ねこのひたい

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お墓掃除で発覚!親戚とのもめごと

2020年10月13日 | 介護の問題

夫と二人、夫の実家のお墓掃除にでかけました。

車で家を出発してすぐ、夫のシャツがあり得ないほど

シワシワなことに気づきました。

しまい込んであったシャツを引っ張り出して着たようです。

 

普段、そういうことに頓着のない私ですが

これはあり得ない!ってレベルのシワシワぶり。

しぶる夫を説得して家に戻り

アイロンをかけました。

夫のシャツにアイロンをかけるとか、本当にしないんですけどね。

 

で、再出発したのはいいのですが

またしても猫の世話の中の一つを忘れていることに気づきました。

夫は「いいよ、猫なんて」と戻ることを渋りましたが

猫が心配で墓掃除どころではなくなる!と再び家に戻りました。

 

3度目の正直で今度は、無事?墓地に着きました。

家からは1時間強の道のりです。

車を停めて我が家のお墓方面へ歩いていると…

なんと向こうから歩いてくるのは

亡き義父の妹である叔母さんじゃないですか!!

偶然!偶然過ぎる!!!

 

偶然の出会い驚いていると、

叔母さんのダンナさん、叔父さんもやってきました。

叔父さんによると

墓地が草ぼうぼうだったので、全部抜いてくれたとのことでした。

 

これは、ラッキー♪

我が家のお墓は、墓石が3基あって面積も6畳あるんじゃないかという広さ。

これを体が不自由な夫(大げさ)と私で草抜きをするとなると

とんでもない労力と時間がかかったはずです。

ちなみに叔父さん・叔母さんとも80を超えているのですが

特に叔父さんは元気溌剌、私たちの何倍もの能力を発揮できます。

 

実際、お墓もきれいさっぱり雑草がなくなっていて

私と夫は、この老夫婦に心からの感謝を伝えました。

そして、心の中で、出発時のシャツのアイロンと猫の世話を

ブラボーーーーーと褒めたたえましたよ。

ほんと、あそこで時間使ってなかったら

お二人より早くついて雑草抜きに四苦八苦したはず。

夫、しわくちゃなシャツを着てくれてありがとう!

猫の世話も忘れてくれてありがとう!

 

しかし、話はここからが問題でした。

叔父さんが、義父の妹さん(夫からすると叔母ですが

まぎらわしいのでKさんとします)について語りだしました。

Kさんは若い頃病を発し、長らく療養生活を送っていました。

私が結婚した頃には、家から遠く離れた療養のための病院に入っていました。

私は一度もあったことがありません。

 

このKさん、保証人こそ義父でしたが

実際の世話(お金関係や手続きなど)は全て義母がやっていました。

障がい者年金をもらっていたそうなんですが

それでは足りず、義母が立て替えていたと言います。

 

そしてKさんには定期預金がありました。

ですが、本人確認等が厳しくなって、義母はお金を下ろせずにいました。

いつかこの定期を解約して立て替えた分を取り戻したい、

義母の思いはずっと前から聞いていました。

 

3年前、義父が亡くなり、保証人は義理の関係の義母ではなく

実の妹の今回偶然会った叔母さんへと移りました。

ただ、実際に取り仕切ったのは「お金に細かい」と噂される叔父さん。

叔父さんはKさんを自宅近くの特養に入れ、

この特養が利用料が高めのところだったため

ものすごい執念を発揮して、例の定期を解約したと聞いていました。

 

事実、このお墓での偶然の出会いの時にも

叔父さんがどんなに頑張って定期を解約したか、を聞かされました。

その話は「粘り勝ち」みたいな感想でした。

そして、解約した定期の使い道についても語りだしました。

・特養の利用料の足し

・お葬式代(Kさんはこの春に亡くなった)

・自分の妻(叔母)に50万円

・残りを義母に100万円

 

義母は立替分は諦めた、と語っていたことから

立替分には足りなくても、お金が戻ってきたことに

私と夫はとても喜び、叔父さんにも丁寧なお礼をしました。

 

二人と別れた後、夫が義母に連絡を入れました。

そして、「お金も戻ってきてよかったよね」的な話をすると

義母は「何十年にもわたって何もしなかった人(叔母さん)に

お金を渡すとは受け入れがたい」的なことで非常にお怒りだったようです。

 

そう、義父の存命中は義母だけがKさんの面倒を見て

叔母さんは実の姉妹といえども全く面倒を見なかったそう。

そもそも、保証人を変更するときにも

「高齢者でない連来保証人を」と言われて、

自分の子どもではなく、うちの夫に頼んできました。

Kさんの存在は、子どもにも話していない、というのが理由だったようです。

 

お金が全額ではないにしろ、

戻ってきて義母も喜んでいるのではというのは

私たちの思い込みでした。

親戚付き合いって、一筋縄ではいなかいね。

夫とそんなことを話しました。

 

そして半月が経ち、夫が義母に電話したところ

この件についてまた報告を受けたと言います。

お墓掃除の後の夫の電話以降、

叔父夫婦に対して怒りが収まらず

余りにもひどいので精神科医にいって精神安定剤をもらったとのことでした。

 

こう書くと、叔父のお金に対する執着がすごすぎるのが問題のようですが、

義母は円満な親戚付き合いを維持するために、お金の不平不満を直接言わない、

っていうスタンスが、そもそもの問題なのではと感じています。

 

保証人を義父から叔母(実質叔父)に移す際、

立替分について、どうしたらいいのか無料法律相談行けば、と

提案したことがありました。

実際、夫は無料法律相談を予約してあったんです。

それを義母が必要ないというのでキャンセルし、

妥当なのかどうなのかよくわからない口約束のみで

手続きが行われたようです。

 

精神安定剤が必要なほどお怒りになるなら

あの時きちんとやっておけばよかったのに~

思いますが、思うだけです。

 

きっと、日本中にたくさんある親戚通しのもめごとは

「親戚ともめたくない」ってうやむやにしたため

結局もめる、ってパターンが多いのでしょうね。

 

実は義母、自分の生家の遺産相続でも忸怩たる思いを抱えていて

時々それを悔しがります。

その遺産相続は今回とは桁が一桁違うので

きとんと弁護士に依頼して、それそうとの手続きをとれば

結構な額が手に入るのでは…と思うんです。

 

でも義母は言います。

今回の件の親戚とはもう付き合うつもりもなく

唯一の親戚がその家族である、

その家族と気まずい思いをするのは避けたい、と。

 

その覚悟は尊重しましょう。

でも…だったらグチグチ言わないで欲しいな。

グチグチ言うのなら、弁護士に依頼して欲しいな。

そんなことを感じています。

 

 

 

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