ラジオで広島や長崎での原爆関連の話が目立って来ている。
平成世代にはどう聞こえているのだろうか。推測してみた。
「アメリカが、非人道的な爆弾を広島に落とした。広島県人が大量(超大勢の意)
に殺害された。」
バブルのころ中学生だった人たちや、平成生まれの方たちは、アメリカが加害者
で、広島が被害者と感じるに違いない。
メディアはそう取りかねない報道を、紋切型で繰り返している。
政府は、この間にどんどん風化していくのを期待して、ダンマリをつずけているよ
うに思えてしょうがない。
ここで原爆が落とされなかったら、どうなっていただろうか、を推測してみよう。
アメリカのママを、思いやってみましょうよ。
せがれが日本と戦っているのだ。隣のジョンの戦死が昨日届いたんだよ。
どう思う?。なかよしの隣人が泣き伏しているんだよ。なんかひとこと言わなけ
りゃ。
つらいよねー。もしかしたら、うちのせがれの知らせも明日に来るのでは?。
この間、日本軍はアメリカ兵を何人殺すのだろうか。
つぎは日本の東京を考えてみよう。
空爆に、やっと生き残った孤児のことを考えてみよう。
空爆はさらに強まり、何か月も続く。
さ迷い歩くなんてのは、2日がいいところだよ。耐えられないよ。
このうち何人が生き残れるんだろうか。
日本をものすごい勢いで復活させた働き手は、何人生き残れたのだろうか。
この働き手がいなくなったことで、日本の復興は何年遅れるのだろうか。
もしかしたら、今日の「勝ち組」の日本には、なっていないのではないだろうか。
日本国政府は、この日を「反省の日」とし、国会議員一同、広島の日の黙とうの
次にもう一回、反省の黙とうをしなければいけないはずだ。
負けを認めたくなかったために、何人の国民を殺してしまったか、何人の外国人
を殺してしまったか、一時期だが、そういう国であったことを反省しなければ。
反省を続けなければ、またやりかねないからね。