元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

2014年の映画ベストテンを気ままに選んでみた。

2014-12-31 07:57:12 | 映画周辺のネタ
 2014年の個人的な映画ベストテンを選出してみた。



日本映画の部

第一位 そこのみにて光輝
第二位 こっぱみじん
第三位 福福荘の福ちゃん
第四位 日々ロック
第五位 百円の恋
第六位 小さいおうち
第七位 夢は牛のお医者さん
第八位 ぼくたちの家族
第九位 WOOD JOB! 神去なあなあ日常
第十位 ジャッジ!



外国映画の部

第一位 罪の手ざわり
第二位 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
第三位 ダラス・バイヤーズ・クラブ
第四位 インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
第五位 her 世界でひとつの彼女
第六位 ぼくを探しに
第七位 ブルージャスミン
第八位 キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
第九位 郊遊 ピクニック
第十位 マダム・イン・ニューヨーク

 なお、以下の通り各賞も勝手に選んでみた。まずは邦画の部。

監督:呉美保(そこのみにて光輝く)
脚本:藤田容介(福福荘の福ちゃん)
主演男優:綾野剛(そこのみにて光輝く)
主演女優:大島美幸(福福荘の福ちゃん)
助演男優:坂田聡(百円の恋)
助演女優:黒木華(小さいおうち)
音楽:ジム・オルーク(私の男)
撮影:飯岡聖英(こっぱみじん)
新人:門脇麦(シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸)

 次に、洋画の部。

監督:アレクサンダー・ペイン(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
脚本:ジャ・ジャンクー(罪の手ざわり)
主演男優:ランビール・カプール(バルフィ!人生に唄えば)
主演女優:シュリデヴィ(マダム・イン・ニューヨーク)
助演男優:ジャレッド・レト(ダラス・バイヤーズ・クラブ)
助演女優:ヘレン・ハント(セッションズ)
音楽:クリストフ・ベック(アナと雪の女王)
撮影:フェドン・パパマイケル(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
新人:ブリット・マーリング(ザ・イースト)

 さて、以下はついでに選んだワーストテンである(笑)。

邦画ワースト

1.舞妓はレディ
 粗悪な脚本、大根演技、ポンコツ演出と三拍子揃った救いようのない駄作。ミュージカル仕立てなのに作り手に音楽センスがゼロという惨状で、存在価値は皆無。
2.紙の月
3.渇き。
4.TOKYO TRIBE
5.蜩ノ記
6.超高速!参勤交代
7.白ゆき姫殺人事件
8.小野寺の弟・小野寺の姉
9.春を背負って
10.青天の霹靂

洋画ワースト

1.それでも夜は明ける
 題名とは裏腹に、ちっとも“夜は明けない”モヤモヤした展開に終始。どうしてこの程度の映画がアカデミー賞を取れたのか、理解不能である。
2.ウルフ・オブ・ウォールストリート
3.アデル、ブルーは熱い色
4.6才のボクが、大人になるまで。
5.アクト・オブ・キリング
6.エレニの帰郷
7.チョコレートドーナツ
8.ダイバージェント
9.トランセンデンス
10.エージェント:ライアン

 日本映画の企画力の貧困ぶりはどうしようもない。そこそこ名の知れた漫画やお手軽な読み物の映画化、あるいはテレビ番組の拡大版ばかりが目に付く。そこそこ客は入るのだろうが、明らかに“守り”のマーケティングでしかなく、作っていて何が楽しいのかと思ってしまう。中長期的な視点を欠いた運営では、ジリ貧になるのも仕方が無い。

 外国映画に関してはあまりコメントすることは無いが、インド映画の再評価は印象に残った。アメリカ映画一辺倒の興行も、少しは考え直す余地があるとは思う。

 2014年は高倉健や菅原文太などの大物が相次いで世を去ったが、あらためて彼らの存在の大きさを感じずにはいられない。機会があれば、旧作を再チェックしてみたいものだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする