三月大歌舞伎昼の部を観に行ってきました~!
正直今月は夜の部の源氏物語だけ観れればいいやって思っていて、でもまぁ菊ちゃん出るし一応昼の部も見とくか・・・なんて軽い気持ちでチケット取ってたんです。
蓋を開けてみてびっくり。昼の部、3演目とも予想以上にと~っても良くて、観に行けて良かった!って心から思いました。これだから歌舞伎はやめられないのです。
「恩讐の彼方に」は主人殺しの罪滅ぼしのために出家して20年間洞窟を掘る僧侶と、敵である僧侶を倒そうと現れた主人の息子とのやり取りを描いた物語。
松緑さん演じる僧侶の悲しみと染様演じる実之助の親を失った悲しみ、どちらの気持ちも痛いほど伝わってくるからどうなっちゃうんだろう?って思ってたんですけど、予想外の心温まる感動の結末に我慢出来ず号泣してしまいました。
松緑さん、老け役も全然違和感ないし、お芝居もとっても上手でした。最近いいお役がついてますし、どんどん成長されているんだな~なんて感じます。
菊ちゃんは男をたぶらかし、金に汚い悪女役。こんな憎たらしい役、今まで菊ちゃんがやるイメージ全くなかったけど、これがなかなかハマってて良いんです!ドスの効いた話し方とか色っぽい目線とか、すごくかっこよくてますます惚れたわ~!
伽羅先代萩、魁春さんの政岡は初めてでした。千松役の玉太郎くんか~わいい!
飯炊きあるんだ~なんて思っていたら急激な睡魔に襲われ、記憶がほぼございません(苦笑)
しかし、芝翫さん演じる栄御前の花道の出から最後まではバッチリ見れました。
芝翫さん、最近体調があまり良くないと聞いていたから元気な姿を見れてよかったです。台詞もしっかりとした口調で安心しました。
御殿の場が終わり、床下の場面。荒獅子男之助がネズミを逃がしてしまい、すっぽんから仁木弾正役の幸四郎さんが不気味~な感じで登場した時の存在感ったらハンパなかったです。出来ればこのまま続きが見たかった!って思っちゃいました。
「御所五郎蔵」は初めて観るお芝居。
冒頭の御所五郎蔵と、星影土右衛門が鉢合わせするシーンの両者のいい男ぶりにもううっとり。
菊五郎さんは荒波が描かれた着流し姿、乱れ髪が色っぽい!お供の権十郎さん、亀三郎さん亀寿さん、右近さんも素敵だわ!
一方吉右衛門さんは黒の羽織袴姿、男らしい~!菊五郎に吉右衛門、私的に最高の座組なのでテンションアップ!
七五調の台詞も明快で、すごく耳に心地よくて聞き惚れました。
傾城皐月も綺麗だったけど・・・菊ちゃん演じる傾城逢州の美しさには目を見張るものがありました。着ている打ち掛けのまた艶やかなこと!着物全体に描かれた牡丹の花、全部刺繍ですよ~一体買ったらいくらするんだ!?なんて思いながら見ちゃいました。
花魁道中も素敵だったし、五郎蔵に殺されてしまうシーンも儚げで美しかったし、終始菊ちゃんと2人の色男にうっとり、歌舞伎の様式美を堪能出来る演目で大満足でした!
これは夜の部の源氏物語にも相当期待が出来そうで、今から楽しみです~!!!
三月大歌舞伎@新橋演舞場
平成23年3月2日(水)~26日(土)
昼の部
一、 恩讐の彼方に(おんしゅうのかなたに)
中間市九郎後に僧了海 松 緑
中川実之助 染五郎
お弓 菊之助
馬士権作 亀三郎
若き夫 亀 寿
浪々の武士 亀 鶴
中川三郎兵衛 團 蔵
石工頭岩五郎 歌 六
六世中村歌右衛門十年祭追善狂言
二、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
御 殿
床 下
乳人政岡 魁 春
八汐 梅 玉
沖の井 福 助
澄の江 松 江
一子千松 玉太郎
荒獅子男之助 歌 昇
松島 東 蔵
仁木弾正 幸四郎
栄御前 芝 翫
三、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
御所五郎蔵
御所五郎蔵 菊五郎
傾城皐月 福 助
傾城逢州 菊之助
新貝荒蔵 亀三郎
秩父重介 亀 寿
二宮太郎次 尾上右 近
番頭新造千代菊 歌 江
梶原平蔵 権十郎
甲屋女房お京 芝 雀
星影土右衛門 吉右衛門
正直今月は夜の部の源氏物語だけ観れればいいやって思っていて、でもまぁ菊ちゃん出るし一応昼の部も見とくか・・・なんて軽い気持ちでチケット取ってたんです。
蓋を開けてみてびっくり。昼の部、3演目とも予想以上にと~っても良くて、観に行けて良かった!って心から思いました。これだから歌舞伎はやめられないのです。
「恩讐の彼方に」は主人殺しの罪滅ぼしのために出家して20年間洞窟を掘る僧侶と、敵である僧侶を倒そうと現れた主人の息子とのやり取りを描いた物語。
松緑さん演じる僧侶の悲しみと染様演じる実之助の親を失った悲しみ、どちらの気持ちも痛いほど伝わってくるからどうなっちゃうんだろう?って思ってたんですけど、予想外の心温まる感動の結末に我慢出来ず号泣してしまいました。
松緑さん、老け役も全然違和感ないし、お芝居もとっても上手でした。最近いいお役がついてますし、どんどん成長されているんだな~なんて感じます。
菊ちゃんは男をたぶらかし、金に汚い悪女役。こんな憎たらしい役、今まで菊ちゃんがやるイメージ全くなかったけど、これがなかなかハマってて良いんです!ドスの効いた話し方とか色っぽい目線とか、すごくかっこよくてますます惚れたわ~!
伽羅先代萩、魁春さんの政岡は初めてでした。千松役の玉太郎くんか~わいい!
飯炊きあるんだ~なんて思っていたら急激な睡魔に襲われ、記憶がほぼございません(苦笑)
しかし、芝翫さん演じる栄御前の花道の出から最後まではバッチリ見れました。
芝翫さん、最近体調があまり良くないと聞いていたから元気な姿を見れてよかったです。台詞もしっかりとした口調で安心しました。
御殿の場が終わり、床下の場面。荒獅子男之助がネズミを逃がしてしまい、すっぽんから仁木弾正役の幸四郎さんが不気味~な感じで登場した時の存在感ったらハンパなかったです。出来ればこのまま続きが見たかった!って思っちゃいました。
「御所五郎蔵」は初めて観るお芝居。
冒頭の御所五郎蔵と、星影土右衛門が鉢合わせするシーンの両者のいい男ぶりにもううっとり。
菊五郎さんは荒波が描かれた着流し姿、乱れ髪が色っぽい!お供の権十郎さん、亀三郎さん亀寿さん、右近さんも素敵だわ!
一方吉右衛門さんは黒の羽織袴姿、男らしい~!菊五郎に吉右衛門、私的に最高の座組なのでテンションアップ!
七五調の台詞も明快で、すごく耳に心地よくて聞き惚れました。
傾城皐月も綺麗だったけど・・・菊ちゃん演じる傾城逢州の美しさには目を見張るものがありました。着ている打ち掛けのまた艶やかなこと!着物全体に描かれた牡丹の花、全部刺繍ですよ~一体買ったらいくらするんだ!?なんて思いながら見ちゃいました。
花魁道中も素敵だったし、五郎蔵に殺されてしまうシーンも儚げで美しかったし、終始菊ちゃんと2人の色男にうっとり、歌舞伎の様式美を堪能出来る演目で大満足でした!
これは夜の部の源氏物語にも相当期待が出来そうで、今から楽しみです~!!!
三月大歌舞伎@新橋演舞場
平成23年3月2日(水)~26日(土)
昼の部
一、 恩讐の彼方に(おんしゅうのかなたに)
中間市九郎後に僧了海 松 緑
中川実之助 染五郎
お弓 菊之助
馬士権作 亀三郎
若き夫 亀 寿
浪々の武士 亀 鶴
中川三郎兵衛 團 蔵
石工頭岩五郎 歌 六
六世中村歌右衛門十年祭追善狂言
二、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
御 殿
床 下
乳人政岡 魁 春
八汐 梅 玉
沖の井 福 助
澄の江 松 江
一子千松 玉太郎
荒獅子男之助 歌 昇
松島 東 蔵
仁木弾正 幸四郎
栄御前 芝 翫
三、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
御所五郎蔵
御所五郎蔵 菊五郎
傾城皐月 福 助
傾城逢州 菊之助
新貝荒蔵 亀三郎
秩父重介 亀 寿
二宮太郎次 尾上右 近
番頭新造千代菊 歌 江
梶原平蔵 権十郎
甲屋女房お京 芝 雀
星影土右衛門 吉右衛門
五郎蔵初めてでしたか。
菊五郎さん初役時の五郎蔵を見ていて
おっさんながらに男惚れしてしまった
五郎蔵でした。
モーホーではありませんよ。
念のため(笑)
魁春さんほかの先代萩、歌右衛門さんが
時代物の女形の大役を演じられた雰囲気が
再度伝わってきそうです。
菊五郎さんの五郎蔵の初役をご覧になられたのですね~!それは一体何十年前?
その頃の菊五郎さん、私も見てみたかったです。絶対素敵だったんでしょうね!
男性でも惚れてしまう程のかっこよさ、その気持分かります!
そういえば先代萩は歌右衛門さん追善公演でしたね。
花粉症の薬を飲んでから見てしまったので眠くて眠くて・・・もっとちゃんと観たかったな。