ついカッとしてうりにした行動が、ずっと納得出来なかった自分の母親と同じ行動だった。。
気づいた時に情けなくて悲しくなっちゃった。
あたしの母親は虐待が酷かった。
竹で出来た布団たたきで体中がミミズ腫れになって体育の授業で半袖になれないほど
カラダを打ち続けたり、掃除機で倒れるほどミゾウチを殴りつけたりが日常だった。
妹と母の虐待について話してたときに、「お姉ちゃんのパン事件だけは笑える!」って言われた。
確かに笑える。というか、なんでそんなことでそこまで打たれたんだろうって思う。
なんでそんな行動をしたのかもう思い出せないけど、あたしは学校で残した大嫌いなパンを
わざわざ家に持って帰ってタンスとタンスの間や、母のタンスの服の下の下に隠した。
そして、それを見つけた母に金切り声で名前を呼ばれてカラダを打たれ続けた。
隠したら見つかる→見つかったら打たれる、そうわかっていたハズなのに直らない。
「なんで隠したん(笑)捨てたらいいだけやん。どこでも捨てられたやん(笑)」
妹は言う。あたしも当然そう思う。そんなコトがあった。
そして最近。うりが嫌いなお肉だけを残して、大好きなカボチャをおかわりと言う。
「お肉を食べたらね。」って言ったらちゃんと食べた。
…と思ったら、ぐちゃぐちゃ遊んでテーブルの下に全部落として隠してしまってた。
驚いたし、ダメだとわかってるのに食べ物でしつこく遊んだり、捨てたりするのが頭にきて
バシッてたたいて怒鳴った。
そしたら、あたしとは違う方向に首を180度回してこっちを横目で見て動かない。
ショック過ぎたんかなってあたしも叩いてすぐに反省した。で、ちょっと見てた。
テレビ越しに見てたんだけど、一向に動かずそのまま横目で様子を見てる。すると。
「………こわい。」
そう言ってそのまま動かずにいた。
胸がうずいた。こわかったんだなって。
お肉を食べたらカボチャがもらえるけど、お肉はどうしても食べなくなくてカボチャ欲しくて、
どうしたらって考えて初めてそんな行動とったら衝撃的に手をあげられて、怒鳴られて。
(頭をぱちーーーんって叩いた。もちろん手加減はありで。)
怒ったらダメだ。これから食べられない時、食べなくない時に隠してしまう。
そう思って、今日のことを反省して、そっぽを向き続けてるうりの正面に近づいた。
「…もう入らんねんな。お腹いっぱいなんやもんなぁ。いいよ、わかったよ。」
つぶらなうりの目に涙がどんどん溢れて流れて、への字口にしてわぁぁぁーって泣いた。
抱きしめて、何度もごめんって言って。反省をして。悔やんで。
母みたいな虐待はしていないけど、十分に悔しかった。
うりに隠すようなことをさせてしまった教育をしたことが悔しかったし申し訳なかった。
だから、ひとつひとつ反省して成長しよう。
うりが犠牲になって自分に教えてくれてることを絶対に、忘れないでおこう。
うりになるべく納得してもらえるお母ちゃんになりたいから☆