「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

007/カジノ・ロワイヤル

2006-12-26 | 映画
かっこいいです。最新の007シリーズ「007/カジノ・ロワイヤル」でジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグ。これまでのボンドとは一味もふた味も違います。

=以下、goo映画から=
暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格し、最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルの存在を突き止める。高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる。


粗野でワルな雰囲気を漂わせながら、心に葛藤を抱えて悩むダニエル・クレイグの姿は、「なんでもできちゃうかっこいいボンド」というこれまでのヒーロー像とは似ても似つかない感じがします。一人の男として本気で恋もするし、悩みもする。それが憎らしいぐらいによく似合うんだ、これが。それでいてMとの会話もセンスがよくて、ボンドガールも魅力的、お約束の「テクノロジー」も出てきますから、なんというか、007の伝統的な魅力も楽しめます。

これまでの007シリーズ作品を、ダニエル・クレイグでリメイクしたものが観てみたい、などといったら古の名優たちに失礼でしょうか。それぐらい存在感があります。

おなじみのテーマソングに代わり今回は新しい歌が。葛藤に苦しむボンドに合った歌詞とリズムでした。で、最後の最後にお馴染みの決め台詞とおなじみのあのテーマソングが鳴り響き、007の誕生を告げるのでありました。あまり007シリーズはお奨めしないのですが、この作品はいいですよ。