・・



あといくつ寝たら
こんな日に出会えるのだろうか?
日は長くなってきたけど
大陸からの北風は明朝も町を凍えさせる勢い


こんな憂鬱な日は
春の渓流を思い浮かべて
久しぶりに呑もうかな。
日々のいいことも、悪いことも
みんなお酒に溶かして飲み込んだら
明日の朝はすっきりしてるかな・・

明日の朝になったら
また春の沢に一日近づくのかな・・




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木工の仕上げで『うづくり』というものがあるんですね。
かやなどを束ねた専門の道具で、板の表面を研ぎだすことによって
木材の表面を引き締め杉や桐などの硬い木目部分を残して木目を美しく出す仕上げ方です。

以前からランディングネットにこの方法を使ってみたいと思っていましたら
専門の道具も販売しているんですね~(上の画像)
なんとなく作れそうな気もするのですが
とりあえず、初めは買ってみようと取り寄せ中です。

これでフレームやグリップの木目を際立たせて
オイルフィニッシュか軽く塗装をかけて仕上げたら
渋くて木目が手のひらに伝わってくるランディングネットが出来るんじゃないかな~~

などと考えております。
宿題がまだありますので後回しですが
やってみたい技法のひとつです。。


そう思って色々調べていましたら
あるんですね
電動工具、、(白黒の画像)
なるほど、、
旋盤やボール盤で同じような物できそう、、
でもとりあえず手動でがんばりまーす。


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巷ではバレンタインデー??
らしいですねえ??

そこでプレゼントをぼくから・・(オエ・・)
ってわけでもないんですけどね

モニター募集中です。

ランディングネットの今年のタイプなのですが
塗装を天然オイルのみで塗装してあります。

前々から科学物質を含まない作りを考えていたのですが
よさそうなオイルを見つけました。

乾燥するととても硬くなるようで、けっこうカチカチ
いい感じだと思うのですが、染みや耐水性なんかをシーズン通して一年間試してもらえるひと
いませんかね??
最低数回の釣行に携帯していただき、実際使っていただいて塗装の状態を簡単なレポートにして
僕に伝えてくれる方。。

お礼はネットをそのままプレゼントということで・・

タモ神代フレーム
楓グリップ
内張りなし
リリースネット
内径27センチ 12㎜幅フレーム

わりと軽いです。

工房咲来焼印入り

溝きりを新しい方法でチャレンジしましたが余り上手くいかなかったので
レベル的には良くありませんが・・
(今はもっと良い方法伝授してもらいましたけどね)
ほかは問題ありません。。

どなたか使ってくれます??


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子供のころ
スキーの授業は学校の裏山の傾斜のある畑ですべてってた。
畑の脇には湧き水の小さな小川があって
おそらく個人の水道に使われていたのだろうか
コンクリートで箱が作られていて
そこから真冬でも綺麗な水が流れ出していた。

喉が渇くとその場所まで水を飲みに行った記憶があるが
あるときに川に近づくと小さくて綺麗な魚が・・スゥ~・・っと箱の底に泳いでいったのが見えた。
今思えばアレは岩魚・・
その頃の僕は岩魚なんて知る由も無く
ただ、こんな場所に魚がいるんだ、、といたく感心した。

もう30年近くも昔の話。  でも そのときの 不思議な感じは脳裏に刻まれていて
僕がフライをはじめて 岩魚という魚に関心を持ったとたんに
埋もれた記憶から掘り出された。

去年、その小川を見に行った。
川は当時の水量の数分の一ほどの流れとなって
もちろん岩魚などいなかった。

畑は半分以上が宅地になって
もう、冬になってもその場所でスキーをする子供もいないハズ

僕の町のアイヌ語の語源は『小さな川の集まる場所』という意味らしいけど
きっとその頃にはどんな些細な流れにも海からの道がちゃんとあってどの流れにものんきな岩魚が泳いでいたんだろうなあ。

山を削って
川を埋め立てた道を
外国の野山を削って掘り出した資源で作った自動車で
排気ガスをまきちらしながら走り
川をせき止めて作った電気で快適に生活をして
PCを動かしながら
えらそうに自然ってなんてことを書き込んでいる僕は
きっと矛盾していると言われるのかもしれないけど

川で魚を釣って
悦に浸るぼくが
魚を守りたいなんて言う事事態馬鹿げているって言われるかもしれないけど
『それならお前、釣なんてするなよ』っていう人もいるかもしれないけど

車に乗って
とおくの清流に出かけて
流れの中で
魚に出会ったときに
そして
まわりの景色に目をやれたときに

初めて感じた
素直に思った

この流れがずっと
当たり前のように
あればと
あってほしいと素直に思った。

森と海と川のつながりに
敬意を払うようになった。

だから思ったことを素直に言おう

利己的でも
ご都合主義でも
無責任でも
今の僕が考えることが
僕として大切なことだから。

大人を気取って
傍観者をきめこんで
考えるのをやめたときに
ぼくは本当の無責任な人になってしまうような
そんな気がするな。

ぼくは釣を続ける以上
この矛盾を背負いながらも
川に出かけて森を眺めて考える
この森と流れと魚がずっとあたりまえのようにありますようにって。












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ランディングネットねたばかりでスンマセン。。
でもほんとコレばかりやっているもので・・

でも宿題が半分片付いた気分でして(^^;
うれしいなあ~

渓流明けまでこのテンションを保ちつつ
がんばりまーす。

本日納品の運びとなりそうです
遅くなってスミマセン・・

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イチイのランディングネットを作りました。

フレームも、グリップも全部イチイ。
僕のいちばん好きな材で、僕の好みに作りました。

グリップは1000年以上生きたイチイの古木のから切り出した物で
木口が表面に来るようにカットしているんです。
ゆっくり成長するのでこの面積で250年分くらい・・
植物ってすごいですよね・・

僕はイチイに特別思い入れが強くて
軽くて丈夫で、使い込むほどに味が出てくると思ってるんですけどね・・


実は今月の11日から13日まで
千葉県市川市のFLY SHOP ROCKS で開催される Builder's Favorite2005 というランディングネットとハンドメイドの展示即売会に出品するためにつくりましたが、、
きっと売れないな(^^;
おそらく僕の私物になること請け合いです。
いつもハネ物使っているので
ことしはこれでいい魚とるぞおお~~




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我が家の洗濯干し台にバードテーブルをくくりつけて
(とはいっても、ランディングネット用の型の再利用(^^;))
毎日果物やらを置いて見ていましたら
カラス、スズメ、ムクドリが来るようになりました。
最初は警戒してシャッターチャンスもなかったのですが
ようやく慣れてきたのか、今日はおとなしく撮らせてくれましたよ。

カラスとムクドリの場所争いもありますが、
スズメは賢いのか
落ちた食べ散らかしを下で拾っております。

季節が変わると来る鳥も違うんでしょうねえ。
いつも春になるとやめちゃうのですが
今年は続けてみようかな・・


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世の中の全てのものはブドウの房のように成り立っている。
個々でありながらも、みな一つの軸に繋がっていてそれぞれがそれぞれに影響を与え、支え合っている。
その軸こそ大自然であり、その個々も実はその一部ということだ。

一方向からしかモノを見れなくなる人間にはこのことが理解できないらしく
個の利益のみを優先して、そのために邪魔な他のものを虐げようとするが、それは自らをそのブドウの軸から外しているだけのことなのだ。
大きなつながりから切り離された個は、やがて干からびで朽ちていくしか道はない。

もうそろそろ気がつかなければ
僕らはいつか地球から見放される。

人の行い全てを不必要とは言わないけれど、もっと深く考えなければ
もしかして、また一つかけがえのないものを失うことになるのだから。

天塩川の支流、サンル川にダムを作る計画が着々と進んでいるらしい。
サクラマスが大海より故郷まで帰り、次世代に命を繋ぐという
太古より積み重ねられてきた、当たり前の営みが
人間だけの都合で断ち切られようとしている。

そのことに一石を投じて、自然を守ろうとしている人たちがいます。
それぞれ色々な意見もあるかと思いますが、釣り人として考えなければいけないことあると思っています。

是非HPにご訪問下さい。

http://www.geocities.jp/sanru_hokkaido/

ブックマークに 『サンル川を守る会』 追加しました。


『動きと働き』2004・9・25 より

『川は海から発し山へと流れていくもの・・』

アイヌの人々に言い伝えられる川に対する考え方だ。

流れる水の動きをみたとき
それは間違いなく山から海へ流れるもの。

しかし、その働きに目を向けたとき
それは海から山へ諸々の者を運ぶ道であることに気がつく

目に映る動きだけに常識を重ねていては
モノの内にある本質を見失うことになる。
その中にある働きにこそ、真理が隠されていることに気がつかなければ
我々はこれからもかけがえの無いものを失い続けるかもしれない。

『川は海から発し山へと流れていくもの・・』
目の前を流れ落ちる水を見ながらも、この真理を見い出した
アイヌの人々の文化は なんと奥深いものだろうか。


『サンル川を守る会』

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