山形建築研究所-BLOG-休憩室

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通風をデザインする!

2010年02月16日 | オープンオフィス
今日は(も)一日、事務所でマウスをポチポチと・・・写真もここのところ撮れない日が続いてしまって、
ブログネタにも困って、そんな時は、困ったときの<オープンオフィス>ということで。(^^;

通風をデザインする!と題して。(^^)
通風の目的は、熱気の排出(室温上昇の抑制)と建物内を抜ける気流による涼感を得ることにある。
日本のような亜熱帯の国では夏の時期はかなり暑い。
その暑さをエアコンで処理するようになってしまっているが、本当にそれで良いのか。
昔風に通風がきちんと取れるプランニングをしないで、できなかった部分を機械でカバーしてしまうのは考えものである。

プランをきちんとつくれば、夏の恒常風を取り込んで夏でも風がよく通る家をつくることは可能である。
風さえ通れば高温多湿の多湿の部分がかなりカバーできるから、日本の夏でも過ごしやくなるはず。
風速1メートルで体感温度が1℃下がるというのは、山登りで経験したこと。
子供の頃、ふすまをすべて開けて風の通る部屋でした昼寝の気持ちよかったこと。

通風計画を行う際には、風の入り口と出口を結んだ経路をイメージして開口位置を設定する必要がある。
隅角部の部屋などは異なる2面に開口を設けることで、風の入り口と出口を確保できる。
外壁面が1面しかない部屋は、部屋の窓から室内の開口、隣接する空間の窓まで通じる経路を設定する。
周辺が開けた敷地では特に、風上側に風の入り口となる開口部を設けることが有効。

さらに、通風の経路を想定するとき、平面だけではなく上下方向の経路を想定すると、より効果的に通風を利用できる。
たとえば京都の町家は、奥座敷の庭先にある小さな坪庭が、風の井戸となって、屋根の上を吹く恒常風が、
室内の風を吸い取る役割をもたせている。家の断面で家の通風を考えている。
上下方向の経路は、傾斜屋根を持つ空間や階段室などの吹抜け空間を利用するなどの方法がある。


一方、密集地の場合は風向きの予測が難しく、風速も低下するため、開口部の向きより開口面積の確保が重要となる。
その際、住宅密集地では防犯性に注意したい。
対策には、開口部への面格子、通風用のシャッターの設置や、連窓の小窓などがあげられる。
低層部の開口には、特に防犯に配慮しつつ開口面積を確保する工夫が重要となる。




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