クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

漫画「君たちはどう生きるか」感想

2018-05-01 | 本と雑誌

 京都では、たくさんの 古書店 に

立ちよりました


 京大前の、古本屋さんに 立ちよったさい、

ふと

思い出したのは・・


 去年(2017年) 「君たちはどう生きるか」

が、

リバイバルブームを 

おこしていて


おどろいたことです

 

 今から、20年前、うちのチットが ドハマリした

名ちょ(著)

「君たちはどう生きるか」・・

 

80年前に、出版された

この本を、

 ほぼ・忠実に 再現した マンガが、去年、けっこう

売れたらしい

 

「いい機会だから~」

マンガを 読んでみた・チット

は、

ホッとしたようすで

言いました

 「内容が、変に軽くなってないか・・?

心配してたけど、

原作との違和感は なかったよ

 作者が伝えようとする、核の部分は、

そのまま 

原文で のせてある」(チット)

 

 もともと、この本は、よしのげんざぶろう(吉野源三郎)

という、

へんしゅう(編集)者によって

書かれました。

 

 本の主人公は、戦前の、中学生の 男の子で、 

彼の

心の成長を 追いながら

「人間の あるべき姿」を

読者にも 

ていじ(提示)する

 

 そういう・いと(意図)をもって、書かれたそうです・・。

 

 時は、だい(第)二次世界大戦 の、直前


世の中は、

暗くて 

とっても きゅうくつ(窮屈)・・

 

 そんな時にいや、そんなときだからこそ

これからの日本を生きる

若い人に、

良しつ(質)な 考え方

示したい

 

吉野さんは そう考え、この作品を 世に送りました 




<いいところを、引用してみます


 「 まず、肝心なことは、いつでも自分が 本当に感じたことや、

真実心を動かされたことから

出発して、

その意味を考えてゆくことだと思う。

・・・

 いわれたとおりに 行動し、教えられたとおりに

生きてゆこうと 

するならば、

君は いつまでたっても

一人前の人間には なれない。」


 「 たとえちゃんとした自尊心を持っている人でも、

貧乏な暮らしを していれば、

何かにつけて引け目を感じる

というのは

免れがたい人情なんだ。

 だから、お互いに、そういう人々に 余計にはずかしい思いを

させないように、

平生、その慎みを忘れては いけないのだ。

人間として、

自尊心を傷つけられるほど

厭な思いのすることはない。

 貧しい暮らしをしている人々は、その厭な思いを 

なめさせられることが

多いのだから、

傷つきやすい自尊心を

心なく傷つけるようなことは

決して してはいけない。」


 「 偉人とか英雄とかいわれる人々は、

みんな非凡な人たちだ。

普通の人以上の能力をもち、

普通の人にはできないことを 仕遂げた人々だ。

普通の人以上だという点で、

その人たちは、みんな、

僕たちに 

頭を下げさせるだけのものを

ちゃんと もっているんだ。

 しかし、僕たちは、一応はその人々に 頭を下げた上で、

彼らがその非凡の能力を 使って、

いったい何をなしとげたのか、

また、

彼らのやった 非凡なこととは、

いったい 何の役に立っているのかと、

大胆に質問してみなければいけない。

・・・・・


英雄とか偉人とか いわれている人々の中で、

本当に 尊敬ができるのは、

人類の進歩に

役立った人だけだ。」


 「 一筋に 希望をつないでいたことが 無残に 

打ち砕かれれば、

僕たちの心は

眼に見えない血を流して 傷つく。

やさしい愛情を受けることなしに

暮らしていれば、

僕たちの心は、

やがて耐えがたい渇きを 覚えてくる。

 しかし、そういう苦しみの中でも、一番深く 僕たちの心に

突き入り、

僕たちの眼から

一番つらい涙を しぼり出すものは、

自分がとりかえしのつかない過ちを 犯してしまった

という意識だ。

 自分の行動を 振りかえってみて、損得からではなく、

道義の心から、

「しまった」

と考えるほど つらいことは、

おそらく

ほかにはないだろうと 思う。」



 「・・・う~ん。。言葉が いちいち・突き刺さるわね

さすが

吉野源三郎

参考になる文章が ありすぎて、、


ほら、見て


20年前に 読んだとき、

 こんなに、何ヵ所も、ページの端を 折ってるの

・・・

私ったら、

よほど 感銘受けたんだろうね~


なんか、、

このころの自分の気持ちを 思い出しちゃった


今より、ずっとまじめに

物事の本質を

見極めよう

って

真剣に 意気込んでいたわ そういえば・・。


 私って、さいきん、心が けがれていたかも・・


いうふうに、

チットは

反省しきりの 再読後・・

 

何年たっても

さまざま・考えさせられる、

昭和の名ちょ(著)なのでした














 

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (とも)
2018-05-01 22:03:04
えーん><。。。私もけがれてしまったよお・・・
立派な色眼鏡こさえて世間見てるよおお > <ヨヨヨ。
でもまだせめて、道義には反してないつもり
この本、たくさん見かけて、ちょっと若い人向けかなあって思ってましたが、社会に出て中っくらいまで生きてきてしまった大人達にとっても、大事なことが書いてあるんですね、きっと。
買おうか迷い中。
ともさんへ🎵 (クリン)
2018-05-01 22:29:21
ともさあん、、
けがれちゃってたのぉ⁉ アアーン
でも、ドウギはOKなんだねウフ

この本、チットはお父さんからもらったから、お父さんが買った時から数えると40年近くたってる古本なんだけど、ずっと捨てないでもちつづけてるよ
としょかんで借りるせんもん(専門)のチットが所有しつづけてるから、良い本なんだと思う。
(マンガのほうは、としょかんで借りてたよ☆買う気はないみたい。)

さっき、キジ書きおえてテレビつけたら、池上あきらさんが「君たちはどう生きるか」を紹介しててびっくらこいたよ。
池上さんも大好きらしいから、おすすめしてもまちがいなさそうだね

チットったら、
「・・池上さんは、けがれないで吉野源三郎の魂をもちつづけてる感じだね・・」って、また反省してたよ

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