ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

21回目の点滴

2008-04-12 | 闘病生活
手術後、初めての抗がん剤治療を受けてまいりました。
またこれから、毎週土曜日に通院です。

久しぶりの採血。
硬くなった血管壁も、少しは回復したでしょうか。
でも今日の担当は「どんな血管でも採血しますよぉ」というベテランの方で
いつもどおりあっさり終わらせてくださったので
どの程度復活しているのかはわかりませんでした。

好中球は5800。好中球が60%で3480。
やはり抗がん剤が抜けた状態だと、数値も良好です。
栄養状態も悪くないとのこと。貧血もなし。
各種数値のうち「お酒を飲んでいると出にくい」という数値がなかなか表示されず
「飲んでる?」と聞かれてしまいましたが
あいにくまだ飲んでません。
飲んでいいんですかぁ?飲みますよぉ。

腸ろうは結局1回も使っていないので、正直にご報告。
だって、アレ使うとかなり長い時間拘束されるんだもん。
だからがんばって飲んでます。

栄養剤は「イチゴ味・バニラ味・コーヒー味」の3種あるんですが
どれも似たり寄ったりのただ甘いだけの味。
私はあれこれ工夫してみました。

イチゴ味はティーバッグを入れて軽く煮出してフレーバーティー風に。
バニラ味にはインスタントコーヒーを入れて、これもフレーバーコーヒーに。
コーヒー味には無糖のココアを入れてカフェモカに。
そして最近発見したんですが
どれもシナモンパウダーを振ってから飲むとけっこうイケる。

それらをご報告しましたらI医師大喜びでした。
他の患者さんにもいかに飲んでもらうか苦労してる、とのことで
熱心にメモを取っておられました。
お役に立ちましたか?ちょっとうれしいです。

体重は落ちちゃったけど体力はどう?と聞かれたので
旅行に行っても全然平気だったと報告したら、これまた喜んでくださいました。
そっかぁ、旅行行ったかぁ、と。
途中、隣の診察室から顔を出したF医師も
やはりよかったよかったと喜んでくださいました。

そうそう、空港の検査でもお腹に埋め込んだポートは引っかかりませんでした。
あっさり通過できちゃって、ちょっと拍子抜け。
それもご報告。
そうか、ポートは大丈夫なんだ、と興味深げでしたが
きっとこれは国内線だからですよ。
国際線だったら引っかかりますよ、絶対。

下痢が断続的に続いているので、お薬を替えてみることに。
整腸剤が新しいものになりました。

ただ、私の場合は「病的な下痢」なわけではなく
どちらかというと「軟便」と呼びべきもののようです。
でも出かけた先でそれじゃあ困るでしょ、と
まるで私の、これからの遊びの予定を見透かしているかのように
一時的に下痢を止める薬を出してくださいました。
ただしあまり頻繁には使わないように、と。

大丈夫そうだから腸ろうも取っちゃおうか?と言われましたが
抗がん剤治療を始めて、また食べられなくなる可能性もあるので
もうしばらくつけておくことになりました。

いつも、抗がん剤投与前の抗アレルギー剤で眠くなるのですが
今日は久しぶりだったせいかいつもより眠気がひどく、早々に爆睡。
点滴が始まる前は、手術後でなにか過剰反応が出るんじゃないかと
ヒヤヒヤしていたはずなのに。
結局なにもなく無事に終わりました。

また2.3日後には副作用が出るのでしょう。
あんまりひどくないtいいんですけどね。

病院へ行く途中にある縁切榎。
毎回通るたびに同じことを心の中で願いながら見上げていました。
「病気と縁を切ります。だから力を貸してください」と。

なにかで読んだんですよね。神様にお参りするときは
「どうぞ病気が治りますように」などと、1から他力本願の願い事をしてはいけないと。
無茶なこと言うなって怒るんだって。
自分で努力するから協力してほしい、という人には力を貸してくださるんだそうです。
だから私は「絶対縁を切る」と決意表明をしてきたんです。

でも今日からは内容が変わりました。
「ありがとうございました。これからも病気と縁が出来ないようがんばります。
だから見守ってください」

抗がん剤治療はとりあえず半年間、続けることになりました。
これから半年、榎さまは私を暖かく見守ってくださると信じています。