テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ クール!な100冊 ~

2015-09-21 21:58:05 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 とりあえずゥ、かッたどォ~!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!1勝しました!)

 こんにちは、ネーさです。
 ユヴェントスがやっとリーグで1勝してくれて、
 ああ~良かったぁ~♪♪とホッとしております。
 では、読書タイムも元気良く!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



        ―― 女子ミステリー マストリード100 ――



 著者は大矢博子(おおや・ひろこ)さん、2015年8月に発行されました。
 『読みだしたら止まらない!』と副題が付されています。

 連休に、遠出の予定はないけれど、
 書店さんで本を漁るぞ!
 どれにしようかな~?迷うわね~?と、
 お悩みの活字マニアさんには、
 はい、こちらのブックガイド、イチ推しでございます!

「でもォ、これはァ~…」
「ぐるるるがるぅ?」(←訳:女子専用でしょ?)

 いいえ、著者・大矢さんは御本冒頭の『はじめに』で
 
   女子ミステリーといっても
   もちろん対象は女性限定ではありません。

 と記しておられます。

 それに、読書好きさんなら、
 目次を見れば分かるはず!

 紹介されている作品の著者さんは、
 泉鏡花さん、獅子文六さん、横溝正史さん、
 西村京太郎さん、佐藤さとるさん、
 カズオ・イシグロさん、ジャック・フィニーさん等々、
 男性作家さんも大勢いらっしゃいます。

「むむゥッ? なにやらッ??」
「がるるるるるぐるがるる!」(←訳:聞き憶えある名前ばかり!)

 はい、そうなんです!
 著者・大矢さんのセレクション、
 私ネーさの好みの路線とカブってます!
 拙ブログで取り上げたことのある作品が
 あっちにもこっちにも……!
 
 例を挙げると、
 前述のジャック・フィニィさん著『ゲイルズバーグの春を愛す』。

 先日は『薔薇の輪』を御紹介しましたが、
 クリスチアナ・ブランドさんの代表作『ジェゼベルの死』。

 クレイグ・ライスさん著『大はずれ殺人事件』。

 シャーロット・マクラウドさん著《セーラ・ケリング》シリーズ。

「なるほどォ、かぶッてまスゥ!」
「ぐるがるるるるるぐる!」(←訳:でも知らないのもある!)

 いやーもう、
 真にプロフェッショナルな“読み手”である大矢さんの博識ぶりには、
 本当に脱帽いたしますよ。

 ラッセル・ブラットンさん著『ウィンブルドン』。

 テリー・ホワイトさん著『真夜中の相棒』。

 大島真寿美さん著『ピエタ』。

 マイケラ・コールさん著『誰でもない彼の秘密』。

 どの御本も面白そうです♪
 これは探してみねば!

「ほんやさんでッ?」
「がるるぐるる!」(←訳:図書館でもね!)

 年末に刊行されるミステリーのランキング本や
 ミステリーファン向けのブックガイドには
 収録されていないような作品をここで!
 との意図から選ばれた100の作品は、
 おおむね2015年現在入手可能ではありますが、
 シリーズものの中には入手しにくい巻もあるそうです。
 書店さんに置いていないものは、
 図書館でリクエストするのがいいかもしれませんね。

 そしてまた、
 第一部『マストリード100』に続く
 第二部の『さらに楽しい読書のすすめ』も素晴らしい!

「ひょうろんッ、なのでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:女性探偵史の!)

 エンタ作品大好きな方々に読んでいただきたい
 明快かつ正統なミステリ評論が
 巻末をピシリとキメるクールなブックガイド、
 ミステリ好きさんはまさに
 《マストリード》な一冊です。
 ぜひ!
 
  
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