「こんにちわァ、テディちゃでス!
ごほんッ!ときたらァ、りゅうかくさんッ!」
「がるる!ぐるぐるる!」(←訳:虎です!のど飴です!)
こんにちは、ネーさです。
のど飴のシーズンですが、最近我が家でリピート率が高いのは
《龍角散のど飴》!
お薬っぽいあの香り!
風邪気味かも~…と、お困りの活字マニアさんにおすすめですよ~♪
「もぐもぐッ♪」
「ぐるる!」(←訳:ぱくり!)
お喉が潤ったら、今日も読書タ~イム!
本日は、実に久しぶりの名作劇場を開演いたしますよ!
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 曲がった蝶番(ちょうつがい) ――
著者はジョン・ディクスン・カーさん、原著は1938年に、日本語版は1966年に発行されました。
上の画像はネーさ所蔵の旧版なので、ずいぶんと年期が入りまくっちゃってますが、
現在は表紙画も一新された新装版が刊行されています。
「めいさくゥ、なのでスかッ♪」
「がるぐるぐる!」(←訳:古典作品だね!)
冬休み、春休み、夏休みやお盆のお休みは、
活字マニアさんにとって“再読の季節”と言えるのではないでしょうか。
新刊もいいけれど、
むか~し読んだ本を書棚の奥から引っ張り出し、
久々に読みふけりたくなる、貴重なひととき……。
私ネーさも、つい数日前、書店さんで
新装版の『曲がった蝶番』を目にし、ハッとしました。
この御本、本棚のどこかにあったわ!
「ふむふむッ、それでェ~…」
「がるぐるるる?」(←訳:読み返したの?)
ええ、読み返しましたよ!
そして、あまりの面白さと驚きに、あらためて、
これは御紹介しなくちゃ!と奮い立ったのです。
なぜって、
粗筋をほんの少し読んだだけで、
ミステリ好きさんなら放っておけなくなること、請け合い!
じっとなんて、していられなくなります!
「なんでなんでッ??」
「ぐるがる~??」(←訳:どうして~??)
物語の舞台となるのは、英国南部のケント州、
由緒ある准男爵の御屋敷です。
広大な領地、
莫大な資産を有するのは、
家督を受け継いだばかりの、若きジョン・ファーンリ卿。
しかし、それに或る人物が異議を唱えました。
本物のジョン・ファーンリは僕だ!
現当主は贋物である!と訴える者。
そっちこそ詐欺だ!謀略だ!と激昂する弁護士たち。
本物の相続人――ジョン・ファーンリ卿はどちらなのか?
真贋を見極める手段として提案されたのは、
指紋帖の指紋!
指紋帖には、少年時代のジョン卿の指紋が残っているはずなのです!
「おおおッ!それはァ!」
「がるるっぐる!」(←訳:もしやっあの!)
名乗り出たふたりの相続人!
身の証(あかし)を立てる決定的証拠――指紋帖。
そうです、これは――
「きんだいちさんッ、でスゥ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:犬神家だよう!)
はい、まさに!
横溝正史さん著『犬神家の一族』ですね。
とはいっても、
横溝さんが『犬神家の一族』を雑誌に掲載し始めたのは1950年のこと、
J・D・カーさんの『曲がった蝶番』は1938年。
両作品に直接の関係はない、とすべきでしょう。
江戸川乱歩さんでしたら、
おそらくはカーさんの作品を発表直後に原書で読んでおられたのは確実ですが。
また、もちろん、カーさんの興味が《不可能犯罪》にあるのに対して
横溝さんは一族間の相克に焦点を当てています。
似て非なる物語なのだとは、
歴然としていますね。
「でもォ!」
「がるるるぅ!」(←訳:気になるぅ!)
《密室の巨匠》と、
《日本のミステリキング》が奏でる、
それぞれの驚異のトリック!
旧家を受け継ぐべき正当な相続人は、どちらなのか?
カーさんが描き上げた《謎》の真相は?
ミステリ好きさんも、
金田一さんシリーズ大好き!という方々も、
ぜひ読み比べて下さいな~♪
「えいがもォ、よいィのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:名作は強いのだ!)
ごほんッ!ときたらァ、りゅうかくさんッ!」
「がるる!ぐるぐるる!」(←訳:虎です!のど飴です!)
こんにちは、ネーさです。
のど飴のシーズンですが、最近我が家でリピート率が高いのは
《龍角散のど飴》!
お薬っぽいあの香り!
風邪気味かも~…と、お困りの活字マニアさんにおすすめですよ~♪
「もぐもぐッ♪」
「ぐるる!」(←訳:ぱくり!)
お喉が潤ったら、今日も読書タ~イム!
本日は、実に久しぶりの名作劇場を開演いたしますよ!
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 曲がった蝶番(ちょうつがい) ――
著者はジョン・ディクスン・カーさん、原著は1938年に、日本語版は1966年に発行されました。
上の画像はネーさ所蔵の旧版なので、ずいぶんと年期が入りまくっちゃってますが、
現在は表紙画も一新された新装版が刊行されています。
「めいさくゥ、なのでスかッ♪」
「がるぐるぐる!」(←訳:古典作品だね!)
冬休み、春休み、夏休みやお盆のお休みは、
活字マニアさんにとって“再読の季節”と言えるのではないでしょうか。
新刊もいいけれど、
むか~し読んだ本を書棚の奥から引っ張り出し、
久々に読みふけりたくなる、貴重なひととき……。
私ネーさも、つい数日前、書店さんで
新装版の『曲がった蝶番』を目にし、ハッとしました。
この御本、本棚のどこかにあったわ!
「ふむふむッ、それでェ~…」
「がるぐるるる?」(←訳:読み返したの?)
ええ、読み返しましたよ!
そして、あまりの面白さと驚きに、あらためて、
これは御紹介しなくちゃ!と奮い立ったのです。
なぜって、
粗筋をほんの少し読んだだけで、
ミステリ好きさんなら放っておけなくなること、請け合い!
じっとなんて、していられなくなります!
「なんでなんでッ??」
「ぐるがる~??」(←訳:どうして~??)
物語の舞台となるのは、英国南部のケント州、
由緒ある准男爵の御屋敷です。
広大な領地、
莫大な資産を有するのは、
家督を受け継いだばかりの、若きジョン・ファーンリ卿。
しかし、それに或る人物が異議を唱えました。
本物のジョン・ファーンリは僕だ!
現当主は贋物である!と訴える者。
そっちこそ詐欺だ!謀略だ!と激昂する弁護士たち。
本物の相続人――ジョン・ファーンリ卿はどちらなのか?
真贋を見極める手段として提案されたのは、
指紋帖の指紋!
指紋帖には、少年時代のジョン卿の指紋が残っているはずなのです!
「おおおッ!それはァ!」
「がるるっぐる!」(←訳:もしやっあの!)
名乗り出たふたりの相続人!
身の証(あかし)を立てる決定的証拠――指紋帖。
そうです、これは――
「きんだいちさんッ、でスゥ!」
「ぐるぐるるる!」(←訳:犬神家だよう!)
はい、まさに!
横溝正史さん著『犬神家の一族』ですね。
とはいっても、
横溝さんが『犬神家の一族』を雑誌に掲載し始めたのは1950年のこと、
J・D・カーさんの『曲がった蝶番』は1938年。
両作品に直接の関係はない、とすべきでしょう。
江戸川乱歩さんでしたら、
おそらくはカーさんの作品を発表直後に原書で読んでおられたのは確実ですが。
また、もちろん、カーさんの興味が《不可能犯罪》にあるのに対して
横溝さんは一族間の相克に焦点を当てています。
似て非なる物語なのだとは、
歴然としていますね。
「でもォ!」
「がるるるぅ!」(←訳:気になるぅ!)
《密室の巨匠》と、
《日本のミステリキング》が奏でる、
それぞれの驚異のトリック!
旧家を受け継ぐべき正当な相続人は、どちらなのか?
カーさんが描き上げた《謎》の真相は?
ミステリ好きさんも、
金田一さんシリーズ大好き!という方々も、
ぜひ読み比べて下さいな~♪
「えいがもォ、よいィのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:名作は強いのだ!)