レールはエンドレスを組んだまま一気に固定する。
〔 センサーやフィーダーのコードに注意 〕
レールを固定する位置が決まったところで、センサーレールやフィーダー、ポイントマシン用の配線を処理するための穴を開けておく。
コードを通して線路側に接続してから、レールを固定する。
レールを固定した後には配線を簡単には変えられないので、神経を遣う作業である。
〔 接着剤を塗る準備 〕
すべてのレール位置に一気に接着剤を塗布し、固定するために、組んだレールを固定位置から少しずらしてスタイロフォームの欠片で嵩上げしておいた。
〔 ゴム系接着剤の塗布 〕
予め罫書いておいたレール位置にゴム系接着剤を塗布し、ヘラで伸ばしてから少し乾かしてレールを固着する。
〔 カントを付ける 〕
写真では分かりにくいが、カーブには1mm角のプラ棒を外側に挟んでカントを付けてみた。
効果のほどはまだ分からない。
〔 試運転を繰り返す 〕
接着剤が固まったら、列車を走らせてみる。
この後は、バラスと撒きや周囲の塗装、プラスター造形のたびに列車を運転して支障が無いか繰り返す必要がある。
出来上がってから試運転をして動かなかった場合に、不具合の発見が難しくなるからである。
〔 バラスト撒布 〕
バラストは TOMIX のシーナリーバラストを使用した。
Nスケールでは大きめであるが、雰囲気はよい。
紙コップに入れて、口を折ると丁度よい感じで撒布できる。
道床付きのレールを使う場合には無理をしてバラストを撒かないほうがよいのだが、線路間も含めて思い切って撒いてみた。
〔 枕木に載ったバラストを落とす 〕
バラストはレール上は当然であるが、枕木の上にも載ってはいけない。
筆の柄などでレールをトントンと叩くと振動で落ちることが知られているが、道床付きのレールでは浅い枕木の所為でうまくいかない。両肩の道床からも落ちてしまうので、筆などで丹念に取り除くのがよいようだ。
〔 散ったバラストを筆で寄せる 〕
枕木上からバラストを排除するのと同時に、両側に散らかったバラストを筆で寄せて形を整える。
〔 バラストの固着には模型用固着剤を使用 〕
バラストの固着は木工用ボンドを水で薄めたボンド水溶液を使うのが一般的であるが、今回は模型用固着剤として市販されているものを使ってみた。
〔 水浸しになる勢いで固着剤を垂らした 〕
適量の水で薄めた固着剤を大き目のスポイトを使って垂らしていく。
結構な勢いでびしょびしょになるほどであるが、結果としては問題が無かった。
コツを掴めばうまく浸透してくれるのだが、始めのうちはダマになる箇所もあって苦労した。
手順を確認してみると、固着剤を垂らす前に霧吹きの水で湿らせておくとよいことを思い出した。
これはボンド水溶液を使う場合も同じであるが、気づいたのも後の祭りである。
〔 乾くまで待つ 〕
固着剤を浸透させた後は、半日から一日は乾かさないといけない。
次の工程まで暫しの休憩である。
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