クモハ73902およびクハ79389のヘッドライトは、基盤とケーシングが一体となったユニットパーツを使用する。
今回は、方向幕を点灯させる必要もないので種車の電球のままでも構わないのだが、停車時や低速時の光量不足を補うため、電球色LEDに交換することにした。
LEDは必要以上の電流を流すと壊れてしまうので、抵抗や定電流ダイオード(CRD)が必要になる。
ここでは、電圧や電流による抵抗値を考慮するのが面倒なので、15mAのCRDを使うことにした。
(Φ3電球色LEDと定電流ダイオード)
電球色LEDにも色味が黄色っぽいのから赤味がかったものまでいろいろある。
店頭で直に点灯状態を確かめてから購入するのが吉である。
会社帰りに秋葉原に寄り、好ましい色のLEDを10個まとめて購入した。
なお、製造ロットによっても色や明るさの違いなどが生じるようだが、その辺りは概ね許容範囲だろう。
加工前に不良などはないか、点灯させて確認してみた。
(電球色LEDの点灯状態)
この色と光量ならば問題ないだろう。
LEDはΦ3の大きさを用意したが、そのままではライトユニットのケースに収まらないので多少加工が必要だ。
写真の赤線の部分をカットして、高さを低くする。横幅はそのままで問題ない。
(左:加工前、右:加工後)
続いて基盤を加工する。
ヘッドライト用の電球を取り去り、基盤の配線パターンを確認しながらピンバイスで穴を開けなおす。
CRDとLEDを仮置きしてそれぞれの足の部分の曲げ方を検討する。ここは現物合わせで施行するのがよい。
電球とは違い、ダイオードには極性(+と-)があるので、接続の向きは間違ってはならない。
CRDをハンダ付けし、次にLEDをハンダ付けした。
ハンダゴテは20Wのものを使っている。電子部品には15W程度のものが適するようだが、20Wのものでも今のところ問題なく使えている。
加工が終わった基盤の点灯確認をしておこう。
なお、ケースに収めるためにCRDやLEDの足を曲げているので、他の部分との接触によるショートを防ぐため、絶縁用にマスキングテープを使った。
本来なら、電子工作用の耐熱ビニール製のものを使うのだが、手元に無かったのでマスキングテープで間に合わせた。
(加工した基盤でのLED点灯状態)
クモハ、クハともにヘッドライトは窓上に埋め込まれたタイプである。
いずれも種車の状態とは異なる位置のため、製品の導光パーツは使えない。
そこでライトユニットからの導光には、軟質スチロール樹脂のプラ材を使用した。
(導光に使った軟質プラ材)
Φ2のものが丁度よい。折り曲げもできて加工もし易いので重宝する。
これを加工して導光用パーツを作り、ライトケースに収めた。
(加工した導光用パーツ)
(ライトケースに導光用パーツを取り付け)
ライトユニットの運転席側は、運転士を乗せることもあり、薄緑色に塗装してから組み立てた。
(つづく)
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今回は、方向幕を点灯させる必要もないので種車の電球のままでも構わないのだが、停車時や低速時の光量不足を補うため、電球色LEDに交換することにした。
LEDは必要以上の電流を流すと壊れてしまうので、抵抗や定電流ダイオード(CRD)が必要になる。
ここでは、電圧や電流による抵抗値を考慮するのが面倒なので、15mAのCRDを使うことにした。
(Φ3電球色LEDと定電流ダイオード)
電球色LEDにも色味が黄色っぽいのから赤味がかったものまでいろいろある。
店頭で直に点灯状態を確かめてから購入するのが吉である。
会社帰りに秋葉原に寄り、好ましい色のLEDを10個まとめて購入した。
なお、製造ロットによっても色や明るさの違いなどが生じるようだが、その辺りは概ね許容範囲だろう。
加工前に不良などはないか、点灯させて確認してみた。
(電球色LEDの点灯状態)
この色と光量ならば問題ないだろう。
LEDはΦ3の大きさを用意したが、そのままではライトユニットのケースに収まらないので多少加工が必要だ。
写真の赤線の部分をカットして、高さを低くする。横幅はそのままで問題ない。
(左:加工前、右:加工後)
続いて基盤を加工する。
ヘッドライト用の電球を取り去り、基盤の配線パターンを確認しながらピンバイスで穴を開けなおす。
CRDとLEDを仮置きしてそれぞれの足の部分の曲げ方を検討する。ここは現物合わせで施行するのがよい。
電球とは違い、ダイオードには極性(+と-)があるので、接続の向きは間違ってはならない。
CRDをハンダ付けし、次にLEDをハンダ付けした。
ハンダゴテは20Wのものを使っている。電子部品には15W程度のものが適するようだが、20Wのものでも今のところ問題なく使えている。
加工が終わった基盤の点灯確認をしておこう。
なお、ケースに収めるためにCRDやLEDの足を曲げているので、他の部分との接触によるショートを防ぐため、絶縁用にマスキングテープを使った。
本来なら、電子工作用の耐熱ビニール製のものを使うのだが、手元に無かったのでマスキングテープで間に合わせた。
(加工した基盤でのLED点灯状態)
クモハ、クハともにヘッドライトは窓上に埋め込まれたタイプである。
いずれも種車の状態とは異なる位置のため、製品の導光パーツは使えない。
そこでライトユニットからの導光には、軟質スチロール樹脂のプラ材を使用した。
(導光に使った軟質プラ材)
Φ2のものが丁度よい。折り曲げもできて加工もし易いので重宝する。
これを加工して導光用パーツを作り、ライトケースに収めた。
(加工した導光用パーツ)
(ライトケースに導光用パーツを取り付け)
ライトユニットの運転席側は、運転士を乗せることもあり、薄緑色に塗装してから組み立てた。
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