まったりいこうぜ!!

夏真っ盛り

挑戦状

2010-08-06 | Book
ある日本屋にて一冊の本に出会いました。
本の名前は『ヴィーナスの命題』。
ジャンルは青春ミステリ。

そのオビ裏にて綾辻先生の推薦文が。
先生曰く、

十二分にこの作品を「楽しむ」ためには、「読み解いていく」ことに対する読者側の相応の積極性と、
恐らくはあるレベルの知性・感性が要求される。

なんとまぁ挑戦的なコメントですこと。

しかしここまで言われて引き下がる訳にはいきますまい。
オレの底知れぬ知性と冴え渡る感性で読み解いてやるぜ!

という訳で早速購入、読書開始。

・・・

と、解けないんだぜ!
自分なりの答えはあるのですが、なんだか据りが悪いんですよね。

例えるなら完成しないジクソーパズル。
もうほぼ完成しているんだけど、残っているピースが上手く噛み合わない。
間違ったピースを填めているのか、そもそもピース自体が間違っているのか。
なんかそんな感じ。

と言うかミステリだと思って読んだのがいけなかったのかも。
個人的には青春《ミステリ》というよりは《青春》ミステリっていう感じ。
青春モノだと思って読んでみると、全く違う風に見えて、これが中々面白い。

とまぁ意味不明な感想ですが、興味を持った方は読んでみては。
読み手を選ぶ、もとい賛否両論激しく分かれる部類の本ではありますけど。


しかし著者の真木氏はよくもまぁここまで創り込んだものです。
今年新刊が出るそうですが、果たして前作越えは成るかどうか。楽しみですね。