ヤマメ釣り

いつもチェックしている観測点水位は前日に降った雨のお陰で一気に１０センチもあがって
夜の間は下がることなく、未明にかけてゆっくり下がりだした

きっと濁っているだろう、、とは思ったが、今日は金曜
僕が一番釣りに出かけやすい日なので（曜日で休みが決まっているわけではないのですが）朝から出かけました

空は曇り空、、日はとっくに昇っているのに薄暗く
橋の上から望む川は案の定濁り気味・・
こんな日にドライフライで出るものだろうか・・と思うも、今までの経験上結構いい魚が出たりすることがある
水量も多くて久々に良い流れで釣りが出来そうだから、出たとこ勝負で川原に降り立った

ラッキーなことに最初の場所でライズ発見・・
程なく釣れたのは良型　　一瞬虹鱒か？？と思うような引き

ネットの長径を少しはみ出す
９寸半超のヤマメ　　幸先良いです・・

それでも今年の尻別は昨年同様超渇水気味で
何より雪代が極端に少なく、砂で埋まってしまったままのポイントも多い
去年尺を上げることが出来たあの場所も、先日見に行ったら今年は砂で埋まってしまって浅くなってる、、魚はやっぱり付いていない・・
どうせこの増水ではあのあたり、きっと釣りにならないだろうから
今日はピンポイントで釣り歩こうと思った

次にいった場所は僕が今年一番通っている場所

先日つれた今年一番の美形ヤマメが出た場所
うー？？
先日はこの魚より大きな明らかに尺あるヤマメをばらしたショックで
メジャーもあてなかったけど
今画像で見てみるとこの魚、２９センチちょっとはあるなあ、、（＾＾；泣き尺っぽい
（今、ランディングネットにメジャーあてて見ました（笑））

とにかく、この魚がつれた場所に、二匹目のヤマメを狙っていってみるものも
ここは不発・・

でもその上の、もう一つ上のポイント
あそこが今日の本命
魚は釣れた事が無かったけど
水さえ多かったら大きな魚が付きそうな川岸のアシ寄りのポイントがある

思ったとおり、、多少濁りはあるけど今日の水量ならここはまさにベストポイント
天気もよくなって晴れ間が見えてきた





手前は速い流れ、その向こうは少し深くなって穏やかで、岸には葦

岸際はきっとえぐれている

そんなに難しい場所でもなく、立ち居地を決めて、本命ど真ん中の岸寄りに毛鉤を流し込む

すう、、っと浮上してきた銀色の魚は毛鉤を咥え込んで頭を下げた
慌てずにアワセが入り、なかなかの手ごたえに鼓動がぐっと高鳴る

魚は流れを下って荒瀬に逃げ込んだ
増水も相まってこのままでは逃げられそう
岩の下にもぐりこまれて慌てて竿をコントロールしてようやく一安心



ジャスト９寸
これがとても綺麗なヤマメで、しばしうっとりしてしまった



こんなところまで黒点が入ってるんだ・・





結局ここで釣れたのはこの一尾のみ
でも、こういうの出ると嬉しいですね



そしてまた次のポイントへ
でもソコも不発
この上どうだろう・・

あ、、ライズ発見

増水したプールにヤマメが乱舞してライズしている

その数１０前後、、ほとんどが９寸～尺のおそらくヤマメ

何食べてるんだろう・・・
目に見えるものを食べてはいないようで
イマージャーでも食べているかな？

水面に定位してはいなくて、一度ライズするとある程度深い場所へ潜り
その後に浮上して水面付近で何か食べている

こまったなあ、、対応できる腕も毛鉤もなんにもない・・

いたずらに流してみても毛鉤はまったく無視

一番下のライズのみ、一度見に来て咥えそうになりかけたが僕の毛鉤の１センチ横でライズした
うは、、まったく違うものを追っていたんだ

立ち位置の問題もあるけど、まったく手が出ない

しばし美味しそうなライズを鑑賞していた・・

そうしていると、上流から竿を担いだ男性が現れた
千歳から来たそうで、今日の首尾はと聞くと何にも釣れていないと言う
『あんたはどうだ？』と聞かれたので、もっと下流で２つヤマメを釣ったと答えた
『濁りがあるから水中の餌は食べないのかねえ・・？』
そこでヤマメが跳ねていますよ、と言うと『おお、、本当だ』と驚いていた
何か小さなものを食べているので僕の毛鉤には見向きもしないと言った

『下で釣っていいか？』と言われたのでドウゾ、と答えた

僕は暫く目の前のライズを見ていた
下では餌釣り師が投げ込む仕掛けの音がポチャン、ポチャン・・としている

そのうちに、流れ込みの先頭でライズをするヤマメが、比較的浮いているのに気が付いた
アレならどうだろう・・群れの先頭にいる魚はやる気があるだろうから
僕の毛鉤にでも反応するかもしれない・・


そう思って立ち居地を変えて、タイミングを見計らい毛鉤を流す
ヤマメは何の迷いも無く毛鉤を咥えた

バシャバシャと水面を叩きながらヤマメは寄ってきた
ネットに入ったのはちょうど９寸、いや、少し切れるかな



それでもようやく釣れたので嬉しかった

バシャバシャというヤマメの暴れる音を聞いて餌釣り師が僕のところにやってきた
『おお、いいヤマメだ、、こんな日でも釣れるんだね、、うん、。』
餌ではここのヤマメは釣れなかったらしい
僕はヤマメを逃がした　彼は少し惜しい顔をしていたが
『毛鉤も奥が深いんだね。』
そう言って上流に向かって、もと来た道を帰っていった。

他のライズはもう止まっていた

昼になったのでいったん車に戻って、昼飯代わりに自販でコーラを買って
さっきのプールのほとりでライズを待ちながら飲んだ
今朝は早かったので、いつの間にか眠たくなってうとうととしていた

目が覚めると二つだけまたライズが始まっていた

今跳ねているのは間違いなく尺はあるヤマメ
証拠にも無く毛鉤を投げ込むけどやっぱり反応してくれない・・
撃沈ですね・・

夕方まで待っていたら僕の毛鉤にも反応するだろうか・・
でもせっかくなら明るいうちに釣りたいし
帰ってランディングネットも作りたいし、、

結局イブニングは待たずに家路へと付いた・・・


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今日は一日中頑張って、結局３尾だけでした
でもみんな９寸～の綺麗なヤマメ
不思議な日ですね　　嬉しい嬉しい
増水の後、一番先に活気付くのはヤマメなんでしょうかね。。