近頃、隣の透析室にプロレスラーみたいに体格のよい
40代前半の男性を見るようになりました。
たまたま更衣室で一緒になったときに声を掛けてみました。
「透析を初めてから、どのくらい経ちます」
「4ヶ月ですが、もう止めます」
「え!なぜですか」
透析をやめれば、死に直結するだけに驚きました。
「近々、腎臓移植手術を受けます」
「それは良かったですね。でも、移植する腎臓はあるのですか」
「私はまだ若いし、仕事をしなければならない事もあって、
親が腎臓をくれるというので、移植手術をすることになりました」
臓器不適合の心配はないのかと聞いたところ、
今は強引に適合させる技術があるから大丈夫だと彼は言っていました。
私にも腎臓を提供してくれるという人が居ました。
ありがたい申し出に涙が出るほどうれしかったのですが、
「腎臓は要りません」と、きっぱり断りました。
断った理由は、ただ単に手術を受けるのが恐ろしいという女々しさからです。
40代前半の男性を見るようになりました。
たまたま更衣室で一緒になったときに声を掛けてみました。
「透析を初めてから、どのくらい経ちます」
「4ヶ月ですが、もう止めます」
「え!なぜですか」
透析をやめれば、死に直結するだけに驚きました。
「近々、腎臓移植手術を受けます」
「それは良かったですね。でも、移植する腎臓はあるのですか」
「私はまだ若いし、仕事をしなければならない事もあって、
親が腎臓をくれるというので、移植手術をすることになりました」
臓器不適合の心配はないのかと聞いたところ、
今は強引に適合させる技術があるから大丈夫だと彼は言っていました。
私にも腎臓を提供してくれるという人が居ました。
ありがたい申し出に涙が出るほどうれしかったのですが、
「腎臓は要りません」と、きっぱり断りました。
断った理由は、ただ単に手術を受けるのが恐ろしいという女々しさからです。