東京プラスチック会館

昭和３０年代後半、セルロイド人形を南米などへ輸出するために、
葛飾区四つ木にあったセルロイド組合の検査場へ、
当時、高校生だった私はミゼットを運転して、
セルロイド人形を持って検査を受けに行きました。
その後、セルロイド組合は台東区柳橋に移り、
こちらでもセルロイドの輸出検査を受けたことがあります。

セルロイドからプラスチックの時代に代わり、
セルロイド組合はプラスチック組合となりました。
私のところも長らくプラスチック組合の組合員でしたが、
塩ビのお面の製造を止めたときに組合を退会しました。
今日、ナカジマさんの紹介で、
古巣の東京プラスチック会館のホームページで、
セルロイド・ドリームのホームページを紹介して頂きました。
http://www.pla-kaikan.or.jp/romantic/index2.html

日本セルロイド史（セルロイド今昔）のビデオは、
プラスチック組合が製作したものです。
http://www.youtube.com/watch?v=2-v_wqTSo6Y&mode=related&search

セルロイドの仕事

太田さんという８０才の女性が読売新聞の記事を見て、電話をくれました。
太田さんは１年前に亡くなったご主人と一緒に、
戦前から墨田区向島でセルロイド玩具を作っていました。
プレス機械を４台持って、プレス職人がセルロイドの成形をしていました。
彩色や取り付けなどは葛飾区四つ木に仕事を出していたそうです。
パープーなどのセルロイド人形や起きあがりこぼしを作っていて、
セルロイドの櫛も作ったことがあると話していました。
終戦後、セルロイドが手に入り難かったときには、
黒いセルロイドで作った鯛でも飛ぶように売れたそうです。

セルロイドの仕事は昭和３０年代初めにやめて、
その後はソフトビニールの人形を作っていましたが、
今は玩具の仕事はしていないとのことでした。
金型はセルロイドをやめたときにすべて処分したそうです。

先日の「ちぃ散歩」も見てくれたようで、
まだセルロイドの仕事をしている私を知ったら、
亡くなったご主人が喜んだろうと言っていました。

ガラ

昨日、成形したミーコをバラして「ガラ」に掛けました。
ガラは竹で出来た大きな筒状の容器で、
その中にミーコを入れて回転させ、バリを取ります。
バリ取りの仕上げは、一つずつ小刀で削ります。

母猫クニちゃん

成形

猛暑が一服して涼しかったので、ミーコを成形しました。
吹き出る汗を拭いながら、水をがぶ飲みしての仕事でしたが、
真夏の仕事は体力の消耗が激しく、バテました。

好評です

ミーコを受け取った方から可愛いと喜ばれ、
懐かしいセルロイド人形をまた手にできて、
感謝していますとお礼を言われました。
ミーコを気に入った方からは再オーダーがありました。
セルロイド世代の年輩の女性からミーコは好評を博しています。

今日の読売新聞朝刊

雨乞い

この夏はエアコンを使わずに来ましたが、
昨日今日の暑さにはたまらず、
一日中、エアコンを付けました。

セルロイドの生地を裁断して、
ミーコを成形する準備をしましたが、
この暑さでは仕事になりません。
雨乞いをしたい気持ちです。

キミちゃんの終戦記念日

読者からの問い合わせが多いので、
金曜日の読売新聞第三社会面「相談室から」欄に、
私の電話番号が載ることになりました。

子猫のときから世話をしているキミちゃんは、
そばに寄ろうとすると逃げて行くし、触ろうとすると引っ掻きます。
そのキミちゃんが今朝は私に身体をすり寄せてきました。
今がチャンスと頭をなでてやると、
初めは耳を垂れて不安げな顔をしていましたが、
やがて気持ち良いのか、目を細めるようになりました。
喉をゴロゴロ鳴らすまで喜んではくれませんが、
やっと心を許してくれたようです。

足りない

「ちぃ散歩」放送後のオーダーは、だいたい発送が終わりました。
「読売新聞」を見た人からのオーダーもかなりあって、
ミーコを追加して作らなくては間に合わなくなりました。
ミーコの手が足りないので、大急ぎで作ります。

不屈のひみつ・ネット版

私とミーコのことが掲載されている読売新聞日曜版
「不屈のひみつ」ネット版はこちらで読めます。
http://job.yomiuri.co.jp/interview/

アクセス

全国紙に載せてもらったおかけで、
北は北海道から南は九州の方まで、
たくさんのお問い合わせがありました。

ＨＰへのアクセスは１０００を超えそうな勢いです。