クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

飯田龍太・春の俳句

2017-10-29 | 文芸

 クリンたちが、「俳人・飯田蛇笏」の そんざい(存在)

を 知ったのは、

実家のお母さんに

教えてもらったから 

です

 知らなかったけど、俳句の世界では すごく有名な

いいだ・だこつ(飯田蛇笏)


 しかし、その息子、いいだ・りゅうた(飯田龍太)

は、

同じくらい有名な、はいじん(俳人)

だそうで、

 こちらは、「春」を すばらしく・春めかしく

よんでいます


と、いうわけで・・



<飯田龍太・スプリングコレクション

 「 紺絣(こんがすり) 春月重く 出しかな 」


「 竹林の 月の奥より 二月来る 」 


 「 文旦の 実のぶらぶらと 春の町 」

「 花桃の 紅が甘えて 山の雨 」 


 「 樺の花 アイヌは和人より 清し 」


 父・だこつ(蛇笏)と同じ、「俳句の正統」を 引きながら、

さらに、

すなおで わかりやすい

息子・りゅうた(龍太)の句・・

 

昨日、だこつ(蛇笏)の秋の句について

ふれました()が、

 同じ秋の句を よんでいても、より・してん(視点)が

やさしく

おおらか なのが、

りゅうた(龍太)です


 「 海よりも 川なつかしき

晩夏かな 」


 「 草木みな 日暮れやさしき 竹の秋 」


かんかく(感覚)のさいしゅ(採取)

重きをおいた

りゅうた(龍太)は、

冬になると・・


 「 さむすぎて 何事もなき 山の色 」

な~んていう、

シンプルな良句を

生み出します。


 

 「生きた時代の 違いもあるけど、のびやかで いい心の

持ち主だよね

人生の厳しさや哀しみを

詠まざるを得なかった

蛇笏に、

こんな、明るい、いい息子がいたなんて・・


救われる思いが するね


チットが 言いました。



 「 もろこしを 折る音にひびく 至福かな 」

(飯田龍太・夏の句)










 


 





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