ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

20回目の点滴

2008-01-19 | 闘病生活
記念すべき(?)20回目の点滴を受けてまいりました。
雪が降らなくてよかったぁ。今日の東京は、意外に暖かかったです。

採血は問題なく終了。
白血球は3300。好中球が39%で1287。
先週も点滴しているわりには良い数値です。
血圧も105-60。うん、良好。

今週は、あまりの寒さに動きたくないと思いつつ
これじゃあいけないと自分を奮い立たせ、時折ストレッチをしたり
買い物にも自転車を使わず徒歩で出かけたりしていました。
それに加えて新しい漢方も飲み始めたので
その成果がさっそく出ているのでしょうか?

しかし、これが長続きしないのが私の欠点なのでねぇ。
いつまで続くかしら。。。

今日の診察はF医師。お久しぶりでございます。
顔を見るなり「元気そうだねぇ」と言ってくださいました。
F医師は必ずお腹を見たがります。(趣味なわけじゃないだろうけど)
今日も横たわった私のお腹を叩いたりなでたりしながら「体重も変わってなさそうだね」と。
腹の肉で判断しないでください。

先週から悶々としていた、手術と手術後の治療についての疑問を
予定通りぶつけてみました。

結論。
胃にガンが残っているのかどうかは、取ってみなけりゃわからない。 そんな。。。
大元のガン細胞が残っている可能性がほんのちょっとでもある限り
再発の危険を冒してまで胃を残しておくことはできないし
残しておけば、抗がん剤をやめたとたんに再発する可能性が高い。
ただ、取った後の検査によっては「ガンは治っていた」と言える可能性はあるし
医師団はそれを期待して治療している。
けどそれも、摘出した胃を検査して始めてわかることなので
もしも内視鏡で見えなくなっていたとしても、結局は絶対取る

その後の抗がん剤治療はたぶんつらいと思うけど
腹膜を取り出して見るわけにいかない以上、続けざるをえない。
いつまで続くのかはまったく手探り状態で
半年で終わるかも知れないし一生続くかもしれない

この前手術をしたという男性の場合
腹膜のガンは目で見る限りほぼ消えていたけれど、さっそく抗がん剤治療を始めている。
やはり、手術前よりも少しはつらそうである。

と、こんな感じです。

薬だけで治る可能性がないわけではなく、医師もそのつもりで治療しているのに
それでも検査のために取らなきゃいけないって、やっぱ悔しい。
取っちゃった後で「治ってたよ~」なんて言われてもうれしくないもんな。
どうにもならないんだろうねぇ。
再発の不安を少しでも軽くするためと、割り切るしかないでしょうね。
それに、体力のある今のうちにやってしまったほうがいいだろうし。
私の体力、手術後も持つでしょうか?(聞かれたってわからないですよね)

久しぶりのF医師は、カルテを見て「長いねぇ、もう1年以上だねぇ」と
感慨深げにおっしゃいました。
そうです、私がんばっております。だからこそ、この辺で一気に治したかったのに。

化学療法室では、初めてお会いする若い男性医師が針を刺してくださいました。
お腹のポートに針を刺すのは初めてらしく、私は少々不安。
しかも私、今日初めて「針」を目の当たりに見てしまいまして
こんなに太くて釣り針みたいにぶっきらぼうなヤツを刺すの?と怖くなったせいか
いつもよりずっと痛く感じました。
この医師も自信がないせいか、ゆっくりゆっくり刺したので痛い時間も長いのですよ。
もっと一気にいってほしかったです。

そして点滴開始。と思ったら、液が流れていきません。
いつもは感じないチクチクした痛みもあるし。
なぜだろう?と、針をいじられ管をいじられ
しまいには外来からF医師がすっ飛んできて、直々に見てくださいました。
どうやら、ポートまたはポートからお腹に延びている管が
なにか(っていったって腹の肉しかないんだけど)にくっついてしまっていたようです。
F医師が注射器を使って強制的に液を出し入れした結果
すんなり入っていくようになりましたが、その瞬間がとってもとっても痛かったです。

終了後、針を抜く際には
入院時にさんざお世話になった推定身長180cmのK医師が来てくださいました。
これまたお久しぶりです。
ちゃんと覚えていてくださり、ちょっと昔話をしました。
覚えていてもらえるって、うれしいですね。
2月にまた入院病棟で待ってるから、と言ってくださいました。

点滴液が流れていかなかったときに
看護師さんがI医師を呼ぼうと言うので
「I先生は今日は学会だとかでお休みですよ」と伝えたのですが、まずかったのかも。

看護師さんと針を刺してくれた医師と、もうひとりの誰かが
こそこそ話しているのが聞こえました。
「学会ってなに?今の時期になんかあったっけ?他に誰も行ってないんでしょ?」と。

すみません、おそらくI医師は
学会でも勉強会でも講習会でも単なる茶話会でも
患者に対していちいち区別することはないだろうと
そう思って「学会」と口にしたのではないでしょうか?
来週出勤するまでI医師はみなさんの好奇心の餌食になってしまわれるのかも。
ほんとに申し訳ない。