「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

「花嫁のパパ」

2008-04-06 | 映画
娘を嫁に出す父親の姿をコメディ風に描いた「花嫁の父」(1950年)をリメイクした92年の作品「花嫁のパパ」。観るともなく観始めて、ほんのりとした温かみが胸に残りました。下に引用した「あらすじ」を読んでもらえば、内容はそこに尽くされていますが、全編を通じて人の心の温かさが感じられる。

てのには娘がいないので想像でしかないのですが、たぶん私も娘に「結婚するの」なんていわれたらこの映画のパパのような、ちょっとふてくされた反応をするような気がします。男って基本的に子どもだと自己認識してます。だから、「そんなの嘘だろ」と、子どもっぽい反応をしてしまいそう。

それはそうと、実は大きな疑問が残ったのです。この映画の中では花嫁側が結婚式・披露宴の費用全額を負担することになっている。これって米国では一般的なのでしょうか? 花嫁側が新郎側に比べて大金持ちというのなら疑問にも思わないのですが、なにせ新郎側は富豪で新郎自身も相当稼いでいる。それに対し、花嫁側も貧しくはないし、中流の上以上のクラスではありますが、相当にこの結婚式の費用負担が重たそう。新郎側からも「一部負担しましょうか」と申し出まで受けながら、「それはこちらの義務」という感じで、見栄もあるのでしょうが、全部引き受ける。わかる方がいれば教えてくださいね。


=以下、goo映画より=
今、娘アニー(キンバリー・ウィリアムス)の結婚式が終った。部屋の中にいるのはパパのジョージ・バンクス(スティーヴ・マーティン)。パパは半年前に始まる大騒動を回想していく。半年前、ローマで建築学を勉強していたアニーが久しぶりに帰ってきた。喜ぶパパとママ(ダイアン・キートン)に、アニーはいきなり結婚宣言をしてしまう。彼女の相手はブライアン(ジョージ・ニューバーン)。コミュニケーション・コンサルタントを営む若きエリートで、そのさわやかさにママは大感激。しかしパパは赤の他人に娘を奪われるようで面白くない。そんなパパをよそに、結婚式の段どりは着実に決められていく。披露宴は自宅でのパーティ。おフランス帰り風のコーディネーター、フランク(マーティン・ショート)の提示した予算はベラボーなもの。招待客は500人以上。パパの怒りは爆発するが、ママの説得でついに今後はグチを言わないことを約束する。そして結婚式の前夜、眠れないパパとアニーが語らう庭に、36年ぶりの大雪が積もり始める。翌日、式はとどこおりなく終わった。披露宴は華やかに開始された。しかし、花嫁とダンスを踊ろうとあせるパパは、結局アニーに送る言葉さえ言えなかった。落ちこみのパパ。そのとき、空港からアニーの電話があった。パパはやっと娘に、優しく送る言葉をかけることができた。パパの横にはママがいた。やがて2人はどちらからともなく優雅に踊り始めるのであった。