関守石


これは、セラヴィの玄関脇に置いてある関守石。
ドアーのストッパー代わりに使っています。
行きつけの骨董屋さんで見つけたものです。

【関守石】せきもりいしは
止め石・留め石などとも言われます。
茶庭の中にある簡潔な道標で、
露地の飛石の岐路に置いて、粗い縄で結ばれたこの小さな石が、
「これより先へ踏みこんではいけない」
と教えてくれるます。

日本人の優しい気遣いです。

何の知識が無くても
道の真ん中にある関守石は
ここから入ってはいけないと
誰にも分かります。

山歩きなども
分かれ道に一本の枝が道をふさぐように置かれていたら
こちらの道は危ないのだと分かります。

声にしない
静かな心への語りが好きです。

大きな看板など立てなくても
良いのです。

人に大切な事を伝える時は
声をださねば伝わり難いですものが

声や言葉にしなくとも
分かってもらえる形はなんとも良いものです。

人の想いというものは
こうして伝える側
理解する側があれば成り立つことなのです。

多くの説明書きを読むより
または逆に、簡素化された言葉を理解するより
こんな「想いの伝達の方法」の方が
直接的に心に語りかけ
実に簡潔な方法だと思われませんか?



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« うさぎの玄関... 満月 »
 
コメント
 
 
 
何ですか?これ (おがたん)
2007-08-29 00:37:29
こんばんわ~

関守石といわれても???

こんなのが通路の真ん中にあったとしたら、
なかなか面白いものだな、誰か落としたのかな?
いや、置いてあるのか、なら何のため???
まあいいや、持って行って、何なのか聞いてみよ。
私ならそうするかと・・・

立ち入り禁止の結界は、やっぱり何かを張り渡すべきです。
 
 
 
Unknown (管理人)
2007-08-29 01:55:48
おがたんさんこんばんわ
道路の真ん中というと・・・そんな感じかも^_^;
言葉が上手く書かれていませんでしたね。
この関守石は庭の飛び石等にある大きさに合わせてあります。
道路でしたら、やはりそれに見合った大きさがないと
分かり難いでしょうねぇ・・・
きっと岩のような大きさになってしまうかも^_^;
力持ちのおがたんさんでも持ち帰れないかも
『ここから入ってはダメ』のメッセージはその道を阻むものです。きっとおがたんさんの心にも直ぐに響くはずです。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。