山形建築研究所-BLOG-休憩室

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山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

ただ広いだけでは?

2009年07月09日 | オープンオフィス
ちょっと間があいてしまいましたが、今日は、前回の『居間は広く!』の続きで・・・

あれこれ工夫をして、居間に広さを確保することが出来ると、それだけで、居間の使い勝手にゆとりが出てくる。
でも、ただ広いだけで満足していてはいけません!

というのは、広さを手に入れた居間は、『気持ちの良い』空間であって欲しいからです。
気持ちの良い空間には、いつのまにか人が集まり、いつまでもそこに居たくなり、自然と会話をはずませる不思議な力があるようです。

それでは、どんな空間が気持ちの良い空間なのか?
例えば、『広い』というのは、確かに気持ち良いと感じるひとつの要因でもあります。
個人差はありますが、『広さ』に開放感を感じることができるようです。

でも、広さに加えて、なにか新しいことの発見や、軽い驚き、喜びを味わえる愉しみなどが仕掛けられていると、
さらに『気持ち良さ』を感じることができます。

部屋の中を移動するにつれて見えてくる光景が変化して飽きさせないとか、
家の中で自然の変化(太陽の動き、雲の動き、雨の音、風に揺れる木々・・・など)を感じる愉しみとか、
家族の表情や動きが生き生きと見える工夫があるとかで、
もっと『気持ち良さ』を感じることができます。

吹抜け、トップライト、ハイサイドライト、スキップフロアなどの設計の『手法』や、
薪ストーブ、植栽などの『しつらい』は、気持ち良さを加えることができる『仕掛け』として効果的です。

そして、仕上の材料に気を配る事、それは『やわらかい』仕上材料を使うこと。
やわらかい材料の表情は、つやのないマット状、ギラギラ感がなく、落ち着いた心地よさがあります。
これに囲まれると、音や空気がやわらかくなり、気持ち良い空間ができあがるのです。



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