不動明王を見たか!!

引き続き阿闍梨(あじ ゃり)さまの法話でのお話しです。

修行僧達がたまたまた山などで出会うと
「不動明王を見たか!」と言い合うのだそうです。
不動明王といえば、怒りを炎にしてお立ちになる。
まるで
罪をもったものは舌を抜かれ地獄に落とされる
閻魔様のように・・・
無知な管理人はてっきりそんな風に思ってました。

たった今調べてみて
「なるほど!!」

以下不動明王について
仏〕 五大明王・八大明王の主尊。
悪魔を下し、仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだく。
菩提心の揺るがないことから不動という。
仏や真言行者によく仕えることから、不動使者ともいう。
猛々しい威力を示す怒りの表情を浮かべ、右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持つ。石の台座にすわり、火生三昧にはいり、火焔を背負っている。
阿遮羅(あしやら)。不動尊。無動尊。

悟りを開く時に
修行僧達が不動明王を見るのだそうです。

そう言う意味だったんですね。

阿闍梨さまは
命がけの苦行を越え
身をもって人の限界を破り
人間のまだ見ぬ潜在能力を引き出し
心の入れ物の身体の大きさを教えてくれました。

心の器の身体は心に見合うだけに
人間の想像超えるくらいの大きさを持つ
 『人間の身体とはこんなにも素晴らしいものだ!』
それを身をもって教えてくれます。
その可能性を教えてくれます。
また削ぎとられていった
人の「愚かなもの」を教えてくれます。

神と人の間に立つお方です。

目の前に見た阿闍梨さまは
ごく普通の方で
威圧する強さもなく。
皆を巻き込んでしまう強いオーラを放つわけでもなく
それでも
神様が人間の身体を借りたなら
こんな風なんだろうと思いました。

普通以外になんと言っていいか・・・
全てを超越してしまった感じなのです。
天才が強いオーラを発するのとは違います。
それをとうに超えてしまったそんな感じです。
静かでいて
それでも人の身体を借りた神に見えます。
上手く言葉に出来ません。

ありがたい阿闍梨さまの法話のお話しの後になんですが・・・

実は管理人は
煩悩だらけの人間が大好きなんです(#^.^#)

管理人は、阿闍梨さまを
素晴らしいお方と心の底から敬意を持っています。
でも
管理人は神様に近づかなくていいのです。
そうなりたいと憧れる所にありません。
もちろん端からその資質の欠けらも持ち合わせない不出来な人間です。

管理人は、
俗世が好きなのです。
人が好きなのです。
迷いが好きなのです。
そんな自分が好きなのです。

可笑しいでしょ?!

人の中にある矛盾が大好きなのです。

だから自分の都合のよい
阿闍梨さまから戴いた最後の言葉を守ります。

「明るく楽しく」

そうです。
これには一生懸命がありません。
一生懸命働きましょうが
ありません。

これでいいのです。
好きなこと
いつも笑顔でいれること
それが何より素晴らしい!!

『今日も楽しく』
この言葉が調理場に飾ってあります。
管理人の大好きな言葉です。

皆さんも
今日も明るく楽しく!!!
で行きましょう!!!!


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