テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

石の声に、耳を。

2018-06-06 21:02:58 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディはでッス!
 ふァうゥ~、あめェでスゥ~…!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!梅雨だねぇ!)

 こんにちは、ネーさです。
 6月6日――習い事を始めるのに最良の日といわれる今日、
 関東地方は梅雨入りとなりました。
 雨音を聴きながら、
 さあ、読書タイム……は、ちょっとパスして、
 本日は、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  



       ―― ミケランジェロと理想の身体 ――



 東京・上野の国立西洋美術館にて、
 会期は2018年6月19日~9月24日
 (月曜と7/17は休館、ただし7/16、8/13、9/17、9/24は開館)、
 『Michelangelo and the Ideal Body』と英語題名が付されています。
 チラシ(フライヤー)からもお分かりのように、
 今回は絵画の展覧会ではなく――

「うむッ! このォてんらんかいィのォ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:主役はキミだ!)

  

 日本にやって来るのはこれが初となる、
 ↑《ダヴィデ=アポロ》(1530年頃)。

 ミケランジェロ・ブオナローティさん(1475~1564)さんの作品の中でも、
 やや特異な位置付けをされている彫像です。

 故郷フィレンツェの動乱の最中に制作されたという、
 中性的な面持ちの男性像は、
 未完成のまま。

「ふむふむゥ、ひょうめんはァ~」
「がるるぐるがるるるぐっるる!」(←訳:ノミの跡がざらざら残ってる!)

  

 この像には“謎”があります。

 《ダヴィデ=アポロ》と名付けられてはいるものの、
 太陽神アポロなのか、
 巨人ゴリアテを倒した英雄ダヴィデ、
 どちらなのか――
 彼はいったい何者なのだろう?

 いや、そもそも
 像は未完成なのではなく、
 ざらざら表面は意図したもので、
 これが完成形なのでは?

「むむむむッ!」
「ぐるるるっ!」

  

 通説では、
 ミケランジェロさんは
 《ダヴィデ=アポロ》像を完成させることなく
 《最後の審判》制作のため、
 フィレンツェからローマへ旅立った……とされています。

「おいてかれェちゃッたァ、のでスかァ~…」
「がるるるぐるるる……」(←訳:なんだか可哀そう……)
 
  

 父親や友人への手紙に、

   天井画は私の本業ではない、
   我は画家にあらず――

 と書き送ったミケランジェロさんですが、
 意外にも、
 現存する大理石彫刻作品は
 世界中に約40点……多いとは言えませんね。

 バチカンの礼拝堂で
 絵の具まみれになって《最後の審判》を描きながら、
 ミケランジェロさんはこの像を、
 おいてけぼりにした石像のザラついた表面を
 ふっと想い起こすことがあったでしょうか。

「なつかしのォ、ふるさとッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:こころの空!)

 或る“神のごとき”彫刻家さんの展覧会へ、
 皆どうかさま、ぜひ♪
 


 
    では、ここでプチプラお菓子のオマケ画像も!
   
    『YBC』さんの
    《チップスター 瀬戸内レモン味》は……
    「ほんのりィれもんッ!」
    「がるぐるる!」(←訳:食べやすい!)
    塩味なお菓子が食べたいよう!なオヤツタイムに
    おすすめです♫

  
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