Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

義捐金はどうなった・・・

2011年09月22日 | Weblog

                               

政府もNHKも民放各社もその他メディアも震災直後はこぞって大々的に義捐金を募った。6ヶ月経った今もNHKなどは義捐金をまだ受け付けていますと更に国民の協力を要請している。

それはよい。問題は「その後」である。Edが知るかぎり各団体で集めた義捐金が一体どれくらいあって、それが何処へどのように配られたのか調べても皆目分からない。ことに日本赤十字社並びに共同募金会など大手が集めた義捐金は(EdがNETで調べた数字では)8月初めの時点で総額3000億円あまりあったはずで、そのうち2600億円が被災15都道県へ一次、二次分として配られたらしいが、それらの大部分が未だに被災者へは届いていないようだ。配分方法が難しいという理屈もある程度は理解できる。しかしそれならそれで、現状はどうで今後どうするということを政府(各自治体?)は国民に説明しなければならない。

全国民の善意の義捐金を、集めるだけ大々的に集めておいて、集めた後は知らぬ顔では済まされない。責任ある政府、団体、NHK、大手マスコミなどは明確に集計結果を国民に説明しなければならないし、途中で定期的に行うべき経過報告すらきちんと行っていない。これでは全くの一方通行ではないか!

こんないい加減なやり方では”更に義援金を!”と云われてもEdなどは、これ以上寄付しようという気が起きない。被災地の窮状を見るにつけ、もう少し寄付金を送ろうかと考えている方も多いと思うけれど、現在のような一方通行で説明責任を果たさない募金集めは、善意の足を引っ張る。