Family Constellation コンステレーション
というセラピーが最近日本でも広まりつつあるようです。
日本語で
家族布置とも言われます。
Constellation ファミリーコンステレーションとは、
「星座」のこと。
昔の人が夜空に浮かぶ無数の星々を眺めているうちに
単体ではなく、集合としてに星座に関連性や意味を見出したように、
家族のメンバーを(実際には家族メンバーの代理人を)その場に並べて眺めてみることから
「ファミリー・コンステレーション」と名づけられました。
日本語の布置は、設置すること
私たちは、生まれて育った家族のなかで自分をどう位置づけているか?
そして、それが無意識のうちに大人になってからの対人関係にどう影響を及ぼしているか?
その位置の意味を確認するということから
家族布置と名付けられています。
私がファミリーコンステレーションに出会ったのは、
まだホリステック関連のお仕事に足を踏み入れたばかりのころ
そう今から11年前くらい?
ルクセンブルク出身の同僚から初めて聞いたワーク
その頃は、どちらかというと
自分で向き合うとか、よくわからないし
なんとなく、
どちらかというと、セラピストさんが
無意識の領域に働きかけてくれるワークの方が即効性がありそうで
今思うと自分で自分に向きあう準備ができていなかったのかな。
全く興味を示すことがなく
一応、仕事柄一通りの、セラピー、カウンセリングは
偏見をはずして、一度は試すのですが
今思うと何故か、これだけは素通りしてきましたねー。
しかし、ここ数年、ファミリーコンスタレーションの名前をよく
欧米人のお客様から聞くように
そして、日本からも
ファミリーコンステレーションって何?
ドイツ人心理療法家バート・ヘリンガー氏が確立した
グループセラピーの1つで、
家族の中の誰かひとりが苦しんでいるとき、
個人の問題をその個人の問題として捉えるのではなく、
「
家族」という1つのシステムに生じた症状と捉えていきます。
例をあげますね、
病気・精神疾患・人間関係など様々な問題があるある人がいたとします。
その人は、個人で様々なセラピーを受けます。
でも、全く改善に向かわない。。
なぜか??
それは、個人の問題というよりは
その人が
家族、家系のもつれを引き受けている場合があるからです。
例えば家族の中で亡くなった人や、
疎まれて亡き者のように扱われている人など
家族の中の誰かがその役割を引き受けて生き続けて
そのような現象がおこるというようなことがしばしば発見されます。
小さな子どもは、自分の家系(家族システム)のバランスが崩れていることを
敏感に感じとっていて
そして、自分がそのバランスを埋めれば、
家族システムにバランスが戻ると信じて
無意識にバランスが崩れている状況に直接関係している人と
自分を自己同化して、問題を起こして
家族システムのバランスを戻そうとします。
このような状態をファミリーコンステレーションでは
「Entanglement」、
「魂のもつれ」とも呼ぶそうです。
このもつれ、家族の根源となるもつれを紐解くことで
家族全体の幸福につながる役目を負っているからです。
ですので、これは時にこの『もつれ』は3世代4世代とさかのぼって
始めて明るみに出されるということもあります。
なんとなく、
いわゆるスピリチュアルなワークの過去世を癒すのと一緒??
いやいや、
もっと、心理学的、学術寄りで真理を分析いくもののようです。
アダルトチルドレンのセラピーをもっと深めたいという方は
一見お試しする価値ありあそうですね。