ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その36)~乗客を乗せる~

2010年02月09日 | 鉄道模型 Nゲージ
乗客は乗る客なのであるからタイトルの「乗客を乗せる」は何か気持ちが悪い。

さて、以前作成した御殿場線73系にも運転士を始め乗客となる人形を乗せている。
将来は御殿場線をイメージしたレイアウトを作成するつもりなので、無人の列車が風景の中を走る違和感は除いておきたい。

回送列車だという設定にしても運転士がいないのはマズイと思うのだが。

今回も、トミーテックのジオラマコレクションから人形を選定した。
今までと趣向を変えて、通学時間帯という設定にしてみた。

使用する人形は写真のとおりである。それぞれ複数使用している。

(1/150の人形)
20100209_001

床の高さの関係から、そのままでは高過ぎて室内灯に頭がぶつかってしまう。
座席に座っている状態でも膝から下を切り落としておかなければならない。

人形とは言え、次から次へと脚や下半身を切断する作業は気分の良いものではない。
いや、少し考えすぎであろう。

車輌を組み立ててしまえば室内灯に照らされた乗客たちが活きてくるものである。
4両分の乗客は、それぞれゴム系の接着剤で床に固定した。

(クモハ73902の乗客)
20100209_002

(サハ78111の乗客)
20100209_003

(モハ72148の乗客)
20100209_004

(クハ79389の乗客)
20100209_005


(学生たちの会話が聞こえてきそう?)
20100209_006

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その35)~センターポールを建てる~

2010年02月08日 | 鉄道模型 Nゲージ
車内には乗客を配置するので、それらしく塗装することと合わせてセンターポールを建てる。
センターポールとは、旧型国電の乗降口中央に立つ掴み棒のこと。正式名称なのかどうかは不明である。

車内を整備する際に、床をグレーに塗装していたのだが、実物のクハ79389・モハ72148・サハ78111の3両は木製の板を敷いていたので茶系の色に塗りなおした。
きちんと観察して、確認してから作業を進めればこんな手間はかからないのだが、まぁ毎度のことである。

(上から、モハ72・サハ78・クハ79の室内パーツ)
20100208_001

ここで、実車の室内を確認しておこう。

(サハ78451)
20100208_002

写真は1979年8月に国府津駅で撮影したサハ78451の車内である。
真夏のため、窓が開いているところが多い。
センターポールが確認できる。

さて、センターポールはΦ0.3mmの洋白線を使う。
銀色に輝き、塗装の手間は無い。

各車の適切な位置にピンバイスで穴を開けて差し込むだけである。
なんともお手軽な加工だ。
室内灯と干渉しない高さに切断しておく。

(クハ79389)
20100208_003

(サハ78111)
20100208_004

(モハ72148)
20100208_005

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その34)~屋上のウェザリング~

2010年02月07日 | 鉄道模型 Nゲージ
車体に屋根と幌枠を取り付けた状態で、屋上のウェザリングを行う。

適当に錆び色に調色した塗料をエアーブラシで吹き付ける。
晩年の旧型国電は、屋根全体が錆び色になっているような車輌もあったが、ここではパンタグラフの周辺を中心に“汚し”てゆく。
パンタグラフの無い付随車は、隣の車輌のパンタグラフ側の連結面を軽く汚す。

(クハ79389)
20100207_001

(モハ72148)
20100207_002
20100207_003

(サハ78111)
20100207_004

(クモハ73902)
20100207_005
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20100207_007

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その33)~ジャンパホースの作成~

2010年02月06日 | 鉄道模型 Nゲージ
奇数側先頭車クハ79389の前面には、開けた状態のジャンパ栓を取り付けている。
ここに、ジャンパホースを差し込む。

ホースは、Φ0.3mmの真鍮線を使用する。
ジャンパホースは2本あるが、2本の曲がり具合を合わせるためまとめて作成する。

まず、ラジオペンチ等を使って適当な長さで折り返す。
20100206_001

次に、小型ドライバーを使用して、ホースの曲がり癖をつける。
20100206_002

実車写真などを参考にしながらペンチで曲がり具合を修正する。
20100206_003

ジャンパ栓に差し込んでチェックしながら適当な長さで切断する。
次回作の分に予備を合わせて4つほど作ってみた。
20100206_004

マッハのブラスクリーンで洗浄後、同じくマッハの真鍮用の黒染液で黒色に染めた。
説明書の指示通りの手順で施行しないと、せっかく染めたあとで黒色が剥離することがあるので注意が必要だ。
20100206_005

2本のホースが繋がったままだが、車体に取り付ける際に様子を見ながら切断すればよい。

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その32)~ヘッドライトのLED化について~

2010年02月05日 | 鉄道模型 Nゲージ
Bar_02_2

種車となるトミックス製品のヘッドライトは、テールライトと一体化された基板に実装されている。
ヘッドライトおよびテールライトとも小さな電球がセットされている。

(左:ライトのケーシング、右:分解したもの)
20100205_001

(基板部分を拡大)
20100205_002

さて、トミックスのコントローラーには停車時にもライト類が点灯可能なものが用意されている。
詳しい仕組みはメーカー説明に譲るとして、この仕組みを利用しても電球だと明るさが物足りない。

そこで、ヘッドライトのLED化を実施している。
方向幕がある車輌は、テールライトのLED化も施行しているが、テールライトのみの点灯でよい車輌は電球のままとしている。
テールライトは、まぁ点いているのがわかればよいのだが。

ハンダゴテを使った実際の作業はもう少し後に説明するつもりであるが、百聞は一見に如かず、まずは効果のほどをご覧にいれよう。

製作済みの御殿場線73系の中からクモハ73更新車の様子。

(ヘッドライト点灯)
20100205_003

(テールライト点灯)
20100205_004

ヘッドライトおよびテールライトともLEDは白色のΦ3(直径が3mm)の高輝度のものを使用している。
そのままではケースに収まらないので加工が必要。

白色を使うのは方向幕が蛍光灯で照らされている様子を再現したかったもの。
ただ、御殿場線時代に方向幕は使用されておらず、この部分の点灯は不要かもしれない。

これだけでは、ヘッドライトも蛍光灯のようになってしまうので、導光部の透明なパーツの車体側(LEDに近い側)をクリアオレンジで塗装した。
電球の雰囲気が出ているのではないだろうか。

ただし、テールライト点灯時の写真でもわかるとおり、ヘッドライトが点いていないときに赤っぽく見えてしまうのはいただけない。
最近発売されたトミックスのHO(16番)153系クハ153のヘッドライトのような仕組みにすればよいのかもしれないが、Nゲージサイズで今のところ解決策は持ち合わせていない。

ちなみに、テールライトは方向幕部とは別の赤色の導光パーツなので、塗装などは不要。

今回製作しているクモハ73902およびクハ79389では、方向幕の点灯はしないこととして電球色のLEDを使う予定だ。
したがって、テールライトの方は製品の電球のままと考えている。

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その31)~車体の確認~

2010年02月04日 | 鉄道模型 Nゲージ
Bar_02_2

さて、この段階で車体を確認してみよう。
金属製キットを組み立てた車体は、塗装の剥げた箇所などもあるので、ここでタッチアップによる修正をしておく。

それぞれの車体を横から。

(クモハ73902)
20100204_001

(サハ78111)
20100204_002

(モハ72148)
20100204_003

(クハ79389)
20100204_004

運転台側からみてみよう。屋根上の機器がつくと、だいぶ引き締まって見えてきた。

(クモハ73902)
20100204_005

(クハ79389)
20100204_006

週末には屋根上のウェザリングを施す予定である。

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その30)~屋根板の取り付け~

2010年02月03日 | 鉄道模型 Nゲージ
屋根上のパーツを取り付けたら、屋根板と車体が一体ではないクハ79とモハ72の車体に屋根板を仮に取り付ける。
ウェザリング時に、妻面の汚れも再現するために一時的に取り付けるもので、モハ72148はそのまま後工程に進んでも問題ないと思うのだが、クハ79389はヘッドライトを点灯するために加工が必要と思われるために屋根板はいつでも外せるようにしておきたい。

(クハ79389)
20100203_001

(モハ72148)
20100203_002
20100203_003

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その29)~屋根上の組立て~

2010年02月02日 | 鉄道模型 Nゲージ
各パーツの塗装が済んだら、所定の位置に取り付ける。

クモハ73902は、パンタグラフをランボードとともに取り付ける。その他、避雷器、信号炎管を取り付ける。
避雷器は、製品のものでは形態が合わないので電気機関車用を取り付けた。
トミックス製であったか、他メーカーのものかは失念した。

(クモハ73902)
20100202_001

モハ72148は、製品の避雷器新型を使用した。
避雷器の形態もいくつかあり、同形式でも同じタイプとは限らないので、この辺りは割り切ってしまうことにした。

(モハ72148)
20100202_002

クハ79389には信号炎管を取り付ける。また、ヘッドライト部分をプラ板で塞いだことからヘッドライト点灯時の明かりもれを防ぐためにアルミテープを貼ってみた。

(クハ79389)
20100202_003
20100202_004

(つづく)

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【Nゲージ】御殿場線73系を作る(その28)~屋根上の色入れ~

2010年02月01日 | 鉄道模型 Nゲージ
屋根上は配管の塗装とパンタグラフの色入れを行う。

パンタグラフは、製品のベースが黒色なのでこれはそのまま活かし、碍子部分とパンタシュー先端を白色に塗る。
御殿場線の73系と同じ静岡鉄道管理局の飯田線や身延線の旧型国電もパンタシューの先端を白色としていたのだが、理由は不明である。
旧型国電だけかと思えば、新前橋の165系などもシュー先端を塗装していたことがあり、今まで雑誌の記事などでもこのことに触れているものは目にしたことが無い。

黒色で塗装後に白を乗せるほうが綺麗なのだが、面倒くさがり屋なので直接白色を塗った。

(PS13型パンタグラフ)
20100201_001

クモハ73902とモハ72148のパンタグラフ周りの配管は、ウェザリングを施すことも考慮して、実際より明るめのグレーとした。

(クモハ73902)
20100201_002

(モハ72148)
20100201_003

パンタグラフおよび機器類を付けた後、屋根上のウェザリングを行うことになる。

(つづく)

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