瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

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選択と後悔

2018-09-24 22:06:56 | 随想
これを選ばなきゃ良かった。あれにしとくんだった。ってなことがありますな。あれかこれかでの選択で失敗することはよくあることです。後悔先に立たず。ですが後悔は人生につきもんですからな。後悔しない生き方をしたほうがいい、という考え方が一般でしが、後悔するからこそ人生は味わい深いともいえますわな。

とはいうものの、出来れば後悔なんぞしたくはない、てのが人情でしょう。なに、簡単なことです。今の間違いを認めりゃいいんです。間違いを過去に持ってくから後悔するんです。

あの時、あれを選んでおけば……って間違えたのを「あの時」のせいにするから後悔になるんですからな。
間違いは常に「今」にあることにすりゃ後悔なんてありません。でしょ?

間違えた、ってならその選択が活きるような行動をしていない「今」が問題なんですわ。修正しようのない過去に間違いの原因を押し付けても仕方がありません。間違いは「今」にあるんです。そして「今」だから修正も出来ます。

ですがね、人ってのは間違いを認めたがらないもんでしてね。認めるにしても過去の自分が間違えたことにしておきたいわけです。今の自分は正しいと思いたい。往生際が悪いですな。

選んじゃったもんはしょうがない。あとはそれを活かすだけ。そう努めるほかすることなんてありゃしません。なんかおかしいってんなら今を修正することです。選んだその時を後悔したところで今のおかしさが是正されるわけじゃありませんからな。

後悔なんぞしてる場合じゃありません。自分の選択は常に正しいんです。選択ののちその選択が正しいように行動していくんです。
過去を生きたところでしょうがないですからな。今を生きてりゃ後悔なんぞあり得ないってことです。

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