「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

銚子商業、甲子園へ

2005-07-28 | つれづれ
やったー!! 銚子商業、甲子園行きおめでとう!

てのは東京・下町の人間ですが、なぜか高校野球は千葉県勢(プロ野球も千葉ロッテファンですけど)、特に銚子商業や成東などを応援してます。録画した試合中継を見ましたが、延長12回表の銚子商業の攻撃には鳥肌が立ちました。2アウトながらランナーが2人出ている場面でした。ベンチで涙を流しながら両手を組んで祈るエース。バッターボックスには4番打者の福田力斗君。福田君の一振りは、まったく躊躇を感じさせない、ほれぼれするようなフルスイングでした。刺すような速い打球がライトと右翼線の間に飛んでいく。三塁打!

福田君は12回裏、最後の守りにつくときにまわりに何か声をかけていました。おそらく「しまっていこう」とでも言ったのでしょう。その表情には誇らしさや笑みではなく、「まだ気を抜くのは早い」と諌めるような厳しさがありました。いい表情でした。応援席からはさかんに声がかかっているのでしょうが、あえて振り向きもしません。普通なら誇らしそうにする場面です。おそらく練習などを通じ、いろいろな苦労を経験したのでしょう。高校生離れした強靭な精神力を感じました。

ぜひ、甲子園でも持てる力を存分に発揮してほしいと思います。それにしても高校野球に感動するてのは、やはり単純なオジということなのかなあ。