渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 

新作  


薪ばかり燃やして遊んでいるわけじゃないんです・・
ちゃんとランディングネットもがんばっております。

本日、一本仕上がりました。
といっても、網はオーナーさんが自分で編んで取りつけるので
僕の仕事はココまでです。



フレーム イチイ 飾り仕上げ
グリップ イチイ年輪
網部分長径34センチのちょっと大き目のネットです。
軽量化とアクセントを持たせた工房咲来の新作です。



以前から暖めていたトリマーでフレームを削るという手法を
初めて試してみたのですが、自分でもかなり気に入った仕上がりになりました。



フレームの内側です。
あんまりこの状態でお見せすることはないですね。
僕は網を取り付ける穴の内側を少し大きく削っています。
網を取り付けるときに、取り付け糸と網の取り付け部分がこの中に引き込まれて
見た目に美しいことと、取り付け糸が釣で傷つくのを防げます。



仕上げはオイルフィニッシュのみ
乾燥に時間がかかりますが
手触りが心地よいです。

今回は『角』(かど)にこだわって作ってみました。
フレーム部分に飾りをつけたのにグリップがまん丸角なしではバランスが悪いです。
そこでグリップにも微妙に角をつけて陰影を際立たせてみたつもりです。
僕の意図していることが伝わったらうれしいです・・どうかな?
角があってもグリップ感は損なわれません
逆に適度な角は握っていることを意識させてくれます。

今回はトリミングの試みが思いのほかうまくいたので
大満足の一本になりました。
この手法を他の材でも試してみたいのですが、他の材質との相性は・・
やってみないとなんともいえませんけどね。
挑戦は続きます・・(笑

この後、創作ランディングネットが一本仕上げを控えておりまして
今週中にはある程度形になりそう・・かな?
すべて黒檀で作ったモデルで
長径40センチの大物です。
CCSP2005・NZスペシャル
近日公開!!
請うご期待!! 







コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )




林檎の薪は火力こそ楢には負けるけど
火付きと火持ちはとってもよいみたい。

とっても固い木だし
林檎の実って表面に油が乗ってるじゃないですか
木にもそういう成分がたくさん含まれているのか
あっという間に着火
そして長く燃えるから、寝る前にストーブに入れるには最適な薪かも。

僕が部屋に火をつけるのは大体19時くらい。
石油ストーブと違って部屋が暖まるのに時間がかかるから
ちょっと早めに火をつけるんだけど、
(正確に言うとストーブが温まりだすのに時間が掛かる)
先日、火をつけようとストーブに近づくと、ほんのり暖かい・・

おや??
と思い、フタを開けると・・



『おき』が残っていました。
たしか、最後に薪を入れたのは今日の午前1時頃・・
ということは16時間、、半日以上燃え尽きずに残っていたのかあ、、
すごいなあ・・


薪ストーブの着火には手間がかかります。
なれないと煙ばかりでいつまで経っても火が付きませんが
『おき』がのこっていれば話は違います。


息を強く吹きかけると


パチパチと音を立てながらまるで息を吹き返すように熱く激しく燃え上がります。

顔に遠赤外線を感じながら灰をかぶりつつ息を吹き続けるのであります。

細い焚き付けを2本くらい
間隔をあけて『おき』の上に並べて
その上に薪を2本隙間を開けて並べて
あとは空気の調節穴を全開に、フタを完全に締め切らずに閉じて
ほおって置けばちゃんと火が付きます。
フタの隙間に耳を近づけると
『ゴオ・・・』と煙突に空気が吸い込まれていく音が聞こえます。
この吸い込む音が着火の保険のようなもの。



この色とぬくみ、
昔の人が火に命があるとか
神様が宿っているとか
言った気分がなんとなくわかるような、そんな気がしますね。

スイッチ一つで火が付くわけでもなく、なにかと面倒な薪ストーブですが
飛び散った灰を掃除しつつも
自力で火をつけるのはなんとなく楽しいものです。

昔から身近にあった薪ストーブが
こんなに楽しいもんだとは・・
そう感じるようなった、歳をとった と
いうことかな?(^^;




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )