山形建築研究所-BLOG-休憩室

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源平

2016年04月25日 | 南宇都宮のすまい
大工職による造作工事が着々とすすむ<南宇都宮のすまい>
構造補強が完了して壁・天井の下地、そして断熱材充填がほぼ完了。断熱材は高性能グラスウール16Kgを壁に105mm、天井に155mmを充填しています。
建具枠、巾木、サッシュ額縁などの造作材の加工された材料が現場に搬入され、順次取付られて行きます。

番号をふられた造作材は、杉フローリングの施工中のため、一時仮のラックの上で待機中です。GR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。
杉フローリングを張り、後を追いかけるようにして養生板(写真右下に立てかけられている板)でキズ防止の養生をされるためにしばらく見ることはできなくなります。
当然、この時期からは『土足厳禁』となります。

無垢材(特に杉・ヒノキなどの針葉樹)は製材の関係から、樹芯の周りを取り巻く赤っぽい部分の「芯材」と(その色合いから「赤身」と呼ばれます。)
それに対し、外側の白っぽい部分を「辺材」または「白太」と呼ばれる部分があります。・・・赤み、トロなどマグロのようですが←ちょっと脱線。(-_-;)
この赤身(芯材)と白太(辺材)が混在している板などを源平といいます。源平という言葉は、昔、源氏が白旗、平家が赤旗を掲げて戦ったことに由来しているようです。
白太部分は、木の表面を守っている外周部分なだけに、無節の美しい白材は、あまり多く採取できず希少品として珍重されます。
一方、赤身部分は、木の部分で一番耐朽性が高く、色合いも美しいので、高級材として扱われ、木の性質上、節が出やすい芯に近い部分から採取されるため、無節の物は希少価値の高い最高級品として重宝されます。
基本的に杉・ヒノキ材は赤と白が混在する『源平』となります。どちらか一方だけを揃えようとするとコストアップということになります。(希少なものだけにしようとすれば当然のことです。)

そこで、現場に搬入された材料を選別して、赤と白が混在しないように振り分けてから床張りをすすめていきます。(まあ、これが結構と時間がかかることなんですが・・・)
 

今回、玄関ホール・ファミリールームなどを『白太』、クロゼットへ『赤身』といった具合に振り分けてから張っていきます。

住まい手からの要望にはなくとも、こういった事を考えて設計、そして工事を行う・・・それが私たちの仕事です。(^^)v



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