ビスケット

前にも書いたことがあるけれど。

わたしは、決してたくさんの本を読む読書家ではないと思う。
でも、いつも鞄の中には何かしらの本が入っている。

どちらかっていうと、
同じ本を何度も読むのがすきなのね。


ふと、「あの本を読みかえしてみようかな」って、
頭にうかんだ本を手に取るの。
それは、本に呼ばれているんだと、
わたしは信じている。


そして、今、鞄に入っている本は、
いったい何度読んだか分からない。
もう、ストーリーなんて完全熟知なので、
適当に開いたページから読み始めてみたり、
とびとびにページを開いて読んでみたり。
そんなことをしていると、
いままで気付かなかった発見があったりする。


要は。
そのとき、そのときの、問題意識。
・・・なんだろうね。


きょう、開いたページには、
こんなことが書いてあったの。



　　人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ。

　　ビスケットの缶にいろんなビスケットがつまってて、
　　好きなのとあんまり好きじゃないのがあるでしょ？
　　それで先に好きなのどんどん食べちゃうと、
　　あとあんまり好きじゃないのばっかり残るわよね。
　　私、辛いことがあるといつもそう思うのよ。
　　いまこれをやっとくとあとになって楽になるって。
　　人生はビスケットの缶なんだって。



そして、わたしは知る。

『ビスケットは、まんべんなく食べよう！！！』

ちょっぴり、いま、がまんすれば、
あとで、すきなビスケットを食べられる。






だ～い×∞すきな、平野顕子さんの、
“ニューイングランドクランベリーケーキ”

平野さんのように、
勇気ある生き方を、わたしもしたいな。