関係性は巡り廻る。自分が他人にしたことはいずれ自分に返ってくる。やさしくすればやさしくされ、傷つければ傷つけられる。それは同じ人から返ってくるとは限らない。別の人から返ってくることもある。関係性は網目のごとく繋がっている。それが実感である。いつどこから自分のしたことが返ってくるのか見当もつかない。ただ循環していると感じるばかりである。だから私は自分を犠牲にしない。自分を犠牲にすれば他人に犠牲を強い . . . 本文を読む
私たちは形ないモノに形を与えるために生きている。芸術はわかりやすい例だが芸術に限ったことではない。日常生活そのものがそうである。行為すれば何かを形作るのだから。私たちは毎日何かを形あるモノに変換している。自分が形を与えたモノ。それは自分自身である。自分自身を別の形に変えたモノである。自分とはこのような存在であったのか、とあらためて自分を思い知る。自分とは何者か。形ないモノに形を与えながら私たちはそ . . . 本文を読む