「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

牛丼のすき家

2008-09-21 | つれづれ
牛丼の「すき家」ってありますよね。牛丼屋さんなのですが、吉野家と違ってマグロ丼があったり、高菜明太マヨ丼なんていうものがあったりして、多品種勝負!というラインアップ。ときどき「こりゃなんじゃいな?」というメニューがあったりして、個人的にはB級グルメの楽しみにしています。

で、昨日、久しぶりに行ったら店内の写真に「お好み焼き風味牛丼」というのがありました。「?」。こういうのは試すに限ります。で、お店の人(20代の女性でした)に注文したんです。そしたら、その女性が「エッ」と。いや、言葉には出さないのですが、なんというか一瞬、驚いたように身をくいっとひいて、そのさいに声になるかならないかぐらいの小さな「え」というような空気音がある。驚かれるわけです、要するに。

てのは思いました。「あれ、この商品はなにか問題があるのかなあ。売れていない商品でてのが最初の注文者だったのかなあ。まずいことをこの女性は知っていて、それを伝えてくれようとしているのかなあ」などなど、時間にすればほんとに一瞬なのですけど、いろいろな考えが頭をよぎります。

で、2秒ほどして女性に聞きました。「あのー、これってあるんですよね?」。「はい」。「ではお願いします」

ドキドキして待つこと1分ほど。出てきました。マヨネーズとオタフクソース、鰹節に青海苔を牛丼にかけたものです。そこに卵の黄身だけ乗せていただくのですが、ほんとにお味はお好み焼き。そこに牛丼の汁の味がしみて、なんというか、まあ、まさに屋台の味というか、B級グルメ的にはGOOD!なお味なのでした。

そうこうしてると、隣にお客さんが座って、さきほどの女性店員がまた注文をとりにきました。「牛丼」。今度の商品はシンプルです。だけど女性はまた同じリアクションです。どうもこの女性の癖なのでしょうね、紛らわしい。

オジさんも一瞬ですがたじろいだように感じました。でもそこはオジさま。「あ、並ね」で注文をきれいに成立させていらしたのでした。

なんというか、不思議な店員さんでした。でも、面白かったかも。ほんとにあれで、おいしいマズイをお客さんに伝えようとしていたら傑作なのですけどね。