セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

肉、肉、肉....

2009年12月18日 | ナミビア
(ここ数日の「ひ」さんによる怒濤の勢いとでもいうべき連続投稿は全てが全て渾身の力作であり、そこに割って入るのはかなり度胸が要りますが、話題が古くならないうちに書き込ませていただきます。)

去る12月15日はナミビア大学オゴンゴキャンパスのいわゆる仕事納め(来月10日まで休みだそうで羨ましい)でしたが、その前の晩には教職員によるEnd Year Partyが開かれました。要は忘年会ですが、私も招待者として参加させてもらいました。(15時開始のはずが1時間以上遅れましたが、もう慣れっこになっていますし、そのくらいなら許容範囲です。)

上はその前に行われたセレモニーの模様で、偉いさんのスピーチやら功労者の表彰式などがありましたが、途中で飲み物(酒類含む)が振る舞われたのが面白いと思いました。

式典は1時間ほどで滞りなく終了し、待ちに待ったパーティーの開始です。特に乾杯の挨拶などはありませんでした。食事はセルフサービス方式で、各自が好きなものを好きなだけ皿に取り、あとはひたすら飲んで食って談笑するのみです。私は肉の入った鍋の多さに驚かされました。

私の取った皿がこれ(上左)です。とにかくこちらの人が食べる肉の量は半端ではありません。(人口より牛の頭数の方がはるかに多い国だからでしょう。パラグアイもそうでした。)サラダはもちろん、米も添え物扱いです。

そして画像上左が2巡目の皿です。私も負けてなるものかと妙な意地を張って肉中心に取りました。(もちろん残さず全部食べましたよ。)ところで皿の右側に乗っている白っぽい(実際には灰色の)ものはといえば・・・・・以前(7月13日の日記に)植物の写真を載せましたが、現地の主要作物であるトウジンビエ(オシワンボ語で「マハング」)の粉に熱湯を加えて練ったものです。(他にアフリカには同様の製法ながらトウモロコシ粉から作る「ウガリ」という食べ物があります。そういえば日本の蕎麦がきも一緒ですね。)今回こちらに来て初めて食べましたが、なかなかに美味です。でも最後まで大量に残っていました。せっかくの御馳走があるのに毎日のごとく食べている主食に敢えて手を伸ばす気にはならなかったのでしょう。

ちょっと惜しまれたのが肉の調理法。量こそ申し分なしでしたが網焼と塩茹しかありませんでしたので。(料理というよりは加熱処理を加えた肉塊と呼ぶべきかも。)ケチャップをタップリかけたのも味が薄かったためです。肉の質は決して悪くなかっただけに勿体ないと思いました。また酒もビール、ウォッカ(ただしソーダ割りの小瓶)、シードル(リンゴの発泡酒)、ウイスキーなど各種取り揃えながら、そこそこ飲めるワインがなかったことも心残りでした。(発泡性で甘口の白、および酸味のやたらと強い赤がありましたが、みんなは後者をコーラで割って飲んでいました。)街のスーパーにて30ナミビアドル程度(400円以下)で手に入る南アフリカ産の赤ワインでもあれば(ミディアムボディで十分)、肉がどれだけ美味しく食べられたことでしょう。まあ無い物ねだりをしても仕方がなかった訳ですが・・・・もし次があれば持ち込もうかな?

ところで先日職場の財務グループからメールの添付書類として送られてきた賞与の支給明細票を見たら、教職員懇親会の積立金として3000円が引き落とされていました。そっちの忘年会に出られるはずがないというのに。カネ返せドロボー!(←セコい)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿