「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァなんのひィ~でスかッ?」
「がるる!ぐるるがるぐるるる!」(←訳:虎です!今日はあの名作の日!)
こんにちは、ネーさです。
1943年の今日――4月6日、
サン=テグジュペリさん作『星の王子さま』(初版)が
米国NYで刊行されました。
現在は200以上の国と地域の言葉に翻訳されている
『Le Petit Prince』に敬意を表しつつ、
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― エロール・ル・カイン ――
前回記事でご紹介しました『エロール・ル・カイン 展』の図録作品は、
2009年12月に発行されました。
『ERROL LE CAIN The Enchanter of Images』と英語題名が、
『イメージの魔術師』と日本語副題が付されています。
書籍として、一般書店さんでも取り扱われていますよ。
「たしかにィ、まじゅつしィ~でしたでス!」
「ぐるがるぐっるるるる!」(←訳:色彩感覚すっごいんだ!)
展示室で拝見した原画の第一印象は、
色使いの素晴らしさでした。
19世紀末~20世紀前半の有名な絵本作品、
それに、アニメーターだったからでしょうか、
初期のディズニー作品を想わせる
細やかな配色……。
そしてまた、
保存状態が素晴らしい!
「ほぞんじょうたいィ??」
「がるぐるがる!」(←訳:そこ重要です!)
ル・カインさんの作品は、水彩画やペン画が中心です。
つまり、“紙”に描かれたもの、ですね。
劣化や日焼け、カビの脅威から“紙”を守り、
長期間しっかり保存するのは難しいんです。
嬉しいことに、
展示されているル・カインさんの作品にカビや汚れはなく、
絵の具の色の鮮やかさ、
髪の毛のように細い線もくっきり……
もう、それだけで感激してしまいました。
「これからもォ、ずッとォ~」
「ぐるるるるがる!」(←訳:このままでいて!
かくも美しい原画作品ですが、
ル・カインさんの病没後、
途方もない危機に見舞われました。
相続人であった未亡人さんは、
ル・カインさんの絵本のお仕事を嫌っていたらしく、
遺された原画を次々と売り払い、
売れ残ったものは捨ててしまおうとしていたところ、
現在『えほんミュージアム』を主宰している
渋谷稔さんに説得されて思いとどまり、
作品は辛うじて散逸・損失を免れたのでした。
これはとても奇跡的な出来事で、
絵本の歴史上では名作とされている作品の多くは、
原画の所在が不明、
管理者・著作権者が不詳、
となっているのが現状です。
冒頭に挙げた『星の王子さま』も、
フランスの国宝といえる作品なのに、
原画や資料は散逸状態なんですよね……。
「かなしいィでス……」
「がるるるる……」(←訳:悔しくて涙……)
渋谷稔さんが買い取ったル・カインさんの作品は、
『えほんミュージアム清里』の収蔵品となり、
常設展示されています。
今回(4月5日~6月1日開催)の、
八王子夢美術館での『エロール・ル・カイン展』では、
《魔術師キャッツ》シリーズが
私ネーさのイチ押し!ですよ。
病と闘いながら描いたル・カインさんの遺作、
しかし、線には微塵の迷いもなく、
躍動するニャンコたちの表情は
神々しいほど晴れやか……!
T・S・エリオットさんの詩を原作とする
ファンタジックな冒険物語を、
皆さまもぜひ、ご覧になってくださいね♪









