瑞原唯子のひとりごと

ベニスに死す

2018年6月22日
ベニスに死す。録画してあったのを見ました。おっさんが美少年をストーキングしているうちにコレラにかかって死ぬ話。うーん、説明らしきものがほとんどないうえ、セリフも少なく、おまけに軽率に過去へ場面転換するので、かなり難解。過去の話がまじってるというのも中盤以降でようやくわかってきた感じ。当時のヨーロッパの文化や風俗を知らないと理解が難しいところもあると思う。どういう場所なのか、何をしてるのかとかね。序盤はまずヒゲのおっさんだらけで見分けがつかなくて困惑した。どれが主人公なのかもわからなくなるくらい(笑)。これは自分のほうの問題なんだけどね。相貌失認とまではいかないけれど、人の顔を覚えるのがめちゃくちゃ苦手なので。そんなこんなで序盤30分は退屈で何度見るのをやめようと思ったことか。話が頭に入ってこなくてただ流し見ているだけの状態で。ホテルに滞在してるんだなということがわかるくらい。30分くらいしたらようやく美少年登場。ここから30分くらいひたすら美少年を目で追う時間(笑)。で、おっさんはモラル的にやばいと思ったのかいったん逃げ帰ろうとするけれど、荷物に手違いがあってホテルに戻ってきて。それからはだんだん遠慮がなくなっていくというね。美少年をホテルで眺めてるだけじゃなくて町までつけ回すようになったり。ピアノのシーンは接触しようとしたけどうっかり失敗した感じ? それで懲りたのか声をかけずにストーキングしてるだけという。接触は1時間40分たってからようやく一度頭をなでただけ。コレラの話を聞いたときに絶対このおっさんかかってるよね…と確信した。水夫と青果店の女主人ってこのおっさんが関わった人たちなんだろうなと。ビーチでフルーツ食べてたし。美少年の頭をなでたときに移らなかったのかなと心配したけど、それは大丈夫だったらしい。でもビーチで死んだらまわりの人たちに移るんじゃないかな…運んでる人がやばいよね…近くにいた美少年にも移ったりしないのかな…。美少年はマジ美少年。セーラーカラーの服を着ているときは中性的だし、詰め襟の服を着ているときは禁欲的で耽美だし、ビーチで着ていたつなぎの水着(?)は性的でやばい。前も後ろもね、けっこう形が出ててね。おっさん見てるー! 逃げてー!! とか思ってた(笑)。実のところ、おっさんが美少年に恋したという単純な話じゃなくて、芸術家として美しいものを美しいと認めるとか、モラルに縛られないとか、殻を破るとか、いろいろ深い話があるんだろうけど、自分はそこまではよくわからなかったです。多分、3回くらい見ると理解できるのかもしれない。見ないけど。

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