胸焼けする

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パンケーキ食べたいんでしょ？行こうよと授業終わりに突然話しかけられた。
担任からのお誘いだ、これは奢りに違いない。
ちょうど、お腹もすいていたしと軽率に着いてきたのが間違いだった。
「悟先輩、そちらの方は」
「野薔薇だよー」
「だよーじゃないですよ」
「釘崎野薔薇です。」
「あー恵の同期の」呪戦 夏油傑 コスプレウィッグ
「どうしたの？顔強ばってたよ、嫉妬？可愛い」
「違いますけど、私が人見知りって先輩知ってるじゃないですか」
「知ってるけど、嫉妬の1つくらいしてよ」
これか、これが伏黒の言ってた奴か。
「……気を付けろ胸焼けするぞ」
最初はそんなに甘いもの食べないわよと思っていたが、胸焼けするのはこの甘い雰囲気だったわけね。
いや、納得してる場合じゃないわ。
デートついでに自分の生徒を紹介してんじゃないわよ、公私混同もいいとこか。
「あの」
「いつも先輩がお世話になってます」
「え？」
「悟先輩に無茶苦茶言われてないですか？この人すぐに滅茶苦茶言うから……大人に見せかけた大きな子どもなんですよ」
「ねぇ、僕いるの忘れてる？テーブルの下で僕の服の袖つまみながら言うセリフじゃないよね」
「つまんでないです」
「なら見せよっか？野薔薇見てみて」
「いや、見せなくていいです。あんたのプライベートなんて知らないわよ」
「えぇ……二人とも冷たくない？」呪戦 釘崎野薔薇 ウィッグ